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2011年9月20日 (火)

【ライブレポート】はざまんち大阪SP~大阪でもジェントルマンはじめます~

9月19日(月・祝)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』の一環として、大阪・AVENUE A☆にて『はざまんち大阪SP~大阪でもジェントルマンはじめます~』が行なわれました。

こちらは、2009年よりシンガーソングライター・間新太郎が東京で開催しているライブ『はざまんち』のSP版。東京では1~2組のゲストを招いて、トークとセッションを開催していますが、今回は『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』ならではのスペシャル・バージョンということで6組のゲストが出演しました。

まずは主催者である慎太郎が登場。客席に「僕んちにいると思って楽しんでください!」と声をかけ、「君のために」「くだらないお話」「遥か」を披露します。上の階からはクラブ・ミュージックらしいドゥンドゥンという重低音が響き渡りますが、「上に負けないように盛り上がりましょう!」とお客さんに呼びかけました。

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慎太郎の「僕の大好きな2人組で、“お願いします~”って頼んで来てもらった」という紹介により、1組目のゲスト・遊吟が登場します。まずはセカンドシングル「チェックメイト」を兄弟ならではの息ぴったりな美しいハーモニー&演奏で、しっとりと聴かせます。恋愛バラエティ番組『あいのり』の主題歌であり、彼らのデビューシングル「Fate」の演奏時には、慎太郎がギターで参加しました。
トークでは、遊吟が「はざまんち」ならぬ「遊吟家」というイベントを開催していることが判明。そのイベントはお客さんか窓から家の中を覗いているという体らしいのですが、ただ観てもらうだけではなく、お客さんと一緒にロシアンルーレットをやったりもしているそうです。「ほんまのお祭りみたい。さっき“僕んちにいると思って楽しんでください”言うたのが恥ずかしなってきた」と言う慎太郎が、「遊吟家にぜひ呼んでください」とお願いすると、お二人は「ぜひぜひ!」と笑顔で快諾してくれました。

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「今日初めてお会いするので緊張しています」と慎太郎が語ったのは、2組目のゲスト・RYOEIのこと。
「僕のファンクラブの名前も、実は“RYOEIん家”……。縁を感じてしまいます。以前ライブで意気投合して連絡先を交換したのに、連絡できていなかった遊吟さんとこうやって会えたのも、何かの縁を感じます。そして今日、皆さんと会えたことにも感謝しながら歌います」と、しっとりしたバラードソング「ひらり」を披露。2曲目は沖縄弁で“流れ星”を意味するタイトルが付けられた「てぃんがーら」を、三線を弾きながら歌い上げました。
「緊張する」と話していた慎太郎ですが、RYOEIが1980年生まれの同級生だとわかるとすぐさま意気投合。横浜の中華街へ一緒に行くこと、そしてお酒が弱いというRYOEIにお酒を教えるという2つの約束を取り付けていました。

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3組目に登場したのは、奥村兄弟。ボーカル&アコースティックギター担当の姉・ゆきちんとコーラス&パーカッション担当のふうたによるアコースティックユニット。18歳と13歳という若さながら、力強い歌声と激しいパーカッションで披露。「母への手紙」「夕方4時」という2曲を熱唱し、慎太郎も「カッコよかった! お姉ちゃんが足で取っていたリズムなんて18歳とは思えない。弟の激しいパフォーマンスもよかった」と絶賛していました。

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慎太郎を「怖い人、一匹狼だと思っていたので、今日ゲストで呼んでいただいて嬉しかった」というのは、吉田山田のお二人。「いや、本当の俺はうさぎみたいやで」と本来の姿を暴露した途端、山田さんが「慎ちゃん、言ってよー!」と距離をぐいぐい縮めてきます。リハーサル時も距離を縮めたいと思った山田さんは、慎太郎にチョコレートをプレゼントしてくれたそう。ステージでも帽子の中からチョコレートを出すと、お客さんに配っていました。
まずは「希望とキャンディー」を慎太郎とセッション。続いて、『あらびき団』の8・9月度エンディングテーマ曲「約束のマーチ」が披露されます。そっと背中を押してくれるような楽曲とお二人の温かみのある楽曲に皆さん、聞き入っているようでした。
トークでは、「その衣装のコンセプトを教えてください」と山田さんに訊ねた慎太郎。個性的なファッションはすべて私服だそうで、「母親に小さい頃からカラータイツを履かせてもらって、逆さまつげにビューラーを当ててもらっているような子どもだったんです」とあまり質問に添っていない理由を語る山田さん。その後は、お二人の感動的なユニット結成秘話も語られました。

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続いて登場したのは、砂川恵理歌。「最近わくわくしている?」と客席へ語りかけると、歌手デビューまでの道のりを語り始めました。10代後半から歌手になりたいという夢を持ちながらも挫折し、地元の沖縄へ戻り、介護の仕事をしていたという砂川。「おじいやおばあと一緒に歌っている時に、“やっぱり歌いたい!”と思った」という決意から念願の歌手デビューを果たしたそうです。
この日は「おじいやおばあと一緒に歌っていた」という泉谷しげるさんの名曲「春夏秋冬」、そして実際にあった出来事を描いたサードシングル「一粒の涙」を披露。「何回聴いてもいい歌だねぇ」としみじみ語る慎太郎でした。

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最後のゲストは、山口智充。「素晴らしいミュージシャンのあとに出させてもらうなんて。僕みたいなもんがトリですみません」と恐縮する山口は、「久しぶり! アメ村」と感慨深そうです。
東京の『はざまんち』でセッション経験のある二人は、演奏前からコミュニケーションばつぐん。自分から話しかけたにもかかわらず、山口が答えている間にスタッフと別の話をしている慎太郎に、「ちょっと慎ちゃん。話しかけたでしょうが!」と山口がツッコみます。
芸人反射神経が働いた山口がスモークを浴びてコントのように大げさな咳を始めると、今度は慎太郎が「今日は普通で大丈夫ですよ!」とやんわりツッコみます。「一応、お約束で」と笑う山口は「もっと煙を濃くして立ち位置が変わっていたら面白いよね」という妄想で、観客を笑わせました。
「ぐっさんのええ声でカバー曲を」(慎太郎)ということで、2人によるBank Bandの「糸」、長渕剛さんの「ローディー」を披露。ぐっさんの力強くダンディな歌声がライブハウス中に響き渡りました。

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エンディングでは、慎太郎が世界でいちばん大好きだという「あの素晴らしい愛をもう一度」を出演者全員で熱唱。大阪初の『はざまんち』は大成功で幕を閉じました。

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●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai