よしもとニュースセンター

10月６日（火）に大阪にて、７日（水）～８日（木）に東京にて『山田菜々×シソンヌコラボレLIVE～一意専心、真摯に取り組みます！～』を開催するシソンヌと山田菜々。

そもそも、なぜこのライブを立ち上げることになったのか？　今年７月、埼玉県・大宮ラクーンよしもと劇場を盛り上げる"大宮セブン"に加入した山田菜々が、シソンヌとのコラボでどんな一面を見せるのか？など謎のベールに包まれたライブについて、３人にインタビューを敢行しました。


（シソンヌ・じろう／山田菜々／シソンヌ・長谷川忍）

――今回のライブはそもそも、どういういきさつで開催されることになったんですか？

じろう　僕が元々、菜々ちゃんのことが好きで。番組とかでよく好きだと言っているのを観ていた社員さんが「菜々ちゃんと何かやりませんか？」と声をかけてくれて。「じゃあ、やります」というところから始まりました。

――山田さんのどんなところがお好きなんですか。

山田　聞いたことないから、私も聞きたいです～。
じろう　..................どうっすかね？
長谷川　スッと出して来いよ！　そこは!!
じろう　（笑）だって、誰かを好きになるときってそんなもんでしょ？
長谷川　うるせーな！　何か理由あるだろ!!　第一印象でいいなと思ったんだよな？
じろう　そうそう。菜々ちゃんだけが、僕の目にバッと飛び込んできたんです。
山田　ふふふ。私はこのお話をいただいたとき、是非やってみたいなって。シソンヌさんとコントしたいなって思ったんですよね。
じろう　その言い方、ちょっと嘘くさくない？
山田　嘘くさくないですよ！　この前の単独（今年月に東京・恵比寿エコー劇場で開催した『シソンヌライブ［quatre］）を観に行かせていただいたんです。シソンヌさんのことはそれまでももちろん知ってたんですけど、ちゃんと観たことはなくて。生でコント観るのもそのときが初めてやったんですけど、めっちゃ面白くて。で、DVDもいただいたのですぐ観ました。面白かったです。
長谷川　それはよかった。僕ら今まで女優さんお２人とコントやったり、オアシズの大久保（佳代子）さんと一緒にやらせてもらったりしたことがあって。そのときはいい化学反応っていうか、結構、感触がよかったので今回もすごく楽しみです。一方的に観ている感じだと、菜々ちゃんはポテンシャルが高い印象なので特にね。
山田　......（顔をしかめる）。

――山田さん、ちょっとプレッシャーを感じているんですか？

山田　はい。一緒にコントをやるのは楽しみですけど、お２人のああいう感じに入れるのかなって。
長谷川　ああいう感じって？
山田　いろんな種類の、全然違う人たちを演じていたじゃないですか。ビックリしたし、今回もあの中に入れるのかなと心配で。......だから、ちょっとだけ心配していて欲しいです！
じろう　（笑）。
長谷川　そっか、そっか。こんなに何本もコントやるのは初めてなんだもんね。そりゃあ緊張するよね。
山田　そうです。でも......大丈夫。いつも"もう大丈夫"って思うときが来るっていうか、どこかで吹っ切れるので大丈夫です。

――山田さんは今年７月、大宮セブン入りして、同じ大宮セブンのGAG少年楽団とのコントを舞台でやりましたよね（http://news.yoshimoto.co.jp/2015/07/entry38153.php）。あのときは、GAGさんの元々のコントに山田さんが入るかたちでしたけど。

長谷川　そうだそうだ。今回が初めてじゃないもんね。
じろう　ウケたの？　そのとき。
山田　ウケてましたけど、私はいっぱいいっぱいで楽しむ余裕はなかったですね。１日３回やったんですけど、３回とも同じようにできなくて。今はいいタイミングやったなっていうのもあるし、もうちょっと早く言えばよかったなぁって思った瞬間もありました。
長谷川　その違いがわかるだけでも、だいぶ勘がいいよ。普通はわからないからね。そうなると......今回とんでもないことになるなぁ！
山田　（笑）変なプレッシャーかけるのはやめてください～！

