トータルテンボスが沖縄芸人たちとトークライブ!「喋人(しゃべりんちゅ)」
10月12日(月)、よしもと沖縄花月で『トータルテンボストークライブ「喋人(しゃべりんちゅ)」』が開催されました。颯爽と登場したトータルテンボスの藤田憲右、大村朋宏のふたりは、普段やってる漫才やラジオとは違った雰囲気から人が来ないだろうと思っていたと告白。「半分くらいかなと思ってたんですけど、やっぱり半分くらいでしたね」と自虐的な笑いを誘っていました。
遅れて劇場に入ってきたふたりの女性客を見て、「着席するまで待ちましょうかね」と笑顔の二人。急いで座った女性客に対して藤田が「腕時計止まってた?」といじると、大村が「沖縄タイムですよ」とツッコミをいれていました。
舞台ではトークライブが始まると、客席に「質問とか、どんな話が聞きたい、とかある?」と投げかけるトータルテンボス。一人の女性が手を上げ「福岡から、広島のライブにいったんですけど、覚えてますか?」との問いに隣の女性が「にわかせんべい!」と付け加えると、しばらく考えて「にわかせんべい...貰いましたね。はいはい、覚えてる」と答えた後、「え?覚えてる?って質問?」と思わず突っ込んでいました。
ファンになりましたと言うその女性は、今日もトークライブの為に沖縄までいらっしゃったようです。会場がどよめく中、トータルテンボスのふたりは「お金すごくかかるでしょ。水商売でもやってるの?」と冗談のつもりでいじった所、女性の職業が本当に水商売だったことで会場では思わぬ笑いが起こりました。
話題は「夜遊び」へと移り、藤田は後輩であるジャンポケの武山・デニスの松下と行ったクラブで、後輩芸人の集団に出くわした時のエピソードを語りだしました。「俺一人がダントツで先輩なんですよ。ダントツで40歳。そんな所(クラブ)に後輩とって、なかなか行かないじゃないですか。後輩たちはフロアで踊ったり女の子と喋ってるけど、それは(俺は)抵抗あるから...」との言葉に、大村は思わず「何しに行ったの?」とコメント。VIPルームに入ったものの結局取り残されてしまい、早いペースでお酒を飲んでしまった結果、気分が悪くなって帰宅したと明かしました。また藤田は、クラブのトイレで絡んできたラフレクランのきょんの態度を注意しようと、後日、喫茶店へ呼び出した際の爆笑エピソードを語り、吉本興業の養成所が学校法人になってしまった為、今の若手は礼儀についてユルいと嘆いていました。
続けて、後輩芸人をステージに迎えてのトークが始まりました。
まずはじめに登場したのは「ウリズン桜」のヤースー。ヤースーは、藤田が誕生日をサプライズで祝ってくれたエピソードを紹介。ご飯をたべようと誘われ、何気なく入ったお店でハッピーバースデーの曲が流れ、お店手作りのケーキが登場したといいます。実は店も事前に決めて仕込みをしていた事に、「俺、愛されてる!」とヤースーは感激したようでした。
せっかくの感動エピソードに対し「でも、藤田ってどこかヌケてるでしょ?実はどっかで気づいてなかった?」と、藤田のアラを探そうとする大村。藤田も反撃しだすといつのまにか「失敗したサプライズ」ネタを言い合う展開へと発展していました。
次に登場したのは「飛び出せ!マーメイド」のミュータント大榮。現在彼女がいないというミュータント大榮は、あまりにも彼女ができないので、出会い系サイト10件に登録していると暴露。大村の「今どき、出会い系(サイト)やってる奴いないよ。サクラばっかりだよ」の言葉に、「でも、サクラも人間じゃないですか」と食い下がるミュータント大榮。そこで藤田が言った「(サクラは)男だったりするよ」の言葉にミュータント大榮は「えーー!?」とショックを受けていました。藤田自身、出会い系サイトが流行ったばかりの頃、登録した出会い系サイトでメールしていた相手が実は男の後輩芸人だった経験談を語りました。
そんなミュータント大榮の為、トータルテンボスの二人は客席に向かってミュータント大榮を恋愛対象に見れるかと質問。「正直、付き合うの無理」「二人で食事くらいならOK」「付き合いたい」「興味はある、知ってみたい」と次々と質問し、ミュータント大榮には判らないように挙手してもらいました。「(手あげてくれた子)何人かいたよ」との結果報告に、ライブの後に声をかけてもらえるかも!?とウキウキするミュータント大榮に、会場は笑いで包まれました。
最後は、ありんくりんの比嘉竜太と馬と魚がステージに。ステージにあがった途端、早口の沖縄方言で挨拶する比嘉に、観客からは拍手が沸き起こりました。「拍手してるけど、(意味)判ってるの?」と思わず大村。比嘉はさっそく、「僕も彼女いないんですけど...」と前のミュータント大榮の話に乗っかるも、「ここはそういう劇場じゃないんだよ! 何聞いてもらおうとしてるんだよ」と鋭くツッコまれてしまいます。比嘉だけでなく馬と魚も彼女がいないと聞いて「見た感じ、いてもおかしくないけどな」、「人気あるでしょ」とトータルテンボスの二人が褒めると、比嘉は「ヒゲしか印象に残らないんです」と少し寂しそうに語りました。
見た目が優しそうな比嘉だが、藤田は、意外な場所で比嘉を目撃したと暴露。そこはゴリゴリのハードコアな居酒屋で、たまたま知人と訪れたのだという。なんとその店に常連として比嘉が来ており、しかも店オリジナルのTシャツまで着ていたといいます。
そこで馬と魚が、「ハードコアで、格好良く、藤田さんの良い所を歌う」歌ネタに挑戦。軽快にギターを弾き始めるも、藤田を上から下まで見回して「イイ所」を探すも口からは出てきません。「いやあるだろ!!」と怒鳴る藤田に、会場も大笑いです。最後には「もしも藤田さんと仲が良かったら...」の歌ネタで観客も巻き込みながら、大合唱やウェーブで会場を盛り上げていました。