【ライブレポート】ラフピーカルチャースクール~天王寺区『ゼット芸人ストリークと一緒に野球の話をしよう!』
『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』開催中、よしもと芸人が大阪24区と堺市でカルチャースクールを開く「ラフピーカルチャースクール」が行われ、9月19日(月・祝)は天王寺区でストリークによる『ゼット芸人ストリークと一緒に野球の話をしよう!』が開かれました。
このゼット芸人とは、日本を代表する野球用品のメーカー・ゼット株式会社を愛する芸人のこと。ストリーク・山田の舞台衣裳もゼット株式会社に作っていただいており、'09年にはカタログの表紙も務めているなど、ストリークとは切っても切れないご関係。そこで、プロ野球のあれこれに関する話を野球用品という観点から語るカルチャースクールが開かれたのでした。
まずはグローブを開発されているゼット株式会社の開発者、榎本さんをゲストに招き、開発者でしか知りえない貴重な話をお伺いしました。プロ野球選手から希望するグローブの形を聞き出し、それを職人さんに伝え、何度も何度も試行錯誤を重ねて最高のグローブを作るのが榎本さんのお仕事。その苦労話などもお伺いしたのですが、ストリークをはじめ集まったお客さんも「へー!」「えー!」と感心と驚きの連続でした。また、かつて変わったオーダーをされた選手の話も飛び出し、その最たるものが「グローブに軟膏を塗ってほしい」というものだったそうです。また、榎本さんが作ってみたいグローブは、ショートの選手のグローブだそう。「ショート、セカンドは守備が上手だから、そんな上手な人のグローブを作りたい」とのことでしたが、ショート、セカンドの選手でゼット株式会社のグローブを使われている方が少なく、さらに増やしていきたいとの思いもあってのことだそう。それを聞いた山田、「今日来ているお客さん全員で、プラカード持って(使ってもらうよう)訴えましょう!」と熱く意気込んでいました。そして、実際には使用されなかったものの特注のグローブを作ったお話(市場価格は10万円をくだらない高級グローブだそうです)や、メロン柄という珍しい柄が施されたグローブのお話などをお伺いしました。
続いて今年のプロ野球に関するストリークの思いのたけを話すコーナーへ。今回集まったお客さんは阪神タイガースファンの方が約6割。そのほか、横浜ベイスターズ、オリックス・バファローズ、広島東洋カープのファンの方がいらっしゃいました。それを知って「じゃあ、ほかの球団の悪口、いっぱい言おう!」と山田は嬉々として話していました。
そして早くも2011年のペナントレースを振り返る二人。中でも一番、疑問に思ったのが「飛ばないボールの導入」だったそうで、この件に関しては二人ともが“思いのたけ”を語っていました。また、交流戦で見たパ・リーグの強さを嘆いたり、阪神タイガースへの熱い気持ちを抑えきれず、吉本がつい声を荒げて激白する場面など、会場でしか聞けない話が次から次へと飛び出し、お客さんの笑いや同意を誘っていました。また、監督さながらの選手の采配を考えたりと、さすがは野球好きと納得のトークを繰り広げ、あっという間の1時間でした。
●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
http://www.wondercamp.jp/kansai/
【ストリーク】