ウリズン桜、初単独ライブ"サクラマツリ"開催!
「秋に咲かせます、満開の桜。」として9月22日によしもと沖縄花月で、ウリズン桜の初単独ライズが開催され、会場はウリズン桜のオール新ネタ披露の熱気に盛り上がりました。
ウリズン桜の初めての単独ライブを応援しようと駆けつけた人々で観客席はほぼ満席状態。シルバーウィーク中ということもあり、若年層&ファミリー層中心のファンが集結し、初ライブの行方を見守りました。
オープニングはウリズン桜の仲宗根俊介の『引っ越し』を話題に、本人の地元の浦添市の"あるあるネタ"でさっそく沸く会場。また、ウリズン桜のツッコミ、ヤースーの母親名を出してのイジリで、ヤースーの動揺を誘い、コミカルな言動を披露するヤースーに会場は温かい笑いで包まれました。
次に『ウリズン桜のガチンコ柔道対決』と称し、ビデオでのネタを披露しました。柔道着をまとい登場した仲宗根俊介とヤースー。どちらが強いか3本勝負の対決をおこないました。1本目の勝負は、組みあいによる力勝負。放送しょっぱなから、へっぴり腰で勝負に挑む仲宗根の姿に観客からは早くも笑いと歓声が上がります。ですが勝負は、いかにも柔道経験者のような体系なヤースーが、力技で押し倒しあっけなく勝利。力技に豪快にコケて倒れる仲宗根。1本目の勝負は、ヤースーが奪いました。
ビデオでのコントの後は、再び舞台にウリズン桜が登場。童話の内容をパロディー化し、海に釣りにやってきた仲宗根が釣った小さな魚をキャッチ&リリースしたところ、海の神様に扮したヤースーが現れ、大きな魚を仲宗根に渡します。海に投げ入れた物が豪華になって戻ってくると考えた仲宗根は、ライターや靴、お金など次々と海へ投げ入れ期待に胸を膨らませます。
しかし、海の神様は、100円ライターはチャッカマン。お金は同じ額の新札に、靴は新しいハイヒールというように、期待からズレた物を渡します。そのやり取りとヤースーが扮装する、なぜかすごくにこやかな表情の神様のファニーフェイスぶりが会場の子供たちに受け、舞台そでからヤースーが出てくる度に大笑いが起きていました。
ビデオコント第2段『ウリズン桜のガチンコ柔道対決』2本目は、どうしても勝ちたい仲宗根がヤースーにハンディを要求。ヤースーは"グルグルバット"で回ってから勝負をする展開に。仲宗根の思惑どおり"グルグルバット"により平行感覚を狂わせたヤースは、組みあうのも難しい状態。そして仲宗根を掴もうとしてよろけ、勝負2本目の結果は仲宗根が勝利を収めました。
お次は『ユタとお化け』を題に、ユタ役の仲宗根の元にお化けに扮するヤースーが「どうすれば、人間が怖がってくれるか教えて欲しい」と相談にくる設定のコントを披露。仲宗根が、ヤースーに「一発ギャグを会場に降りて一般のお客さんへ披露してみて。反応を確かめれば良い」と提案。久しく一発ギャクを行っていないらしいヤースーは、急な無茶ブリに動揺しながら、ウリズン桜結成初期に作ったという一発ギャクを披露しました。
それを見た仲宗根の乾いた笑いに、よけいに焦りを募らせていたヤースーに仲宗根がさらなる試練を与えます。客席には、ヤースーの家族も応援に駆け付けていたため、ヤースーは、母親の眼の前で一発ギャクを行うことに。披露したギャグを見た母親の感想が「涙がでる」だったため「どっちの意味よ~」と悩むヤースーとからかう仲宗根のやりとりに会場は爆笑と拍手が響いていました。
『ウリズン桜のガチンコ柔道対決』の最終戦は、よしもと沖縄エンターテインメントカレッジの後輩、恩河玲奈を仲宗根が助っ人に呼び、2対1の対決となりました。2人がかりでヤースーに勝負を挑み、激しく応戦するヤースーでしたがこの勝負、恩河の勝利。ウリズン桜の出した答えは「恩河玲奈の勝利~」ということになり、ガチンコ柔道対決の結果となりました。
ライブの後半は、沖縄の地元ネタ満載の漫才が行われました。
ウリズン桜結成7年となるが、養成所で出会い、コンビを組んだため意外と仲宗根はヤースーのことで知らないことが多い。そこで「ヤースーを知ろう。」と独自の心理テストを用意していました。
「母親に買い物を頼まれた場合、3つの内、どのスーパーに行く?」の質問に、ヤースーが「かねひで」とスーパー名を答え、どのような心理状態が分かるのかと尋ねると仲宗根が「あなたの家の最寄りのスーパーが分かります」とボケてみせました。
2つめの質問が「現在台風13号が直撃している場合の過ごし方」です。「DVDを借りて見る」、「友達と居酒屋さんに飲みに行く。」、「家族とボウリングに行く。」の3択の中からヤースーが選んだ答えは「映画が好きなのでDVDを借りて家で見る」。
その回答から何が分かるのかと今度も聞いてみると、仲宗根は「台風14号が来た時の過ごし方」とまたまたボケてみせ、「これ心理テストじゃない」とヤースーのツッコミが入り、会場は大爆笑でした。その後もヤースーの好みの女性をラブレターを貰った女性の名前から、判断するテストでは、ヤースーがタレントの安田美沙子さんを思い浮かべて回答した「ミサコちゃん」には沖縄の歌い手、古謝美佐子さんを例えに示し「そっちのミサコちゃん~!?」ともだえる様にまたまた会場は爆笑でした。
最後の心理テストの質問は、ヤースーが相方、仲宗根に思っていることをあらわにするというもの。ヤースーの回答「いつもありがとう。これからも色々あると思うけど、2人で一緒に乗り越えていこうね」と一言。回答を聞いてニヤニヤ顔の仲宗根から、何を表わす質問なのかを告げられたヤースーは「はじかさよ~」と大慌て。仲宗根は「キモーイ」と最後の質問を締めくくり、会場に集まった観客の笑いを誘っていました。
次はテレビ番組に出演するなら...の設定でキャラクターのネタを披露しました。仲宗根がヤースーのぽっちゃり体系から想像する様々なキャラクター名を勝手につけ、マッチングしたキャラクター名でお客さんを沸かせました。
最後に仲宗根が「ウリズン桜M-1グランプリ1回戦突破しました! 次に向けて頑張ります。」とうれしい報告をし、ウリズン桜の初単独ライブ『サクラマツリ』は終了となりました。