キーワードは某国民的人気ドラマ!? ひので、サンシャイン、やさしいズが年末年始注目の舞台『キラリ☆白虎隊~前編~』の見どころを語る!
12月28日(月)~来年1月3日(日)まで、東京・神保町花月にて『キラリ☆白虎隊~前編~』が開催されます。
白虎隊といえば、年末年始の時代劇スペシャルなどで度々と描かれる題材。脚本は冨田雄大、演出をはらぺこペンギン!・白坂英晃さんが担当。ひので、てのりタイガー・村潤之介、サンシャイン、やさしいズ、スクールゾーン、パイソンズ、三代目姐、ペインビーツ・西田沙織といった若手の芸人たちが演じます。
現在は28日(月)の初日に向けて、稽古の真っ最中。昨日24日(木)も午前中から集まって、立ち回りのシーンが行なわれました。その場面に出る出演者たちで行なったのち、個々にアドバイスする白坂さん。「声を出してから切り掛かったほうがいい」などの言葉をおくられた芸人たちは、相対する相手と自主的に確認作業を行なって動きを確認しながら、シーンを通しての全体練習を幾度も行ないます。
そのシーンに出ていないやさしいズ・たいは台本に目を通しながら、時折、自分の台詞を声に出して何度も復唱していました。
休憩中、主要キャストであるひので(おばた・池田)、サンシャイン(信清・坂田)、やさしいズ(佐伯・たい)に話を訊きました。
「今回の物語は白虎隊ということで......」と話し出した途端、稽古場に流れ出した寂しげな音楽につられて、「う、うぅぅ......」と顔を覆った坂田。バトンタッチしてストーリーを話し始めた池田ですが、またもや流れてきた音楽に、悲しそうな表情を浮かべます。音楽を流していたのは、白坂さん。「つられるからやめてください!」と制する2人です。
誰がどんな役を演じるかは当日のお楽しみとして、それぞれの役について「全員、最初10~11歳から16~17歳までをね?」(たい)「はい、そんな少年たちをアラサーの僕らが演じます」(坂田)と説明。1月8日(金)からスタートする『~後編』の稽古も同時に行なっているため、今は「まぁ、大変です。朝、昼、夜......全部稽古です」とたい。佐伯も「今日はイブですけど、こんなふうにもちろん稽古してますし、お正月は本番をやったあと稽古です」と同調します。
「剣道3段なので、今回殺陣ができるのが嬉しい。必見です」と自信をのぞかせる坂田。その言葉を受けて、池田も「僕は"頭脳の殺陣"と言われる将棋が得意なので、殺陣もきっとうまくいくと思います」と微笑みます。
「白虎隊にゆかりがある」と語るのは、おばた。新潟出身の彼は、会津藩から戊辰戦争の際に逃げて来た人たちが流れ着いた場所に住んでいたそうで、「小学校の修学旅行では会津城にも行きましたし、昔から白虎隊に興味があるんです。だから、今回こういうお芝居をやれて嬉しいですね」と語るも、「ゆかりがあるわけじゃない」と全員からクレームが。おばたに触発されたように、たいは「じゃあ、僕は『八重の桜』を全部観てました!」と張り合います。
信清が「東武動物公園で、有名なホワイトタイガーを観たので白虎隊も......」と小さい声で意味不明なアピールした途端、相方である坂田が「こいつは役作りで黒髪にしました。全員、黒髪にしたんですよ」とすぐさまフォロー。コンビ愛を見せます。
「僕はみんなとは違う役柄なので、そのあたりを観て欲しい」と語ったマスク姿の佐伯ですが、たいから「風邪だと仮病を使って稽古を休んだよね」と疑惑をかけられてしまいます。「相方なんで、本当は仮病じゃないとフォローしたい。でも休んだ前々日から、地元の富山に帰ってたんですよ? 羽根伸ばしてたはずだし、風邪を引く気配なんかなかったし」との指摘に、「仮病です!」と開き直る佐伯。「も、その分、本番ではやり切ります! 大丈夫です!」と挽回をアピールしました。
前後編で描かれる今作ですが、前編と後編に分けて1つの物語を描いているのではなく、実はある仕掛けが隠されているのだとか。
「多くは語れないんですけど......1つだけ言えることは、善の反対は悪ではなく善であるということ」と言い切る坂田。たいの「前編も後編もどっちも観て欲しいんですけど......この気持ちを伝えるには、どうすればいいんだろう?」という言葉から、悩み始めた6人は何かに喩え始めます。
坂田が「前後編、なぜ観なきゃいけないか。藤子不二雄は藤子・F・不二夫先生、藤子不二雄Ⓐ先生が2人で描いていた訳で作品をよりよく......あっ、これじゃない。神社に行ったのに、風神だけ写真に撮って帰って来たような? いや、これでもないわ」と頭を抱えると、信清は「北斗の拳の、ケンシロウ編とラオウ編じゃない?」と提案。おばたは「パンをフライパンで片面焼いた的な?」と言い出すも、全員から「意味がわからない!」とツッコまれます。
すると、たいが「「誰も悪くないというか、みんな正義のためにやっているんだということが描かれています。前編でわからなかったことが後編でわかったりもします。あの人の役、嫌な役だったなぁと思っても、後編では別の印象を持つかもしれないですし」と上手く説明。「要するに、『下町ロケット』と一緒です。だから、『下町ロケット』も観て、神保町花月へ来ていただければ!」と、まさかの角度からアピールしました。
「年末年始、僕らの全てを費やしてやります!」(たい)「泣けます! 泣きたい人はぜひ観に来てください」(佐伯)「年末年始、みなさんお忙しいと思いますが、芸人全員、全力で魅せます!」(池田)「"生きる"ということを真剣に考えられる作品になっていますので、ぜひ」(おばた)「タイトル通り、みんながキラリと輝いている作品です!」(信清)「今世紀最大のラブソングをおくります! 脚本も演出も素晴らしいので、ぜひ観に来てください!」(坂田)と意気込みを。
6人が並々ならぬ熱意を持って挑んでいる舞台『キラリ☆白虎隊~前編』は、12月28日(月)よりスタートします。神保町花月へぜひ足を運んでください!
●公演情報
キラリ☆白虎隊~前編~
脚本:冨田雄大
演出:白坂英晃(はらぺこペンギン!)
出演:ひので、村潤之介(てのりタイガー)、サンシャイン、やさしいズ、スクールゾーン、パイソンズ、三代目姐、西田沙織(ペインビーツ)
日程:28日(月)開場18時30分/開演19時
29日(火)開場15時30分/開演16時
30日(水)開場12時30分/開演13時
31日(木)開場12時30分/開演13時
2日(土)開場12時30分/開演13時 開場15時30分/開演16時
3日(日)開場12時30分/開演13時
チケット:前売2200円/当日2500円
チケットよしもとにて発売中!
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