よしもとニュースセンター

この夏、最注目のワークショップが「TOPPA!!」。芸人はもちろん、クリエイターやアイドル、ライブスタッフなどを目指している、興味のある人たちのために、丸1日かけて行われるこのイベント。新喜劇メンバーなど、実際に活躍しているプロから様々なことを学び、なんとその日のうちに舞台デビューできるというものです。

8/27(木)、会場となる大阪・大丸心斎橋劇場に集まった参加者たちは、全員大きな夢を抱いた人たちばかり。その表情には期待と不安、緊張など、様々な感情が浮かんでいます。いよいよワークショップが行われる会場に入ろうとすると、メンターを担当する芸人が扉を開けてお出迎え。参加者はハイタッチをしながら中へと進みます。全員が会場に入ったところで、オリエンテーションがスタート。

「TOPPA!!」総合演出の、まちゃあきが登場し、参加者への激励のあと、全員で「TOPPA!!」のポーズを決め、ワークショップに突入。まずは参加者全員で行う『歌』のワークショップです。Chika＋を講師に迎え、早速スタートしますが、まだ始まったばかりということもあり、参加者たちはどことなく緊張気味。でも、声を出し、歌っているうちに、徐々に緊張もほぐれてきたようです。途中で何度も「TOPPA!!」ポーズを決めながら、盛り上がったままワークショップは終了。

引き続き『アイドル』のワークショップが始まります。ここで登場したのが3人のアイドルたち。かわいい衣装に包まれたメンバーのセンターには、なんと新喜劇のアイドル（？）未知やすえ姉さん。本物のアイドル、ミライスカートの2人を従えて、歌うはピンクレディーの名曲「UFO」です。講師はChika＋に加えて、ダンス担当としてエグスプロージョンのおばらが登場。参加者たちはアイドルの歌い方、ダンスを習い、グループに分かれて披露しました。

次はいよいよ『新喜劇』。参加者全員が台本を持ち、新喜劇に挑戦します。清水けんじ、吉田裕、松原真也といった現役の人気メンバーたちが、トークだけでなく、実際の動きなどを交えながらレッスンを進めていきます。ステージに立ち、セリフを話すという、普段はなかなかできない経験に参加者たちも緊張した面持ち。新喜劇メンバーは、体の向きや間のとり方など、ステージに立つ上での注意点を細かにチェック。セリフを間違えた参加者にはすかさずツッコミ、笑いが欲しいときにはボケるなど、さすがはプロといった技術を見せてくれます。終始和やかなムードで爆笑も起こるなか、あっという間に時間が過ぎ、一旦昼食休憩に入ります。

午後一発目のワークショップは『ダンス』。午前中のワークショップと同じく、こちらも全員が参加して行われます。講師は午前中に引き続きおばらが担当。次々に新しいダンスを教えていくおばら。参加者はそれぞれが動きをリピートしつつ、自分なりに覚えていこうと一生懸命です。

ひと通りできるようになったらテンポアップ。さらにまた新しいダンスをレッスン。腕の上げ方ひとつとっても、ただ上にするだけでなく少し体をひねるとポーズが美しく決まる、上げていない手にもしっかりと意識を向けるなど、細部にまで気を抜かないようチェックが入ります。時間が進むにつれ、ダンスに没頭していく参加者たち。真剣なまなざしで全員がおばらの動きを見つめています。習ったダンスを全員でリピートして、レッスンは終了。最後には全員キレのいいダンスを見せていました。

引き続き『漫才』のワークショップが始まります。注目のコンビ、タナからイケダが講師として登場。内容は、参加者同士がコンビを組んで「夏の思い出」というネタ台本の穴埋めを考えるというもの。各自コンビが決まった後、講師の模範演技が行われます。しっかり笑いをとるタナからイケダの2人。参加者からは拍手が起こります。そして10分間のネタ合わせ。ネタを考える前にコンビ名で悩んでいる人が多いようで「そんなので時間を使わんといてくださいよ！」とツッコミが。そうこうするうち、台本を見ながら真剣にネタ合わせを始める参加者たち。しゃべりだけでなく、動きを確認する人や、中には壁に向かって練習をするコンビも。

