47都道府県に在住するよしもとの「住みます芸人」が総力を挙げて、日本各地の逸品や特産品を“発掘”する物産展、『47ご当地展~夏のコレクション』が、幕を開けました!
場所は、なんばグランド花月前にあるYES・NAMBA広場。沖縄・九州の物産展を皮切りに、56日間かけて47都道府県の名産品がお目見えします。
7 月26日(火)に行われた開幕セレモニーに、MCのガレッジセールと元神奈川県知事の松沢しげふみ、鹿児島出身の桂楽珍、沖縄県出身のスリムクラブ、全国の野菜をPRする土肥ポン太が出席。
そして、第一弾の7月26日(火)~8月7日(日)に開催される沖縄・九州の“住みます芸人”4組が、各エリアのPRを行いました。
まずは熊本県の住みます芸人、もっこすファイヤー。
「実は熊本県、日本一の地下水都市でございまして、水がおいしいんです。だから、水を使った食べ物がまずいわけがございません。熊本県がおすすめする特産品は、『いきなり団子』でございます!」
いきなり団子は、熊本県産のサツマイモの餡を、もっちもちの小麦粉で包んだご当地グルメ。
さらに、熊本県のゆるキャラ、“くまもん”も応援にかけつけました。
続いては宮崎県からやってきた、ちきんなんばん。
「宮崎にはおいしいものがたくさんありますけども、今回持ってきたご当地グルメは、宮崎県人のかばんを開けたら5個は入っているという、『黒豚肉巻おにぎり』でございます!」
黒豚肉巻おにぎりは、南九州で育った豚肉をオリジナルのタレに漬け込んで、おにぎりに巻いたご当地グルメ。ちきんなんばんいわく、「ほかにもいろんな味がある」のだそうです。
鹿児島からは、ビューティーメーカー。
竹之内雄太が鹿児島県・伊佐市出身とのことで、PRにも力が入ります。
「私たちが紹介させていただくご当地グルメは、言わずとしれた『白くま』でございます。この季節にぴったりですから、口どけのいい氷に小豆、そしてフルーツ、ようかんが乗っています。暑いですから、ぜひこの夏のエコにもお役立てください!」
そして、鹿児島県のゆるキャラ、“さくらじまん”も応援に駆けつけました。
落語家・桂楽珍も鹿児島県・徳之島出身ということで、桂楽珍もおすすめのご当地グルメも紹介しました。
「鹿児島県の徳之島は、日本一、世界一が何個かあるんです。まず長寿世界一で、120歳まで生きた、地元で“起きたっきり老人”と呼ばれていた泉重千代さんが住んでいた島です。その泉重千代さんが、毎日、晩酌をしていて、お酒のお供にしていたのが、サトウキビの『黒砂糖』なんです」
この黒砂糖は、サトウキビの汁をそのまま固めたシンプルなもの。ちなみにこの黒砂糖、桂楽珍の知人が作っているそうです。
「喜怒哀楽のない男なんですが(笑)、嘘をつかない人。そんな彼が先祖代々作っている、製糖の黒糖でございます。これが物産展に置いてるということで、うれしくて仕方がない」と楽珍。さらに徳之島の日本一を自慢。
「子宝に恵まれておりまして、徳之島町、天城町、伊仙町と3町あるんですが、出生率が、日本1位、2位、3位を占めております。これを食べると元気になるということでございます。さらに、選挙の投票率も日本一。黒糖酒や焼酎なんかも、これで作ってるんですが、いろんなものがございます。混ざりけのない、純粋な徳之島の人情をそのまま置いているような物産がいろいろあると思います。元気が出て長寿で子宝。徳之島の黒砂糖、おすすめでございます!」
最後は、MCのガレッジセールの出身地でもある沖縄県。
住みます芸人、空馬良樹がPRしました。
