ゲストのピース・又吉が次々アドバイス! 井下好井の『熱血漫才ファイターズ』ライブレポート
10月15日(木)、東京・ルミネtheよしもとにて、井下好井の『熱血漫才ファイターズ』が行われました。
オープニングVTRに続いて、サンパチマイクの前に登場した井下好井の2人。
前回に引き続き、今回もゲスト出演する又吉直樹(ピース)ですが、前回は井下好井を知らずに足を運んだ客もいたそうです。
そこで好井が「僕らのこと知らん人もいるかな?」と客席に問いかけると、挙手する人がチラホラと。
井下好井(左から、好井まさお、井下昌城)
そんな話題での導入でしたが、やはり好井が「この間、子供生まれたんですよ、双子」と9月28日に誕生した双子の女児について切り出し、祝福の拍手を浴びます。
同時に泣き出したり、「姉は右、妹は左」といった授乳での"利き乳"の話など、双子ならではの興味深いエピソードを披露する好井。
そうしたトークに続いて、これから漫才を6本することを伝えた好井は、「僕らのことを知らん人は全部新ネタですもんね。6本のなかで1本でも面白いと思ったらまた来てください」とお願いしてから、漫才へ。
「新しいネタ3本と、ガンガンにやってるアリネタ3本」(好井)との前振り通り、お馴染みのネタもありつつ、好井の心の叫びとも受け取れるセリフが飛び出すなど、コンスタントに爆笑が沸き起こりました。
ライブ後半は、ゲストの又吉を混じえた3人でのフリートーク。
まずは、井下好井がネタ作りしている会議室に又吉が顔を出し、アドバイスする...といった関係性を明らかにします。
その上で、舞台袖から今日の漫才を見ていたという又吉は、「賞レースを一回忘れたら、最後のは印象に残るな。面白かったし、もっと残酷なこというて欲しい」と、売れてない先輩芸人に対し、好井が不満、愚痴をこぼすネタを称賛。
すると井下は「あのネタ、僕めっちゃムズいんです」と自分の立ち位置の難しさを吐露し、それを受けて又吉は「好井が(愚痴を)言えば言うほど、お前は言葉ないかもしれんけど、お客さんに...」と言いながら、なんとも言えない表情で客席に微笑みかけます。
こうして、井下好井が意見を求め、又吉がアイディアを出すといったトークが進められ、「(漫才は)日常の自分に近い言葉でやってんのが一番ええよな。好井が愚痴るみたいなのがネタになって、井下のリアクションみたいな」(又吉)と井下好井の芸風を再確認する場面も。
そんな又吉ですが、唐突に「俺はどうしたらいいかな?」と不安を口にします。
意外とも受け取れる発言ですが、好井によれば、『火花』が身長くらいまで積まれてた書店に出くわした又吉は、「『火花』死ぬほど売れ残ってる」と不安を露わにしたシーンがあったとか。
また、10月4日に放送された井下好井出演の『下がり上がり』(フジテレビ系)にて、好井は又吉をダウンタウン・松本に見立ててシミュレーションをしてから収録に臨んだそうですが、ほとんどカットされたといった逸話や、営業先でぞんざいな扱いを受けた時の対処法などを又吉に相談します。
さらに、漫才の最後にオリジナルのフレーズやギャグなどを言い放って終わりたいとの願望を語る好井。
例えば、好井の頭部に、井下が左手を添え、その上から右手で「おーい!」と言いながらツッコむことを提案し、実演も試みますが、ツッコむ側の井下は「初めて聞いた(笑)」と戸惑いを隠せません。
そこで又吉は、「もう帰る」と井下が一人でハケてしまい、「もう帰るんだって!」と好井が後を追いかけてハケるといった終わり方などを提案し、実演。
他にも、芸名の改名も議題に上がり、又吉からは"好井オリンピック""井下五輪"といった案も出ます。ちなみに又吉は、人が集まりそうだからという理由で"又吉万国博覧会"への改名を一時考えたとか。
終演時刻が迫ったところで、来年1月後半の開催予定という次回『熱血漫才ファイターズ』へ向け、井下好井から又吉に、三度ゲスト出演をお願いします。
そして好井から「こいつ、ツッコみで疑問形ふってくるんですよ」という井下への不満(?)が噴出し、その対処法を考えたりと、時間いっぱいまで議論を深める面々でした。
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