黒沢の汚部屋も初公開! 黒沢かずこ×光浦靖子×椿鬼奴トークライブ「友達になってください season1」
11月2日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて、トークライブ「友達になってください season1」が行われ、黒沢かずこ(森三中)、光浦靖子さん、椿鬼奴が出演しました。
このトークライブは、芸人なのに引っ込み思案な黒沢のために友達をつくってあげようと、先輩芸人でもあり友人でもある光浦さんと鬼奴が企画した"黒沢さんが友達を作るためのトークライブ"。
オープニング、いきなりド派手な照明の中MAXの『Tacata'』が流れ出し、登場するなり激しく歌い踊る3人に、満員のお客さんは早くも大盛り上がりです。
歌い終わり、一息ついたところで黒沢が客席を見渡して一言「年代が......」。この日の客層は少し高めで、30~40代くらいのお客さんがメインのようでした。光浦さんは「いいじゃん。30~40代大好き!」と発言し、客席をフォロー(?)します。
さらに光浦さんが「トークライブやるって決まったのに、『人来たらどうしよう』と言ったという黒沢さんの引っ込み思案っぷりを暴露し、客席を笑いに誘っていました。
そこから話題が「老い」になり、黒沢が「人が老いていくのが楽しくて楽しくて......(笑)」と黒い発言をしますが、自身も老いを感じることがままあるようで、「無意識で大事な髪ゴムをゴミ箱に捨てちゃったり」するんだそう。それを聞いた鬼奴が「私、ショートケーキにラップがかかってるのを、ラップをはがしてショートケーキの方を捨てちゃったことがあって......」と発言し、光浦さんが「大事な方を捨てちゃうっていうの、あるよね~」と共感します。
鬼奴の声が聞き取りにくい?という話になったときは黒沢が「私、奴さんの声聞き取りやすいんです。お母さんがこんな声だったから」と母親の話題に。黒沢の母親は、髪が5ミリ伸びただけで「重いよ~、頭が重いよ~」と言うんだそう(笑)。
話題が鬼奴の昔の彼氏の話になったときは、バイク好きなその彼氏と900ccのバイクに乗っていたところ、転倒して鬼奴の足がバイクの下敷きになったのに、彼氏はバイクの方ばかり心配していて全然助けてくれないからしょうがなく自分で足を抜いて一緒にバイクを起こした話や、勝手に部屋の掃除をしたらゴミだと思って捨てたものが「ゴミじゃない!」と怒られ、せっかく捨てたゴミを開けて物を探させられたエピソードなどを語っていました。最終的には、物だらけの部屋に住む彼氏に「物に埋もれて死ねばいい!」と言い放ったと話す鬼奴に、「なんでそんな人と付き合ったの?」と不思議そうな光浦さん。その答えが「う~ん......、マイケル・ジャクソンの完コピができたからかな」というものだったため、会場は大爆笑です。
近況を報告するコーナーでは、普段テレビ番組でもまったくプライベートを出さない黒沢が、「昔汚部屋に住んでるとか言われてましたけど、『今は引っ越してキレイになりました』って言ってたんですね。でも実はもう引っ越して4年たってるんです」と衝撃の事実を告白。そこで、「普段あんまり見せないプライベートを見せます」と話し、まずは"着すぎて破れたパジャマ"の写メを(スクリーンに写して)見せてくれるのですが、写真がわかりづらく、光浦さんにも「何がどうパジャマなのかわからない」と言われる始末。その後、案の定かなり散らかった部屋の写メもいくつか公開した黒沢。お客さんからは若干の悲鳴も上がっていました(笑)。
光浦さんの近況報告は、つい先月(10月)、光浦さんと鬼奴が仲のいいMAXと一緒に集まったところ、途中サプライズで「HAPPY BIRTHDAY~♪」となったため、「ヘ~、誰かの誕生日なんだ~」と思ってたら私の誕生日だった! と話しますが、実は光浦さんの誕生日は5月だそうで、なんで10月に? とワケがわからなかったそう。MAXが言うには「ずっとやろうと思ってて、なかなか集まれなくて......」ということらしかったのですが、「こんなサプライズないよ! 沖縄タイムにもほどがあるよ!」と光浦さん。しかしよくよく考えてみると、確か去年も10月あたりに誕生日を祝ってもらったことを思い出したそうで、最終的には「のんびりしたいい子たちだよ」と褒めていました。
