よしもとニュースセンター

10月29日（木）、東京・国立新美術館にて『「ニキ・ド・サンファル展」特別イベント』が開催され、「ニキ・ウィーク応援サポーター」に就任した渡辺直美が出演しました。

戦後を代表する美術家のひとりであるニキ・ド・サンファルさん。少女時代に過ごしたアメリカや母国・フランスの抽象絵画に影響を受けるなどして、独自のスタイルを築き、1961年に絵の具を入れた缶やオブジェを石工で付着させた画面に銃を放つ「射撃絵画」を披露。一躍その名が知られるようになると、女性の表象への関心から「ナナ」シリーズを発表します。1980年代からはニキ美術館創立者の故Yoko増田静江さんと交流を持ち、日本でも特殊な関係を築いていました。
昨年、フランス・パリのグラン・パレで開かれた大回顧展には約60万人が来場。そしてこの度、12月14日（月）まで同美術館にて開催中の本展は、ニキの生誕85回目を記念してのもの。日本初公開の貴重な作品も展示されています。
さらに、本日はニキさんの誕生日。これを記念して、明日30日（金）まで「ニキ・ウィーク」開催中ということで、応援サポーターである渡辺直美がお祝いに駆けつけたのでした！

ナナ風の衣装で登場した直美。オブジェを前に「どこからどう見ても、私。だから、応援サポーターは私がやらないとダメだなって思いました」と挨拶。ニキさんの作品を観て、「すっごくカワイイ！　色が奇抜でファッションとしても洋服にしたらカワイさが増すんじゃないかな。作品を洋服にしてみたいなと思いました」と語ると、司会者から「じゃあ、ハロウィンにそのコスチュームを着てください」とのオーダーが。「いいですね。今年のハロウィンは、これで行きたい！」とノリノリです。

生前、若かりし頃のニキさんが『VOGUE』のモデルだったと聞かされると「そうなんですか！」とビックリ。「モデルもやっていたり、洋服もプロデュースしている直美さん。同じアーティストとしてどんな印象を？」と聞かれると、「まぁ、アーティストとして言わせてもらいますけどぉ」と設定に乗っかりながら「色使いが本当にすごいですよね。こんなにいろんな色を使っているのに、まとまっているのがすごいなと思います」と感心します。
「ナナ」シリーズは、ニキさんが妊娠した友人の姿からインスピレーションを得て生まれた作品だそうですが、「私、妊娠はしてないですけど、似てるなと思うところがたくさんある。女性らしい丸みがステキで、すごく好きです」とかなり気に入った様子。展示も鑑賞したそうで「パワーがあってすごい。思った以上にデカいですよね。一気に観られるなんて貴重です！」と感激しきりでした。

ニキさんと同じく10月生まれの直美。「28歳になったんですけど、ちょっと大人になったなぁくらいであんまり実感は湧かないですね」と語ります。毎年、芸人の先輩や後輩が祝ってくれるそうですが、「誕生日にはみんなのサイン色紙がもらえるんですよ。これを５枚集めたら時計を買ってくれるらしくて。"どんな時計、買ってくれるんですか？"って聞いたら"G-SHOCKだ"って......。ちょっと思ったのは違うなぁと思いつつ、今３枚もらったので５枚集まるのを楽しみにしてるんです」と笑顔を見せました。

報道陣からは、自由を象徴する女性像である「ナナ」シリーズにちなんで「自由を感じていることは？」との質問が。
「私、自由にやらせてもらってるんで。モデルさんとかタレントさんは食べることも抑えていたり、マネージャーに怒られるとか言ってますけどね。好きなだけ、ご飯を食べられる自由があります。誰も止めません！」と返答。「最近、ジムに通っているそうですが、ダイエット目的ではないんですか？」と聞かれると、「そうですね。ジムに通っているのは痩せたいからじゃなく、この体型のまま筋肉をつけたいからなんです。目指すところは力士です！」と宣言すると、笑いが起こりました。

「みなさん、ニキさんの作品を観て元気になっていただけたら嬉しいです！」と直美がアピールする『ニキ・ド・サンファル展』は12月14日（月）まで開催中。また、ニキさんの作品の世界的コレクターであるYoko増田静江さんの生涯を綴ったノンフィクション作『ニキとヨーコ』（NHK出版 刊）も発売中です。ぜひとも足を運んでください！



【渡辺直美】