「日本列島で言わずとしれた、『さーたーあんだーぎー』をご当地グルメでご紹介します。今では日本のみならず、ハワイでも認知されているそうで、ハワイに行っていただいて『アンダーギー、プリーズ』と言っていただければさーたーあんだーぎーが出てくるぐらい有名になっております。外はサクサク、中はふんわり。沖縄県人の優しさをここに詰め込んでおります。またこちら、油で揚げると外側がパカッと割れるんですが、沖縄では『さーたーあんだーぎーが笑う』として、縁起ものになっております。また、物産展では、実演販売も行っていますので、沖縄のできたての味を楽しんでください。ほか、紅イモコロッケなど、たくさんの沖縄のものを持ってきておりますので、ぜひご賞味ください」
ここで、つい先ほどまでなんばグランド花月の舞台に出演していた、スリムクラブも名産品を手に駆けつけました。
内間が手に持っているのは、『紳助社長プロデュース大作戦!』(TBS系)から生まれた、『夢来人(むらびと)のおかずですよ』。
「とにかくめっちゃご飯に合うんですよ。しかも厳選された沖縄の食材が入っておりまして、たとえば宮古牛が入っていて、食べ応えがあるんですよね。見てください、この具! ご飯が何杯でもいけます。あと、らっきょうも入っていて、ちょっとしたアクセントになっています。一度食べたらやめられないんで、ぜひ購入してください!」
真栄田も「目玉商品です!」と推薦していました。
ちなみに、この『47ご当地展~夏のコレクション』の特徴として、期間中、なんばグランド花月で出番を終えた芸人が、突然フラッと自分たちの出身地のブースに姿を現わすことがあるのも魅力です。
さらにこの物産展では、各地の名産品に加えて、各エリアの新鮮な野菜や果物も販売されます。そこで代表して、“よしもとの野菜王子”こと、土肥ポン太がご挨拶しました。
「この物産展で、野菜を担当させていただいております。そして、僕がプロデュース、アドバイスした野菜が毎日、並びます。今回は沖縄ということで、ゴーヤ、島らっきょうが並びます。関西では沖縄の野菜がないんですよ。モノホンの沖縄の野菜が並ぶなんてことはないので、ぜひ来てください。そして、このNGKに立つのも夢でしたけど、NGKの前で野菜を売れる喜び(笑)。非常にうれしいことです。最近では、農業の高齢化、若者の野菜離れが進んでいます。ここは日本一、老若男女が集まる土地です。今日、ここを野菜の聖地として僕は認めますので、みなさん、物産展と野菜のほうもよろしくお願いします。来てく、やさ~い!」
全員のPRが終わったところで、出席者全員によるテープカットが行われ、『47ご当地展~夏のコレクション』が幕を開けました!
テープカット後の囲み会見も、笑いが絶えない内容に。
――ガレッジセールの2人に質問ですが、沖縄の物産にまつわる思い出を教えてください。
ゴリ「沖縄もずくは有名なんですけど、うちの嫁は『あなたの腕を想像して、もう食べられなくなった』と言っていました。沖縄もずくは、全国的にものすごい人気なんですよ。でもうちの嫁だけが、『あなたの腕を思い出すから食べられない』と。これが、僕の沖縄物産の思い出です(笑)」
川田「僕は、沖縄でBIGINさんが毎年やってる『うたの日コンサート』という大きなイベントがあるんですが、その司会をやったとき、沖縄ではカチャーシーっていう舞いがあるんですが、最後にお客さんがワーッとカチャーシーを踊っていて、僕もテンションが上がって、舞台から降りてお客さんの中に入ってもみくちゃになってカチャーシーを踊ってたんです。それで、出てきたらポケットがふたつ膨らんでいて。ポケットの中に、サーターアンダギーが2個、入ってました(笑)。おそらくもみくちゃになっているときに、『食べなさい、川ちゃん』って地元の方がサーターアンダギーを入れてくれたんでしょうね」
――それは、どうされたんですか?