――（笑）現時点では、どんなことをやる予定ですか。先ほど山田さんからコントをやるとの言葉も出ましたけれど。

じろう　そうですね。コント３本くらいと、僕らのコントに菜々ちゃんが入ってもらうものを１本くらい。あと、コーナーみたいなことをやろうかなって思ってます。自分らのライブでもそうなんですけど、いろんなパターンのコントをやるのが好きなので、役割を色々と変えていこうかなと。菜々ちゃんは特徴的な声をしてるので、それを使ったコントとかも考えたいなと思ってます。
長谷川　特徴的な声って......そう言われたら、何をやるか察しがつくんじゃない？（じろうを観て）菜々ちゃんに「キャー！」って言わせたいんでしょ？
じろう　そう。志村けんさんが若い女優さんと一緒にやるようなことをやりたいですね。は～、ようやく白塗り、着物姿でコントできますよ。
長谷川　それじゃあ、バカ殿じゃん！　まんまやっちゃダメだよ！
山田　（笑）。
長谷川　でも、「キャー！」って言わせたい気持ちはすげぇわかる。「キャー！」って言われるのって、ちょっと楽しいじゃないですか。

――............え!?

じろう　わはははは！
長谷川　男は楽しいもんなんですよ！

――ははは！　ただ、山田さんの新しい扉を、今回のユニットでシソンヌさんが開けるかもしれないなとは思いました。

長谷川　それは期待しといてください。そういうコントを書くのが、じろうは上手いですから信頼してもらいたい。
じろう　はい。よしもとって色々とやらせるから、菜々ちゃんは今、大変なことにいっぱい挑戦していると思う。だからこそ、今回コントを頑張って、ドラマとかバラエティ番組をつくってる人が観に来てくれて"山田菜々っていいね"って思ってもらえるように。で、菜々ちゃんが深夜番組のコントコーナーに出てくれたりしたら......僕、やってよかったなって言えるんじゃないかなって思うんです。
長谷川　送り出しちゃってるじゃん！　俺らはその深夜番組にいないの？
じろう　菜々ちゃんがちょっとでも上に行ければ！
長谷川　まぁまぁ......確かに活動の場が広がる機会になればいいですよね。

――ぜひそのコント番組が、３人で実現する日が来ることを願ってます！　まだ開催までに時間はありますが（註：インタビューは９月中旬に敢行）、台本のできあがりはいかがですか？

じろう　まだ全部はあげてないですね。
長谷川　ただ、先ほどこういうことをやろうと考えていますっていうことは伝えました。
山田　楽しみですねぇ～！
長谷川　楽しみって。さっき、「はぁ～～大丈夫かなぁ」って言ってたじゃん！
山田　（笑）それは緊張してるからですって。ただね、私、台詞を覚えるのがめちゃ苦手なんです。GAGさんとやったときも、本番直前まで舞台袖に台本を持って行って、はけるたびに確認してました。

――シソンヌさんのコントって台詞量が多いイメージですけど、台詞の覚え方についてアドバイスはありますか。

じろう　どうだろう？　２人だと会話の順番が決まってるから楽なんですよね。まぁ、物語の流れとか展開が頭に入れば、台詞は自然と出て来るようになると思いますよ。僕はガッチガチに台詞を書きますけど。
山田　......ふぅ～～～！
じろう　（笑）難しいことは言わせないから、大丈夫だよ。僕も人のコントをやるとき、"これは長い台詞だな"とか"覚えられないなぁ"って思うから、極力覚えやすくするから。
長谷川　そうそう。あとは稽古だね。そこで練習すれば大丈夫。

――これから稽古に入って、さらにチームワークを深めていくと思うんですが......今、お三方はどれくらいの距離間なんですか？

じろう　僕は『げいにん！』（１・２）のお手伝いをしてたので、菜々ちゃんとは知らぬ間に話せるようにはなってたんですけど、ガッツリ喋ったことは今までなくて。今日、この前にあった僕らのインターネットラジオ番組（K'zStation『おしゃべりやってま～すＤ』）に告知で来てもらったのと、単独に来てくれたときに挨拶したくらいですね。
長谷川　今日のラジオ番組の収録でちょっと喋った感じだよね。でも、昔から知り合いだった気分......っていうのは言い過ぎだけど、そんなに違和感ないというか。歳も離れてるんで可愛い姪っ子みたいで、オジサン心も親心も感じたりしてますけど、僕は。
じろう　僕は......しっかり１人の女性として観てます!!
長谷川　いや、気持ち悪いよ！
山田　ふふふふ。

