【ライブレポート】YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI 京橋ヴァラエティSP
9月17日(土)よりスタートした『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI〜Laugh and Peace 2011〜』では、京都・大阪・神戸の各地にてさまざまなイベントを開催しています。
同イベントの一環として、17日(土)14時30分より大阪・京橋花月では『京橋ヴァラエティSP』が行なわれました。
トップバッターはハリセンボン。客席へ手を振りながらも、自身のたぷたぷの二の腕が気になった近藤が「二の腕飛んでけー!」と絶叫すると大きな笑いが起こります。続いて、インパクトの強い近藤のキャラクターを活かした漫才を披露すると、会場の熱気はさらに高まりました。
続いて登場したのは、はんにゃ。
金田に「ちょっとTシャツのサイズがあっていないんじゃない?」と言われた川島がTシャツをめくり、ラ・フランスのようなお腹を見せると会場がどよめきます。ネタでは、“気まずい雰囲気”を描写したはんにゃらしいショートコントを披露しました。
あまりのお客さんの多さに、目を見開きながら登場したのは楽しんご。
「僕は普段、横浜で整体院をやっているんですけれど、大阪にはなかなか来れないので、男性の方をほぐして喜ばれたいなと思います」とコメント。自ら名乗り出た男性を舞台に招き、マッサージを施しました。
千鳥は彼ららしい漫才をガッツリと披露。アドリブが入り始めると楽しくなってきたのか、笑顔が次第に増えてくる2人の自由な掛け合いに、「アホやなぁ〜」と言いながらお客さんも大いに笑っていました。
ここで『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』ならではのスペシャル企画が行なわれました!
まずは、もう中学生と坂田利夫による“もう坂田”が登場します。
もう中学生がウサギ、坂田がカメに扮して舞台に現れたのですが、中央まで行かずに下手付近でずーっとおしゃべりをしたり、坂田がもう中学生に何度も「カメ」と話しかけたりと2人の天然暴走キャラが炸裂。
「こんなんしてるから、結婚できない……」と嘆く坂田から、「お前も結婚できないなぁ」と声をかけられたもう中学生。「そう。僕もできない。でも、僕はまだ28歳だから。カメさんは何歳?」と質問し、坂田が「69歳!」と答えた瞬間、大きな笑いが起こりました。
続いて登場したのは、ぼんちおさむとプラスマイナス・岩橋という癖の強い2人による“おさむと岩橋”。
舞台へ出て来た瞬間、「お……お……、お……お……」と四方八方に動き回るおさむに、平静を保とうとしていた岩橋が「師匠早い……僕もやりたなります」と絞り出すような声でつぶやきます。しかし、おさむは聞く耳を持ちません。
そんなおさむを見て「漫才をしましょう」と言いながら、自分自身の癖を押さえきれなくなった岩橋も「お……おー……オーシャンビュー!」と絶叫。理性の壁が決壊した2人の暴走がさらにエスカレートしていくなか、「ヤバい。どうしよう!」と言いながらも自らを制御できない岩橋の「今日は自由だ!」「こんなに自由でいいのかー!」という叫びが響き渡るカオスな空間に、客席はざわついたり、爆笑したりとさまざまな反応が起こりました。
舞台から去りたくても去れなかった制御不能の“おさむと岩橋”がようやく舞台袖へはけると、ティーアップが登場します。
うつむき加減で出て来た2人は、「あのあと出て来て、何せぇ言うねん! 10分よう保つなぁ」と絶叫。「散らかった舞台を整えたい。このあと、こだま・ひびきさんが出て来られますから」との言葉通り、安定感のある漫才を披露しお客さんを笑いへと誘いました。
トリを務めるのは大木こだま・ひびき……なのですが、劇場のモニターには「西川のりお・上方よしお」の文字が。が、出て来たのはやはり大木こだま・ひびきです。
ざわつくお客さんに「どうしたん?」と訊ね、状況を察したこだま。すぐさま舞台袖へはけたかと思えば、西川のギャグ「ホーホケキョ!」と言いながら登場した途端、会場は一瞬で大きな笑いと拍手に包まれます。突然のハプニングもきっちりと笑いに変えたベテランは、漫才でもお馴染みのフレーズで多くの笑いを生み出していました。
●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/