川田「食べました。もちろん」
――スリムクラブさんにお願いがあります。物産をひとつ使って、ボケていただきたいんですが。
真栄田「実は、うちの相方が物産でボケたがっていたんです。助かります」
内間「『おかずですよ』とかけまして、『AKB48』と、ときます」
真栄田「そのこころは?」
内間「絶賛発売中!」
――松沢さんにお尋ねしたいんですが、よしもとに所属されて、本格的な活動はこれが最初だと。実際、会見に出られてどうでしたか?
松沢「これは、政治家には参考になります。やっぱり芸人の皆さんは、反応は早いし、話がうまい。政治家は最近、ボケてるのが多いじゃないですか。やっぱり政治家も、お笑いの皆さんのようにウィットに富んだ話しぶりを勉強したほうがいいですね。私も修行したいと思っています。よろしくお願いします」
ガレッジセール・ゴリ「今日は松沢さんのほうから、僕らの楽屋のほうに挨拶に来られて、『しまった』と」
松沢「(ガレッジセールは)先輩ですもん。1年生ですから」
ガレッジセール・ゴリ「僕らのほうから挨拶しなきゃいけないのに、挨拶に来られたから、元○○大臣みたいに怒られるんじゃないかと……(笑)。でもちょっとホッとしました。よろしくお願いします」
――松沢さんに、イベントに対するマニフェストを教えてください。
「では私は、5年間で47都道府県を全国、回ります! 行けるかなぁ。やり切ります!」
――住みます芸人の皆さんに、各都道府県のPRをお願いします。
もっこすファイヤー「熊本県は、地下水がとてもおいしくて、阿蘇山という素晴らしい山がありまして、こちらの山から下りてくる地下水で、水道をひねるとそのまま飲めます。ぜひ皆さんにも熊本に住んでいただければ、おいしい水が飲めますので、ぜひお願いします」
ちきんなんばん「宮崎県は、青島という島がありまして、そこに“鬼の洗濯岩”という岩があるんですけども、それがすごくきれいです。あと、海もきれいです」
ビューティーメーカー「鹿児島県は、言わずとしれた芋焼酎、黒毛和牛、黒豚、地鶏の黒鳥が有名だったり、あとは桜島や楽珍師匠が出身の徳之島など、いくつも島があったり、いろんなところがあります。最近、新燃岳の影響もあったんですが、やはり東日本大震災に目を向けて、もっともっと先を見ている、いい県ですので。これで僕も、政治家に一歩近づけたかな、と(笑)。よろしくお願いします」
空馬良樹「沖縄県は、やっぱり海。そして自然、食、伝統芸能や文化。そして何よりも、人! 沖縄に来た時には、ぜひ沖縄の人と話していただきたいと思います。人が特産品です。よろしくお願いいたします」
真栄田「最後にもう一度、内間の『沖縄特産のボケ』を」
内間「『おかずですよ』とかけまして、『大阪の街』と、ときます」
真栄田「そのこころは?」
内間「おいでやす~!」
地元愛にあふれた、日本一長い、そしておもしろい物産展へ、どうぞお越しくださいね!
『47ご当地展~夏のコレクション』
開催日:7月26日(火)~9月19日(月・祝)
開催時間:7月 10:00~19:00、土・日・祝8:30~19:00/8月 9:00~19:00、土・日・祝8:30~19:00(8月13・14・15日は土日扱い)/9月 10:00~19:00、土・日・祝8:30~19:00
会場:YES・NAMBA広場(なんばグランド花月前)
エリアスケジュール:
沖縄・九州エリア/7月26日(火)~8月7日(日)
北海道エリア/8月9日(火)~8月21日(日)
中国・四国エリア/8月23日(火)~8月28日(日)
北信越・東海エリア/8月30日(火)~9月4日(日)
関東エリア/9月6日(火)~9月11日(日)
全国/9月13日(火)~9月19日(月・祝)
『47ご当地展~夏のコレクション』HP
http://www.47gotouchi.jp/
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