――せっかくの鼎談なので、稽古前に何かお互い訊いておきたいことはありませんか。

じろう　（しばらく考えて）......じゃあ、好きな男性のタイプは？
長谷川　恋愛解禁になったって言ってたもんね。タイプ......あります？
山田　そうですねぇ。１人でなんでもできる人がいいですよね。
長谷川　それって、山に１人で行って１～２日間、生活できるとかそういうこと？
山田　そういうことも乗り越えられるというか。自分のことが全部できるのは当たり前で、それプラス私をかわいがってくれる人がいいなぁって思います。
長谷川　な～るほど！　社会的にも一人前の男じゃないといけないってことね。
じろう　（小声で）......よしっ！　よしっ！

――じろうさんがなぜか手応えを感じてます（笑）。

長谷川　いやいや、どっちかと言ったらなんもできない人じゃん！　パチンコとお笑い以外は、０点に近いようなヤツが「よしよし！」じゃないよ！　芸人にねぇ、菜々ちゃんのタイプのような人はまずいないです。
山田　えぇ、そうなんですか。でも、芸人さんは素敵やと思いますよ。
長谷川　本当？　そう思ってくれてるのは嬉しいけど......。そういえば菜々ちゃん、同世代より年上の落ち着きある人がいいって言ってたよね？
山田　はい。40歳前後でもいいです。
じろう　すごい！　僕、今年で40歳です！
長谷川　いやいや、37歳じゃん。その擦り合わせ方は逆にダサいよ。
山田　うふふふふ。
長谷川　まぁ、こんなふうにじろうには菜々ちゃんへの愛があるからね。映画とかでも監督が女優さんのことを好きであればあるほど、いいものになるって聞くし、じろうも今回その状態に入ってると思う。だから、いいコント書いてくれるはずだよ。
山田　本当ですか？
じろう　はい、任せてください!!!

――じろうさんってこんな「任せてください」なんて言うキャラでしたっけ？　なんて言うか......今日はすっごくボケてくれているというか......こんなじろうさん、初めて観るんですけど（笑）。

じろう　............（笑）。
山田　え、そうなんですか？
長谷川　うん、こんなにふざけるヤツじゃないもん、じろうは。すごくマイペースだから喋らないときは全く喋らないんだけど、菜々ちゃんがいるとすげぇ喋ってる。こんなポップなじろうを引き出してくれるのは、菜々ちゃんくらいだよ。
山田　うふふ......それはそれで嬉しいです。

――シソンヌさんにとっても、今回、山田さんによって新たなる扉を開けることになりそうですね。山田さんは何か訊いておきたいことはありますか？

山田　えぇ～、なんやろう？（と、しばし考えて）おいしいご飯屋さん、教えてください！
じろう＆長谷川　ふはははははは！
長谷川　大阪から上京して、まだ半年も経ってないんだもんね。何が好きなんだっけ？
山田　焼き鳥です。
長谷川　じゃあ、稽古終わりにみんなで行こう。いいところあるから！
山田　やったー！

――じゃあ、焼き鳥でさらに親睦を深めつつ。今回は大阪１公演、東京３公演ですが、ぜひこのコラボレーションは今後も続けてもらいたいなと思ったりもします。

長谷川　ぜひ続けてやっていけたらいいですね。菜々ちゃん的にはまず今回やってみないと、だね。
山田　そうですね。
長谷川　まぁ、女性が入るだけで世界観は変わるでしょうし、普段、僕らがやってる『シソンヌライブ』みたいな面も多少はあるかもしれないですけど、相方はおそらく普段できないようなコントを出して来ると思います。僕らも菜々ちゃんも初挑戦みたいなものが観られると思うので、ぜひ観に来てください。菜々ちゃんファンもぜひ。何より、菜々ちゃんへの愛がありますから面白くなるはずです。
じろう　そうですね、はい！......舞台にデッカいハートを上げてやろうかな。
山田　あはははは！
長谷川　くだらねー！　でも、"あいつ、舞台を私物化してる！"って思うのは、ちょっと面白いかもね（笑）。



●ライブ情報
山田菜々×シソンヌコラボレLIVE～一意専心、真摯に取り組みます！～
＜大阪＞
日時：10月６日（火）18時30分開場／19時開演
場所：イエスシアター
＜東京＞
日時：10月７日（水）18時30分開場／19時開演
　　　　　 ８日（木）16時30分開場／17時開演　19時30分開場／20時開演
場所：マウントレーニアホール渋谷

チケット：前売3500円／4000円
※マウントレーニアホール渋谷のみ、会場にてドリンク代別途500円かかります

チケットよしもとにて発売中!!


【シソンヌ】【山田菜々】