ジバニャンも『スター・ウォー...ニャンちゃら』には負けられないニャン!とライバル心をむき出しに!? 『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』初日舞台挨拶
12月19日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』の初日舞台挨拶が行われ、ゲスト声優を務めた長澤まさみさん、堀ちえみさん、博多華丸・大吉、ジバニャンの声優・小桜エツコさん、「妖怪ウォッチ」の生みの親であるクリエイティブ・プロデューサー・日野晃博さんが出席しました。
昨年大ヒットした前作に続く劇場アニメシリーズの第2弾となる本作は5つのエピソードで構成されており、天野ケータやジバニャンらおなじみの人気キャラに加えて、映画初登場となる未空イナホ、USAピョンも大活躍します。
まずは登場したジバニャンに子どもたちは大喜び。「オレっち来たニャン! みんな、こんにちはニャン!映画は面白かったニャンか~?」とあいさつしたあと、「『スター・ウォー...ニャンちゃら』には負けられないニャン!」とライバル心をむき出しにした発言で会場中を笑いに誘っていました。
日野さんは「前作が大ヒットしたのでプレッシャーが大きかった。前作が大冒険だったので、今回はテレビを見ている人が楽しめるように、5つの物語はそれぞれテレビの続きになっているという新しい試みをやってみました」と本作をアピールします。2016年冬には映画第3弾の公開も決定しており、「もしかしたら実写......? かもしれません」と意味深に匂わせる日野さん。
生前のジバニャン(アカマル)の飼い主・エミちゃん役の長澤さんは、「エミちゃんもジバニャンも一生懸命なので、そんな姿を見ていると勇気づけられます。お子さんはもちろん、大人が見ても楽しめる作品だと思います」とコメント。また、エミちゃんの職場の先輩を演じる堀さんは、「家族で映画を観たんですけど、子どもたちもボロボロ泣いたり笑ったりで、みんなが楽しめる作品だと思いますのでたくさんの方に観ていただきたいです」と話し、「今作で初めて声優に挑戦させていただいたんですが、これからも続けていければと思います」とも語っていました。
エンマ大王に仕える妖怪・猫きよと犬まろを演じた博多華丸・大吉のふたり。大吉は、映画を観終わった観客を前に「あのセリフ量で、よくお前らここに立っているなと思っていると思いますけれども」と恐縮。「しかも、全体のセリフの9割が『デロ~ン』なんです」とも発言し、笑いを誘っていました。一方華丸は、先日の舞台挨拶時には故郷の大先輩でもある武田鉄矢さんが出席していたのですが、この日はいなかったため、「非常にのびのびやれそうです(笑)」と発言し、こちらも笑いを誘います。
「もし自分が妖怪になるとしたら、どんな妖怪だと思いますか?」というMCの質問には、堀さんが「私は今回CMでジバニャンになったので、ジバニャンにすごく愛着がわいてしまって......。ジバニャンみたいなかわいい妖怪になりたい」と希望を語っていました。
長澤さんは、「大吉さんが『妖怪ウォッチ』ファンで、以前、声優のみんなに合う妖怪を考えてくれたんです。私は大吉さんを"妖怪ソムリエ"って呼んでいて」とコメント。それを受けて大吉は「まさか長澤さんからハードルを上げられるとは......」と驚いたあと、「長澤さんは普段おとなしい方というか、ちょっと暗いところがあるとご本人がおっしゃるので、それはたぶんドンヨリーヌが憑いてるから、ホノボーノをリビングに置いてみたらどうでしょう?と言いました」と話します。
華丸は「僕は福岡のよさを全国の皆さんに伝えるのが使命だと思っているので、世の中の醤油ラーメンを全てとんこつに変える "妖怪替え玉"になろうかな」と話し、大吉も「僕らは福岡のことを言うしかありませんので、相方がとんこつなら、僕はすべての鍋にニラを投入するでしょうね。鍋を全部もつ鍋に変えるとか、そういう妖怪に......」とコメントし、笑わせていました。
また、クリスマスが近いということもあり、クリスマスの思い出を聞かれた場面では、華丸が「子どもの頃はサンタクロースが来るのを楽しみにしてたんですけど、小学5年生ぐらいのとき、クリスマスの朝起きたら枕元に5000円が置いてあって、『これで好きなもんば買いや』って九州弁で書かれた手紙が添えられていて、子ども心に『おや? 確か北欧から来ているはずなのに......』って(笑)」と、ちょっと雑なサンタさんに疑問を抱いた経験を語ります。
大吉も「うちもサンタクロースが来る年と来ない年があって。まぁ、父親が無職だってことが非常に影響してると思うんですけど......(笑)。来なかった年はやっぱりさみしかったですね。クリスマスの次の日に母親に『なんでサンタが来なかったの?』って聞くと、母親が『来るには来たけど、手ぶらやった』と言われたことがめちゃめちゃ記憶に残ってます。『手ぶらで来ることがあるんだ!?』と。衝撃でしたね」と話し、お客さんは爆笑。
今年一年を振り返っていかがでしたか?という質問には、華丸が「今年は......、会場にたくさんいる子どもたちにもわかりやすいようにマージャンに例えると......」と話し、「マージャンに例えてもダメでしょ!」と大吉にツッコまれます。それでも懲りずに「ビュッフェに例えると、"おかず取りすぎ!"みたいな......」と説明し、「いろんなことをやりすぎちゃったので、来年はもっと身の丈にあった仕事をしたい」と抱負を述べます。
大吉は「本作に参加させていただいて、僕たちのキャラクターもメダルになってるんですよ。私もスーパーで見たんですけど」と話し、「人生何が起こるかわかりません。サンタさんが手ぶらでやって来る家に生まれた僕が、最終的に大人になったらメダルになるっていう......(笑)。本当に夢がかなった2015年でした」と、感慨深げに話していました。
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』は全国公開中。短編『スナックワールド』も同時上映されています。
【博多華丸・大吉】