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2015年12月15日 (火)

起業家応援イベント『ツッコまれピッチ!2015』に土肥ポン太とヤナギブソンが出演!


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12月12日、大阪・イノベーションハブにて起業家応援イベント『ツッコまれピッチ!2015』が行われ、土肥ポン太とヤナギブソンが出演しました。

このイベントは起業家と投資家とのマッチングを目的にしたプレゼン企画で、中でも注目はその形式です。登壇者のプレゼン中、司会者や審査員が随時、「つっこみ」を入れるというもの。そのことでビジネスプランのポイントや人間的魅力を引き出していき、より伝わりやすいプレゼンを展開していきます。

ヤナギブソンは司会者で、そしてポン太は株式会社ポン太青果の社長という肩書きで審査員として登壇しつつ、『日本の農業を世界へ』というタイトルで現在取り組んでいる事業のプレゼンも行いました。

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『ツッコまれピッチ!2015』の登壇者は5名。盛岡康博さん、仙田忍さん、金井弘一朗さん、中村景太さん、そしてポン太がそれぞれ、プレゼンを行いました。審査員は、東北楽天ゴールデンイーグルス 戦略アドバイザー他の山本一郎さん、一般社団法人日本音楽事業者協会の中井秀範さん、吉本興業株式会社より木村深雪、土肥ポン太で、特別審査員には株式会社QREATOR AGENTの佐藤詳悟さんも登場しました。

ポン太のプレゼンは最後なので、それまでは審査員として活躍。『地域交通改革プラン~交通事故激減とQoLの向上に向けて~』と題したアプリ開発に関する森岡さんのプレゼンには、「いいと思う。(ナビ機能で)できれば目的についたときに"ご当地のお土産をプレゼントします"とか、ゲーム性がほしいですね」とアドバイスしていました。

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続く『お小遣い5万円からママ雇用30名!おしゃれな育児アパレルメーカーを作る』と題した、抱っこ紐を収納するバッグの生産でママの雇用を増やすという仙田さんのプレゼンでは「すばらしい!」と絶賛。「欲を言えば、犬用も欲しい」と提案したポン太でしたが、既存の商品がたくさんあるとのことで、「え~!知らんかったわ~」と嘆いていました。

就職活動に役立つ、学生と社会人をつなげるアプリ『tunageru(ツナゲル)~社会人と学生のマッチングアプリ~』をプレゼンした金井さんへは、八百屋の経営者としての意見を。ポン太青果にも一流大学の学生さんが就職を志望することがあり、「そういう学生さんが興味を持ってくれるのは嬉しい」そう。金井さんはこのアプリで使用する意思表示などのスタンプを有料で提案していましたが、「学生さんは無料にした方がいい」など具体的なアドバイスを送っていました。

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送金代行サービス「Bankur」を提案した中村さんの、とても分かりやすく、聞きやすいプレゼンには舌を巻いたポン太。「ドラマの1シーンみたい。プレゼンがめちゃうまいですね」と絶賛していました。人の興味をひきつけるように語る中村さんを、審査員は「(ドラマ)『半沢直樹』に出てきてそうな人ですね」とその個性も絶賛していました。

最後はいよいよポン太のプレゼンです。ポン太は『日本の農業を世界へ』と題し、「日本人の皆さんに向けてプレゼンします」と気合も十分です。まずは自己紹介からはじめ、なぜよしもとの芸人でありながら八百屋を経営しているのかということを、笑いも交えて語りました。そんな中、審査員の山本さんと同世代であることが判明。しかもポン太の方が2歳年上でした。それを知って「なんや~、敬語使って損した」と嘆く一幕もありました。

八百屋を通じて生産者とのつながりも出来たポン太。近頃は若者の新規就農者も増加しており、ポン太自身も今年から農業を始めました。始めてみて分かる農業の厳しさ。それを少しでもよくしたいというのがポン太の目的です。自身のパイプを生かして、スーパーや百貨店などと適正な価格で生産物を取引できる仕組みづくりや、加工品にして海外に輸出するプランなどをPRしました。ゆくゆくは海外へ加工技術の輸出も目論んでおり、壮大なプロジェクトであることも明かしました。

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ポン太のプレゼンに対し「心意気はすごくいい」と中井さん。ただ、国内での取引を主軸にするのか、海外への加工品輸出に力を入れるのか、きちっと分けて考えた方がいいのではというアドバイスもありました。「方向性にばらつきはあるものの、思いは非常に伝わりました」というご感想に思わず笑みがこぼれるポン太。小ネタを挟みながら進めたプレゼンに「小ネタは1つでいい」と山本さん。プレゼンに関しては、「農業にまつわる現状は、それぞれ理由があって今に至っていることから、そのあたりをきちんと整理したほうがいいでしょう」とのことでした。木村からは「小ネタを挟みつつも、大事なところはちゃんと聞いてほしいという、お客さんを注目させる動きはすばらしい」とプレゼンそのものを評価されました。

5人のプレゼンが終了し、最優秀賞を決定することに。受賞者にはNSCまたはYCCへの入学を推薦してもらえるという権利が授与されます。受賞したのは育児アパレルメーカーのビジネスプランをプレゼンした仙田さんでした。惜しくも優勝を逃したポン太、「この日のために1年がんばってきたので、明日からまたネタを作ります」と気持ち引き締めていました。一方、審査員の立場では、「皆さんめちゃ仕上がっていて、取り組んでいることへの明確なメッセージが伝わってきました」と感想を語りました。

【土肥ポン太】【ヤナギブソン】