飛び出せ!マーメイド初単独ライブは満員大入りで大成功
10月24日(土)、よしもと沖縄花月にて飛び出せ!マーメイドの初の単独ライブ「大榮菌パンデミック~手洗いうがいはやりましょう~」が開催されました。会場はほぼ満席状態で、開演前から熱気に包まれていました。
早速登場してきた飛び出せ!マーメイドのふたり。簡単な自己紹介ですませた岩田勇人に対して、ミュータント大榮は流れるような早口で出身中学校など詳しく自己紹介。「知っている人いるのかな? 飛び出せ!マーメイド」という大榮が客席に問いかけると、「いやいや、単独ライブだから! 基本みんな知ってるから」と岩田がツッコみます。その後、掛け声の練習をしようと言い出す大榮でしたが、コンビ名を妙なところで区切るのでなかなかうまくいきません。それでも最後はしっかりと「飛び出せ!」「マーメイド!」とお客さんも一緒にかけ声が決まりました。
まず初めは漫才。幼い頃によくやっていた遊びの話題になり、大榮が朝から晩まで夢中になって遊んでいたと話したのはジャンケン。「嘘でしょ!?」と疑問に思う岩田に対して、盛り上がるからやってみようと大榮が提案します。単純なジャンケンのはずが、大榮の繰り出す様々なローカルルールに翻弄される岩田に客席から笑いが起きます。
漫才の次は、会社の先輩後輩によく見られる光景をネタにしたコント。先輩役岩田は後輩役の大榮が会社に馴染めているかと気を遣って回転寿司に指そうという設定。そんな先輩の気遣いも知らず、大榮は30分近く遅刻してやってくる、空気を読まない、遠慮せずにどんどん高級な寿司ネタを大量に注文するなど、無礼の限りを尽くしていきます。
3つめのネタは再び漫才。冬を体験したい、北海道に行って勝手丼を食べてみたいと大榮が言うと岩田がそれに賛同。ごはんを購入して、カニ、いくら、ウニ、サーモン、エビ、マグロなど乗せたい魚介類を次々と挙げていく大榮。次第に、海鮮とは関係ない食材や味付けを提案していきます。初めは美味しそうだった勝手丼がどんどん怪しい方向になり、会場の笑いを誘います。
続いてはショートコント「解決くん」。白のYシャツにチェックのハーフパンツ、サスペーンダー、マントという格好で現れた岩田に、思わず吹きだしてしまいます。困っている人のところに現れ、どんなパターンの問題でも100万円の札束を出し、お金で解決していく解決くんでした。いつもはツッコミに岩田も、おとぼけキャラで笑いを獲っていきます。
さらに漫才が続きます。芸人としての将来に不安があるから保険をかけたいと、料理が得意だから自分の料亭を持ちたいと話す大榮に、「俺は芸人で稼ぎたいけどな」と岩田。取り敢えず自分が料亭の店主をやるから岩田は客の役をやってくれと、本日開業の料亭の店主と最初の客とのやり取りをしていました。開店したてなのに、一見さんお断りで客である岩田の入店を拒否する大榮。とにかく入店したい岩田との押し問答が延々と続きます。
最後はネタは公園暮らしの男と幼稚園児のコント。岩田扮する泣きじゃくる幼稚園児を大榮扮する公園暮らしの男があやそうと声をかけます。一向に泣き止む気配を見せない大榮ですが、聞かれた事が正解だと数秒だけ泣き止みます。泣き止んで顔を上げる度、その表情となんともいえない間に客席からは笑いが起き、初の単独ライブは大盛り上がりの中、幕を下ろしました。
それぞれのネタの間には、今回のサブタイトルになっている全6話からなるショートムービー「大榮菌パンデミック~手洗いうがいはやりましょう~」が上映されました。
太古の最強生物・大榮の体内に宿る大榮菌。感染すると人間は大変なことなる危険な菌で大昔に絶命したが、今回マーメイド大学で培養に成功したという前振りから始まりました。下着1枚の姿で画面内に登場して叫んだり、栄養調整食品を貪り食べる大榮の姿に会場は爆笑に包まれました。また、ヒロイン役で女装した岩田の姿に「かわいい」という歓声も多くありました。
ミュータント大榮のキャラクターを存分に活かしたショートムービーで、随所にシュールな笑いを入れながら、ちょっぴり感動を呼ぶストーリー展開で会場を盛り上げました。