海洋堂×吉本新喜劇コラボレーションのフィギュアをお披露目!「京都水族館×海洋堂×吉本新喜劇プレミアムトークショー」開催
10月15日から開催される「京都国際映画祭2015」と「京都水族館」が京都の街を盛り上げるべく、さまざまな共同イベントが開催中です。館内ではアーティストによる立体作品の展示や映像作品の上映、京都水族館限定フィギュア、映画『ローレライ』 6m以上にもなる潜水艦の撮影用プロップなども展示が行われています。10月4日(日)には、熱狂的なファンを持つ日本有数のフィギュアメーカー『海洋堂』の魅力に迫る「京都水族館×海洋堂×吉本新喜劇プレミアムトークショー」が催されました。株式会社海洋堂 代表取締役社長・宮脇修一氏、吉本新喜劇から芸能生活50年を迎えた池乃めだかと、島田珠代が参加。司会はアートに造詣の深い、おかけんたが務めます。
アートユニット「淀川テクニック」の作品が吊るされた大水槽の前でイベントを実施。まずは、「京都水族館に訪れたことがある?」という話題からスタート。宮脇社長は、限定ガチャ企画のため京都水族館オープン前から何度も取材で訪れていたそう。池乃めだかが「僕ね、2回目なんですよ。去年、来ました」と答えると、すかさず司会のおかから「去年ということは、水槽でメダカになって泳いでいたということですね?」と突っ込みが。いやいやと否定の表情を浮かべた池乃は「孫らと動物園へ行く予定が休演日だったため、予定を変更して水族館にしたんです。偶然です」と正当な理由を返すも、「はっきり言って、猫は魚好きですもんね」と池乃の持ちネタ・猫芸を交えさらりとおかが返し、集まったお客さんの笑いを誘っていました。島田珠代は「祇園花月があるので京都にはよく来るんですけど、こんな素敵なところがあるなんて」と、はじめての京都水族館の雰囲気にうっとりした様子でした。
模型店から出発した海洋堂は、今や業界トップのシェアを誇り、多種多様なフィギュアを作り出してきたことで有名。「動物やヒーローもの、少し前は美少女フィギュアが大流行していましたが、今はどんな人気があるんですか?」という、おかから質問が挙がりました。宮脇社長によると「博物館のフィギュアで仏像や埴輪、歴史ものや美術品関連などアート系」。さらに、「魚(の外見)はフィギュアと相性がいい。置物としてすごくフィギュアに向いている」という専門家の視点を交えてコメントともに、日本の水族館では限定ガチャを扱っていないところがないくらいに人気が広がっているとこを教えてくれました。海洋堂では、「北は北海道から南は山口県までの水族館」を網羅されているそうです。そして今後は、「太陽の塔」フィギュアの販売予定があるとのことで宮脇社長から、「本物は70mありますが1/150スケールで50cm」とかなりのビッグサイズになると明かされました。"関西の人は「太陽の塔」を好きな人が多い"というイメージから「一家に1個飾ってください!」と宮崎社長はことばに熱を込めアピールしていました。
フィギュアといえば、池乃めだかのそばに置かれている等身大のフィギュア。今年で芸歴50周年を迎えた池乃を祝して作られたそう。フィギュアの横に並んだ池乃をしげしげ見つめる島田から「フィギュアの方が背高くないですか?」と池乃が頼んだのではないかと疑惑が向けられましたが、「台があるから」と、おかがフォロー。宮脇社長によると「これを基に型を取るので、少し大きい。というのも、1回型を取ると5%縮んでしまうから」というのが真実でした。加えて「身長150cm以下だと材料費が安く済む」という、ぶっちゃけ情報も伝えられました。
1体50万円(!)、限定10体販売の等身大フィギュア製作には、相当な時間が費やされています。東京にある専門スタジオで360度ぐるりと池乃めだかの3D撮影を行い、そのデータがドイツの製作メーカーに送られできあがります。海を越えてやってきた自分自身のフィギュアに池乃は「苦労したんやな」と労いのことばをかけ、プロジェクトの壮大さを実感していました。使用方法については、「玄関口に置いたらご利益がありそう。お金持ちになると思う!」と島田。「背くらべ」の道具に利用するなどユニークな案も出ていました。「限定フィギュアなので、きっと取り合いになるんちゃいます?」と宮脇社長は人気に自信をのぞかせていました。
さらには、お手頃な手のひらサイズ、吉本新喜劇×海洋堂コラボレーション・ガチャガチャフィギュアの販売予定も明かされました。島田珠代を模したものは、新ギャグ「Tバックダンス」を踊っているバージョン。「飾っていただくんじゃなくて、鞄の中に入れていつも珠代と一緒にいてほしい」と熱烈PR。「ガチャガチャなので何が出るまでわかりません。珠代が出るまでお金をつぎ込んでくださ〜い、チーン」とだめ押しも。島田ほか、池乃めだか、内場勝利など全6種、販売予定価格400円(税込)で第3弾まで予定されています。第1弾は12月発売予定。
最後に「ネクタイなんか外してもらいたいな〜」とおかが池乃にパスを出すと、「とうとう俺を怒らしたな。俺が頭にカッと血が上ってネクタイ外したら、どうなるか知っとるのかい! 長さが一緒や」と、お馴染みのギャグで集まったお客さんを大いに笑わせていました。
イベント終了後に行われた囲み取材では、それぞれの感想が述べられました。今回の等身大フィギュアの企画について池乃めだかは、「感謝の気持ちでいっぱいです。たまたま運良く、頑張っていて気がついたら50年経っていたということなんですが。フィギュアやトークイベントを企画してもらい、今日ほどよかったなと思ったことはありません」と感慨深げ。島田珠代は「フィギュアになるのはすごくうれしい。めだか兄さん同様、ここまで頑張ってきてよかったな。わたしも大きなフィギュアを作ってもらえるように、これからも頑張ってみなさんを笑かせていきたい」と決意を新たにしていました。宮脇社長は「水族館でフィギュアのプロジェクトの発表会ということに驚きました。とんでもないな、と。でも自分がこどもの頃から見ていた吉本新喜劇を、フィギュアという形で発信者になれる。こんな面白いことはない!」と喜びを露わにしていました。それを横で聞いていたおかは「これだけ芸人が揃っていて、1番しゃべりがしっかりしているのは宮脇社長」と反省の色を見せていました。つづけておかは、「これからも続々と周年を迎える新喜劇の俳優さん・女優さんが出てくるので、またできたら」と期待のコメントを寄せました。「これが成功したら、次につながりますからね」と、宮脇社長から池乃へのプレッシャーがかかります。
つづいて島田に「自分のガチャガチャフィギュアをポケットに入れて持ち歩いてほしい男性はいますか?」と突っ込んだ質問が向けられました。「いるんですけどね〜、実らないんですよ」と残念がりながら「1回、送り付けてみます」と、"恋の必勝アイテム"になるのを願っていました。
フィギュアは、京都国際映画祭の最終日10月18日(日)まで京都水族館で展示中。その精巧さは、世界的な人気を誇るフィギュアメーカーのものならではです。ぜひ、そっくりっぷりを確認しに行ってみてください。