そしていよいよネタ見せの時間がきました。一生懸命考えたネタを演じる参加者たち。プロ顔負けのネタを見せるコンビがいるかと思えば、セリフを間違う、勢いだけで乗り切ろうとするなどなど、それぞれの個性が出たネタが次々と披露されました。

10分の休憩を挟み、ここからはコース別のレッスンがスタート。参加者たちが各自志望するパートに分かれ、講師からレッスンを受けます。全体でのワークショップに比べると、より少ない人数で講師と向き合えるとあって、参加者たちの真剣度はさらにアップ。朝からここまでに学んだことを総動員し、より高いレベルを目指してレッスンが続きます。ステージ上では『新喜劇』と『ライブスタッフ』志望の人たち、舞台前では『ダンス』志望のメンバー、会場の外では『アイドル』『歌』の参加者など、それぞれが会場中を使って、レッスンに没頭しています。この個別レッスンは、この日最長の90分。内容が濃く、参加者たち全員が充実した時間を過ごしました。

いよいよ本日のメインイベント、ショーに向けてリハーサルが始まります。歌、ダンスを含め、全員が参加する新喜劇の稽古がスタート。照明や音に合わせて、動きやステージに出るタイミングなどを細かにひとつずつチェックしていきます。参加者はもちろん、講師の面々も真剣な表情。このショーにかける意気込みがひしひしと感じられます。とは言え、リハーサル中も終始笑いが絶えず、雰囲気は和気あいあい。ショーのクオリティを少しずつアップしていきます。

リハーサルが進むにつれ、ステージ前のスペースには椅子が運び入れられるなど、徐々に開場のムードが高まります。本番前、最後の通し稽古がスタート。ここで総合演出のまちゃあきのダメ出しが。声が小さいことや、もらった役をしっかりこなすのを意識することなどを全員に伝えます。そして役ごとに細かな指示を出し、いよいよ開場の時間が来ました。

客席にはたくさんの人たち！ ショーがスタートします。まずはプロのステージから。参加者たちも客席から見学します。MCのダブルアートが呼び込んだアイロンヘッドは、ウルトラマンの叫び声コントなどで爆笑をさらいます。続いて登場したのが堀川絵美。元バスガイド芸人として美声を使った女子合コンネタを披露。三番手はタナからイケダです。女子マネージャーと先輩の畳み掛けるようなボケ＆ツッコミに会場は大爆笑。さすがの実力を見せつけます。

続いては歌。ワークショップで講師を務めたChika＋がホイットニー・ヒューストンのアイウィルオールウェイズ・ラブ・ユーを圧倒的な歌唱力で歌い上げ、会場中を魅了します。そしてアイドルのワークショップを担当したミライスカートが歌ったのが「ロケットラブ」。いつもは4人ですが、この日は2人で登場。かわいいダンスと明るく力強い歌声を会場に響かせます。続いてはダンスワークショップのエグスプロージョン。キレのいい動きとハイテンポのリズムにのったダンスで会場中を盛り上げます。ここでプロのステージは終了。ついに参加者たちの出番です。

オープニングから参加者たちは大活躍。まずは激しいダンスを披露。そしてうどん店を舞台にした新喜劇が始まっても、カップルやお年寄り、夫婦、テレビスタッフなど重要な役どころを見事に演じ切ります。各自が稽古したボケも見事にハマり、会場は大爆笑。歌担当の参加者たちの美声も会場中に響き渡ります。ライブスタッフも全力で舞台を作りました。全員が今日身につけたことを存分に出し切ったステージは、客席も大盛り上がりでラストへ。

最後はステージ上に参加者全員が勢揃い。観客とスタッフから温かい拍手が贈られます。そしてまちゃあきの総括。「未経験者も多かったのに、1日で本番までできたっていうのがすごい！」とみんなの頑張りに脱帽です。さらに、通し稽古でダメ出ししたことで本番がとても良くなっていたと絶賛。「感動した、ありがとう！」というまちゃあきの声に会場からも拍手が！

そして仕事の都合でギリギリの参加になった新喜劇の新名徹郎も「いつか舞台上でいっしょに仕事できるようになれば」とエールを送ります。朝から続いたワークショップもいよいよエンディング。最後に全員で「TOPPA!!」ポーズをキメて無事終了しました9/6(日)の東京まで、まだまだ続く「TOPPA!!」。未来のスターたちの熱いステージは絶対に見逃せません！

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