三重県「住みます芸人」桂三輝、大阪→伊勢 徒歩の旅で見事ゴール!
「あなたの街に"住みます"プロジェクト」では、さる11月14日(月)に、三重県の「2代目住みます芸人」として、桂三枝の弟子でカナダ出身の落語家・桂三輝(かつら・さんしゃいん)が初の外国出身者として就任することを発表しました。
桂三輝は三重県に移住するにあたり、上方落語「東の旅」に出てくるお伊勢参りのコース・大阪から伊勢までの徒歩の旅に挑戦することになりました。
このコースは、師匠の桂三枝が45年前に実際に歩いたもので、格好も当時の師匠と同じ、着物、脚絆にわらじというもの。
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11日昼より大阪NGK前を出発した三輝は、道中の宿泊先で落語会を行いながら、予定通り23日午前中に、伊勢神宮に到着。
お伊勢さんに旅の報告と無事のお礼をすると、いよいよ最終ゴール地点の伊勢河崎商人館へ向かいました。
そして予定通り、16時15分ごろゴール地点の伊勢河崎商人館に現れた三輝を、鈴木健一伊勢市長をはじめ、急きょ駆け付けた、三重県出身で三輝の兄弟子でもあり、現在は津市の市会議員の桂三発、ご当地ヒーロー・観光戦隊イセシマン、そして周辺の方々約100人の大声援が出迎えました。
8日間約180kmの徒歩の旅の感動のゴールを終えた三輝に、鈴木市長から、記念のハッピと竹踏みが手渡され、大きな拍手の中、三輝は集まったみなさんに挨拶を行いました。
「大阪から8日間かけてここまで来ました。記者会見で「絶対にできます」と軽い気持ちで言ったのですが、途中で本当に後悔しました。わらじでの暗峠(くらがりとうげ)越えが、特にたいへんでしたが、日数が進むにつれて、三重のみなさんに近づけば近づくほど、疲れがとれて、だんだん気持が強くなっていきました。
今日がゴールではなくて、今日から始まりです。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。今日から皆様の桂三輝です。ずっと輝こうと思っています。よろしくお願いします。」
と、力強く宣言を行うと、集まったみなさんから握手や写真攻めに合う三輝、到着直後から、歓迎ムードは最高潮になりました。
その後17時から行われた記念の落語会には、さらに多くのお客さんが集まり、超満員約150人を前に、まずは得意のアコーディオン漫談を披露、「幸せなら手をたたこう」のメロディに乗せて、早くも会場が一体になります。
その雰囲気のまま、いよいよ高座に登場した落語家・桂三輝。
記念すべきこの日の演目は、師匠桂三枝の創作落語から「生まれ変わり」を選びました。時間が経つにつれ、どんどん噺にひきこまれていったお客様からは、大きな笑い声が何度も起こりました。
約1時間の落語会が終わり、万雷の拍手で見送られた三輝は、会場の出口で、出てきたお客様ひとりひとりと握手や写真撮影にこたえていました。
三輝は、今日(23日)から伊勢市河崎の民家に住み、伊勢市を中心に三重県内で定期的に落語会を行っていきながら、三重県の活性化のお手伝いをしていきます。桂三輝にご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!