よしもと沖縄芸人4組のライブ「サゴテン団の箱」第二弾
10月21日(水)よしもと沖縄花月にて「サゴテン団の箱New case.2」が開催されました。「サゴテン団の箱New」とは、よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ(通称YOEC)の3(サ)期生、5(ゴ)組、10(テン)名で結成されたグループ。現在は、ありんくりん、オーシャン、カシスオレンジ、魁バーバリアンの4組で構成されており、今回で2回目の企画ライブとなります。
毎回趣向を凝らした企画が好評で、今回のオープニングチャレンジは"早口言葉"。1人づつフリップを引いて、そこに書かれたお題を早口で言うというもの。失敗したら罰ゲームが待ち受けています。
各々、フリップに書かれた内容に「難し過ぎるだろ!」や「絶対噛む!」など自信なさ気。そんな中、ありんくりんの比嘉は、引き当てた『クリスが屏風に上手に坊主の絵をクリス』というお題に「何回相方の名前言わないといけんば!超イヤだ!」と嘆き、会場の笑いを誘っていました。また、今回は1人での参加となったカシスオレンジ仲本は、相方不在の理由について「映画の撮影で。ただピンのネタも考えてきたので皆さん今日は絶対笑ってくださいよ!」と気合十分でした。
最初に挑戦するチャレンジャーを決める時、真っ先に手を上げたのは、魁バーバリアンの与儀。普段から滑舌が悪いとイジられているのに「滑舌、自信あるよ、俺」となぜか自信満々に立候補。ところが、コンビ名の"魁"が入ったお題にもかかわらず結果は見事失敗でした。
続いては、オーシャン稲福です。お題は『日に日に比嘉しにヒゲ濃い日に日に』。「なんかイケる気がする」と語っていた通り見事に早口を3回達成し、会場からは「お~!」という歓声と拍手が起こっていました。が、お題でイジられた、比嘉は「日に日に濃くなる!?濃くないよ~」と腑に落ちていない様子でした。
見事に罰ゲームを回避したメンバーが出て、次の挑戦者にも期待が高まりましたが、続く魁バーバリアン砂川、ありんくりんクリスと続けざまに失敗。特に砂川は1回も言う事ができず、会場からは苦笑いがこぼれていました。悪い流れを断ち切ろうと、続いて挑んだカシスオレンジ仲本でしたが、そもそもお題の"刺繍(ししゅう)"という読み方に自信が無かったことを暴露され、動揺したのか、こちらも失敗に終わってしまいました。
続いて挑戦したのはオーシャンの新垣。女性ファンにも好評だという低い声で見事に早口言葉をクリア! 相方稲福がクリアしているのでプレッシャーもあったのか、クリアの合図が鳴ると大げさに喜びを爆発させていました。最後の挑戦者となったありんくりん比嘉。開始前に「クリスはしにアメリカー。クリスはしにアメリカー」と、持ちネタの相方いじりで、早口言葉の練習をし、会場から笑いがおこっていました。結果は、練習の甲斐無く失敗に終わりましたが、その独特のキャラクターとしゃべり口調で終始笑いを誘っていました。
7名中早口言葉をクリアしたのはたったの2名。しかも2名ともオーシャンだったことから罰ゲームはオーシャン以外のメンバー全員という結果になりました。全員が内容を知らされていないという罰ゲームはなんと『ネタ中に一回以上アントニオ猪木のモノマネ』。この後、披露するネタ中に組み込まないといけないとあって、ありんくりん、カシスオレンジ仲本、魁バーバリアンの面々は動揺を隠せない様子でした。
まず最初にネタを披露したのは、ありんくりん。比嘉の独特のキャラクターとクリスの外国人いじりのお約束ネタがふんだんに盛り込まれ笑いが絶えないネタでした。注目されたアントニオ猪木のモノマネは、比嘉演じる沖縄おじさんが「元気ですかー!元気があれば何でもできる!」とアゴを突き出しながら披露していました。
続いてネタを披露したのはオーシャンの2人。こちらは2名とも早口言葉をクリアしたので罰ゲームは対象外でしたが、新垣が急に「バカヤロー!」とモノマネを披露し、予想外の展開に会場は大爆笑でした。
3番手にネタを披露したのは、ピンで登場したカシスオレンジ仲本です。趣味である闘牛をネタにしたクイズ形式ネタを披露していました。ネタの冒頭、クイズへの意気込みをアントニオ猪木のモノマネで披露していました。最後に登場した魁バーバリアンの砂川も「歯を食いしばりなさい!」と、与儀にビンタをはって無事に罰ゲームを達成していました。
ネタ披露の後は、全員登壇しての"即興エピソードトーク"。本人たちとは関係の無い物について即興でエピソードを作り上げ披露するという恒例企画です。各々フルフェイスヘルメットやヤカン、何に使用するかすら分からない切り替えスイッチなど、無茶なお題に対して苦しみながらも即興で話を作り上げ披露していました。中には感動するようなエピソードも披露され、一風変わったトークライブに会場のお客様は大満足の様子でした。
"即興エピソードトーク"終了後にはYOEC1期生のガジラー江藤と結局最後まで被り物を外さず正体を明かさなかった謎のクマも登場し1期生のネタライブ"一期一会"の告知を行っていました。告知後にすぐ舞台から降りた江藤を魁バーバリアンの与儀が呼び戻し、急きょ早口言葉に挑戦するハメに。結果は思った通りの失敗でしたが、最後までアドリブや、急きょの展開が多く、普段練習に練習を重ねたネタとは違った面白さのある企画ライブとなりました。