"今まであまり話したことがなかった"という、学生時代どんな子だったかというのを紙に書いて紹介するというコーナーでは、光浦さんが、「高校時代、男子と一言もしゃべったことがない」と、これまた衝撃の告白を。鬼奴に「私、光浦さんは女子高だと勝手に思い込んでました」と言われて「共学だったんだけど、男子と話したことがなかったんだよね~」という光浦さん。すると鬼奴は「共学の中で女子高を作ってたんですね」と独自の解釈をして納得の表情を浮かべます。
黒沢さんは? と聞かれ、「私の行ってた高校、生徒が1009人いたんです。だからクラスも26クラスくらいあって」と話す黒沢。驚く2人をよそに、ウチの学校、◯◯コースと◯◯コース、◯◯コース、◯◯コースがあって、私は◯◯コースにいたんですけど......」と物凄い早口で学校のコース名を説明する黒沢に、「たまに普通のこと話してるとき、黒沢さんって狂気出るよね」と光浦さんがポツリ。確かに、狂気出てました(笑)。超真面目に学校に行っていたのに勉強ができなかったという黒沢。テストで50問全問不正解だったこともあるそうですが、ヤンキーの先輩にはかわいがられたんだとか。
と、ここで友達を紹介するコーナーへ。ここでは、リアルな友達をそれぞれ紹介するというコーナーなのですが、光浦さんが連れてきたのはヌイグルミ、黒沢はタオルという、なかなかのホラーな展開に。「このヌイグルミ、話すんです」と実際にヌイグルミと会話をしてみせ(※もちろん光浦さんの一人芝居)、若干引き気味の鬼奴に「モノとしゃべったコトないの?」と不思議そうに問いかける光浦さん。黒沢は友達(?)のタオルで頭をくるむのがお気に入りの使い方だと紹介します。
このコーナー、頼みの綱は残る鬼奴となった(?)ワケですが、鬼奴が連れてきたのはなんとグランジの佐藤大! 友達ではなくダンナでした(笑)。正直佐藤のことを若干苦々しく思っている光浦さんと黒沢は、ここぞとばかり佐藤を攻撃。まずは黒沢が「ご祝儀に手を出してるのはどういうコトだよ!」と口火を切ります。なんと佐藤は、こっそりご祝儀に手を出し、ギャンブルに使ったそうで、それを聞いたお客さんからも「え~...」と非難の声が上がっていました。それに対して「そういう病気なんですよ」と完全に開き直る佐藤。そんな佐藤に光浦さんは「おまえなんでまばたきしないんだよ!」とツッコミます。しかし鬼奴は「ご祝儀の件に関しては、家に置いてた私が悪かったかなって......」と発言し、佐藤を擁護。
先月行われた結婚パーティーでは、まちゃまちゃに「ゴミ」と呼ばれていたという佐藤。しかも自分の結婚パーティーなのに「おまえ、なんでいるんだよ!」と言われたそう(笑)。しかしなぜか自信たっぷりに「僕、40歳で大成するんで、あと4年待ってください」という佐藤に「わかった。今年いっぱいね」と勝手に期限を短くする黒沢でした。
続いては、「さっきの邪気を払おう!」と、気を取り直してカラオケのコーナーへ。鬼奴は「私がこういう生活をしてると思って聞いてください」と、今井美樹さんの『ブギウギロンサムハイヒール』を披露。続いては光浦さんが学生時代の思い出の曲として、研ナオコさんの『カモメはカモメ』を歌います。ちなみにその思い出とは、「仲のいい友達とつるんでいたら、いっつもヤンキーに睨まれていて、何をやっても目が合うので、だんだん『好きかも』と思っていたら、ある日呼び出されて『◯◯(←つるんでた友達の名前)呼んできて』と言われて、ヤンキーがその友達と付き合って......。そんなことが何回かあって、『やっちゃんは恋のキューピッドだね』って言われたけど、よく考えたら引き立て役だったんだな、って......」という、かなり切ないエピソードでした。しかし、残念ながら歌がヘタすぎて、お客さんからは若干の失笑が......(笑)。
あっという間にイベント終了間際になり、話題は今後の自分たちのことに。「『はねトビ』も終わった今、どうしていこうかと......」と、『はねトビ』に出ていなかったのに不安そうに語る黒沢に、「あんたちょいちょい人の思い出取るね」と光浦さん。気づくと終演予定時間を過ぎており、「気にせず帰ってくださいね」と観客を気遣い、「こんなに集まってくれて嬉しい」と、改めて感謝の気持ちを伝える黒沢でした。
もしかすると次回もあるかもしれないという本イベント。それぞれの持ち味が発揮されているだけでなく、3人のバランスもよく、さらには仲のいい友達同士の会話を盗み聞きするような楽しさもあって、今後が楽しみなイベントです!
【椿鬼奴】【森三中】【黒沢かずこ】【グランジ】【佐藤大】