よしもとニュースセンター

10月25日（日）、東京・文化学園大学にて『第２回 夫婦、カップル、親子 男女で楽しむニットイベント』が開催され、アイパー滝沢が広瀬光治さんとトークショー「男同士で語る編み物の魅力」を行ないました。

こちらは、NHK・Eテレにて放送中の『すてきにハンドメイド』が主催。昨年に続き、行なわれたイベントでは夫婦、カップル、男女などさまざまな男女のペア約130人が参加。第一部ではニット界の貴公子として知られる広瀬さんとアイパーによるトークショーが、第二部では「２時間半で学ぶ編み物」をテーマとして、ドイツ人のニットデザイナーであるベルンド・ケストラーさんによるワークショップが開かれました。

広瀬さんに招かれて登壇したアイパー滝沢。自身を「売れてませんが、芸人をやっています。僕を呼ぶなんて、NHKさんも思い切ったことをしましたね」と自虐的に語ると、会場からくすくすと笑いが起こります。

「普段はどんな活動をされているんですか？」と聞かれると、「コンビで活動してまして」と説明しながら大きく映し出された宣材写真を指して「相方です。めでたく離婚しました。僕もドギャルにフラレて傷心してます」と情報（？）を挟みつつ、同期にハリセンボンやしずる、後輩にはオリエンタルラジオがいることを補足。「今は大宮駅東口の近くにある、大宮ラクーンよしもと劇場というところに月８割出ています」と語ると、広瀬さんは「アイパーさんは埼玉県出身なんですよね？　私もさいたま市出身なので、今度観に行きますね」と声をかけます。


その後はアイパー滝沢の作品を紹介。
手編みのフルフェイスについて、「これは細編みですね」と編み方を観る広瀬さん。「そうです。僕の周りにバイク芸人が多いので被ってもらえるかなと思ってつくったんですけど、これ被ってたら捕まるわ！と言われました」と笑います。また、彼の代表作であるチャカカバーについて「金属が当たるとお腹が冷えるので、あったかいほうがいいかなと思って編んだ」と説明すると、広瀬さんから「『毛糸だま』（編み物の雑誌）に連載しているんですけど、そこに載っていて。ぶっ飛んだものをつくっているなと思っていたんですよ。これ、ヒモで結ばれていることによって落とす心配がなくていいですね」とお褒めの言葉を。「そうなんです！　本当にそう！」と、アイパー滝沢のテンションも一気に上がります。
同じく代表作・ドスケースでは色使いについて聞かれると「あまりこだわってはいないんですけど、なるべくポップな感じにはしたいなと思っていました」と説明。また、マフラーがむち打ちカバーになることを実践で説明すると、会場からは笑いが起こりました。




『第25回ホビー大賞』で「ユニーク賞」を受賞した"目出し帽"について、広瀬さんは実際に手に取って「立体的になっていて......中心から編んでいるんですね」と細かくチェック。アイパー滝沢が「目の部分はやり方がわからなかったんで、毛糸を切って穴を空けました」と説明すると「切ったんですか？　穴を空ける編み方をしたのなら誉めようと思ったのに！」と発言。「え？　編み方あるんですか？」と食いつくアイパー滝沢は「今度、ぜひ教えてください」とお願いしていました。

「編み物をしない人からもすごいねって言われる作品」と紹介したのは、日傘。「持ち手カバーを付けているところに、優しさがにじみ出てますね」と広瀬さん。また、「１つ自慢なんですけど、編み図を見たのは先のほうだけです。ほかの作品も編み図なしです」と説明すると、参加者から「へぇ～、すごい」と感嘆の声が湧きました。
さらに、広瀬さんにオーダーされてネタを披露。普段とは違う雰囲気の中でとあって緊張気味のアイパー滝沢でしたが、おなじみの極道ネタで笑いを起こしました。


『すてきにハンドメイド』は、アイパー滝沢が今、出演を目標としている番組。長年出演している広瀬さんに「先生、１つよろしくお願いします！」と頭を下げます。
また、広瀬さんが着用されていた自作のニットをまじまじと見つめて「すごい！」と感嘆。「僕の作品は丸と四角の編み方を応用しているだけなので、意外と簡単にできるんですよ」と言う彼は独学で編み物を修得。「今後どんなものをつくりたいんですか？」と聞かれると、「もちろん衣装もつくりたいですね。今つくっているのは車カバー。かけたらパトカーになって駐禁取られないっていう」と返答。広瀬さんに「ははは！　大作ですねぇ」と声をかけられ、「仕事につながるものをつくりたいなと。売れたら、梅宮辰夫さんにマグロケースを贈りたい」と壮大な野望も明かしました。


「女性が発想しない編み物ができるはずだから、男性ももっと編み物をしてほしい」と言う広瀬さんに「無心になってできるというか。細かいものをつくっているとテンションが上がるんですよ。やったことない人はめんどくさそうとか言いますけど、編み方１つ覚えればできるので簡単。僕は編み物をやれてよかったなと思いますよ」と魅力を語るアイパー滝沢。広瀬さんは「ものづくりが好きなんですね。私が初めて編んだのは、手袋で。40年以上経ってもなお編み物もしているんですけど、作品ができあがったに高揚感がある。かたちになったのを観るとうれしいんですよね」と同調しました。


第１部終了後には、会場外に展示されたアイパー滝沢の作品を見入る参加者が。特に、男性の方が足を止めて、作品を見入っていました。




【アイパー滝沢】【えんにち】