"さいたま"を盛り込んだ漫才や企画で大盛り上がり! ヨイショマンとの対決も!!『「えんにち祭りフェスティバル~90分ネタスペシャル」supported by さいたまの皆さん』
9月20日(日)埼玉県・さいたま市民会館おおみや 大ホールにて『「えんにち祭りフェスティバル~90分ネタスペシャル」supported by さいたまの皆さん』が開催されました。
大宮ラクーンよしもと劇場を中心に活躍する「大宮セブン」のメンバーである、えんにち。今年7月、さいたま市"住みます"芸人にもなり、望月リョーマは以前から移住と、大宮へ密着して活動を続ける彼らが初めて、同市にて単独ライブを行なうことになりました。
シルバーウィークまっただ中ということもあってか、小さいお子さん連れから年配の方まで多くの方が訪れた中、舞台下から登場した2人。大きな拍手に包まれる中、「本日はご来場いただきまして、誠にありがホーゥございます」と挨拶しながら彼ららしいボケを入れつつ注意事項を呼びかけます。
オープニングVTR後、再び、舞台下からせり上がって来た2人。
新しい衣装で登場したアイパー滝沢は、望月が「2回もせりあがってくる人、ほかにいないよ?」にツッコまれると、会場設備の使用料金について説明し始めます。「こんな機能もあるんだよ! お願いします!」との声で、舞台中央がまわり始めると湧く会場。そのまま漫才を続けようとするアイパー滝沢を望月が制します。
「たくさん来てくれてますけど、やっぱりさいたまの人が多いんですかね? さいたまだという人!」という呼びかけに、8割が挙手。アイパー滝沢は「みんな親戚みたいだね」と親近感を示しました。
その後は、漫才を。「さいたまのいいところはいっぱいある。海ない、空港ない、目立った温泉ない。何もないのがいい」と自虐的に発言すると、地元の方々から大きな笑い声が。また、心配事をテーマに、えんにちらしい切り口で勢いある掛け合いを見せます。
アクション映画のシーンをやってみようというネタでは動きも激しく、映像を途中に挟むという斬新なネタではトンファー・りゅーじも映像内に出演と、まさにお祭りらしい展開で大いに楽しませました。
漫才後はアイパー滝沢が所属する編み物サークル「ニット男子部」の面々が登場。編み物に触れる機会の少ない男性に、もっと編み物を楽しんでもらうために月1回、持ち寄って編み物をしたり、ネットを使っての編み物PRをしたりと、幅広く活動しているそうです。
メンバーの作品を紹介。スヌードやベストなど力作ばかりの中、アイパー滝沢はキャラクターを活かしつつ、ちょっぴりファンシーさも感じさせる「釘バットカバー」というコミカルな作品を紹介します。
また、「4人で合わせ技を披露します」と宣言して見せたのは、曲に合わせて。毛糸の先に仕掛けたクラッカーを鳴らすというパフォーマンス。ちょっとタイミングは合わなかったものの、大技をやってのけたメンバーのみなさんは笑顔を浮かべました。
続いては、同県出身のモデル・前田希美さんとのゲームコーナー。
名菓「十万石まんじゅう」を使ったキャッチゲーム、さいたま名物モノボケなどを、アイパー滝沢と2人で挑戦します。モノボケではアイパー滝沢がアドバイスして、前田さんが披露するもクリアならず、罰ゲームとしてゴムパッチンが。「埼玉、全然関係ないじゃん!」とクレームを入れるアイパー滝沢に、客席の子供から激励が。「あいよー!」と答える余裕も見せながらも、ゴムパッチンの衝撃に驚き、しばらくかたまっていました。
ここで埼玉県盛り上げヒーローの「ヨイショマン」が登場!
「埼玉にはいろんなゆるキャラがいるんだヨイショ~! ヨイショマンも正直ゆるキャラです!」とアピールする中、さいたま市北区のゆるキャラ「ぼんサイくん」、県のマスコット「コバトン」、アイパー滝沢自作のキャラクター「パーさん」によるジェスチャーゲームで、アイパー滝沢とヨイショマンが対決することになりました。
ジェスチャーに必要な動きがなかなかできないゆるキャラたちに、回答者の2人も四苦八苦。ぼんサイくんの動きをコバトンが助けるなどの連携プレーもありつつ、ヨイショマンが勝利!
アイパー滝沢が罰ゲームを受けることになったのですが、「ヨイショマンの罰ゲーム」と言い間違えてしまった望月にバトンタッチ。怖がる望月が何度も片方の端を離すため、ヨイショマンも罰ゲームを受けてしまったりと、わちゃわちゃとした展開になりました。
さらに今年7月、越谷市立東越谷小学校で開催された『第一回 東っ子漫才大会』(http://news.yoshimoto.co.jp/2015/07/entry38204.php)に出演した小学生漫才コンビ3組がネタを披露。この大会は非常に反響が大きかったそうで、彼らがさまざまな場で漫才していることが校長先生から報告されると、「僕らもその仕事、連れて行ってください」と懇願する望月でした。
盛りだくさんだった単独ライブは、いよいよ漫才で締め。えんにちらしい展開とネタ運びで、プロの貫禄を見せつけます。
エンディングでは「もっと応援していただけるようにがんばります」(望月)「さいたまにはえんにちがいる、と言われるようになりたいです」(アイパー滝沢)と、ますますの飛躍を駆けつけてくれたお客様に約束しました。
終演後、物販コーナーに現れた2人。アイパー滝沢による編み物グッズほか、これまでの作品を収めたグッズカタログ『アイパー滝沢の仁義なき編み物』をアピールすると、多くの人だかりができていました。
その後、2人を直撃し、感想を聞きました。
「1300人入るような大きな会場でイベントができるということだけで、開催前からテンションが上がっていて。むちゃくちゃ楽しかったです」(アイパー滝沢)「お客さんも家族のような感じですごく温かかった。ありがかったですね」(望月)と充実した笑顔を見せます。「お客さんがどれくらい入るかも心配だったんですけど、600人とか700人とか来てくれたみたいで」(アイパー滝沢)「ルミネtheよしもと(のキャパは)超えたいなと話していたので、よかったです」と集客にも安堵の様子。
今後の目標としては「さいたま市に功績を残して、大宮駅東口に銅像を建てたい」(アイパー滝沢)「漫才をとにかくやりたいですよね」(望月)と返答。岡山県観光大使の千鳥が県知事と漫才を披露していることを告げると、「それ、いいですね。僕らも市長と漫才やりたいです」(望月)「千鳥さんをパクります!(笑)」(アイパー滝沢)と意気込みつつ、「大宮ソニックシティなどほかにもいろんな会場があるので、そこでもライブをやりたいですし、ここの小ホールもね。身の丈に合った会場でやりたいですよね」とアイパー滝沢。望月も「そうですね。とにかく、さいたまを代表する芸人になれるよう頑張ります!」と気を引き締めました。
【えんにち】