【ライブレポート】11/27 『THE MANZAI 2011』本戦サーキット・東京ラウンド
11月27日(日)、ルミネtheよしもとにて『THE MANZAI 2011』本戦サーキット・東京ラウンドが開催されました。
『THE MANZAI 2011』認定漫才師として選出された50組はそれぞれ、10月、11月に行われる“本戦サーキット”全5回のうち、2回エントリーして漫才を披露。このサーキットポイントの合計によって決められたサーキットランキング上位15組が、12月17日に行われる決勝大会に進出できるというルールになっています。
また、惜しくもサーキットランキング15位までに入らなかった16位~25位の漫才師たちで、“ワイルドカード決定戦”を開催。このワイルドカード決定戦を勝ち上がった一組も決勝大会に進出することができ、 合わせて16組で決勝大会を戦うことになります。
本戦サーキットも、5回目を迎えたこの日が最終日。
いよいよ決勝メンバーが決定するということで、開演前の会場にはちょっとした緊張感が漂っていました。そんな空気をほぐしたのが、この日のMCを務めたエハラマサヒロ。ルール説明で噛んでしまったことをネタにしつつ、軽快なトークで会場を温めていました。
今回出場したのは、認定漫才師50組のうちの20組。
パンクブーブー、ハマカーン、ウーマンラッシュアワーと、前回のサーキットで一位を獲得したコンビが3組も存在する大激戦となりました。
まず登場したのは、二レンジャー、平成ノブシコブシ、スパローズ、ウーマンラッシュアワー、ハマカーンの5組。
ウーマンラッシュアワーは、おなじみの“バイトリーダー”をパワーアップさせたネタで勝負。村本の早口に一段と磨きがかかっていました。
ハマカーンは、ゴキブリを“大先輩”と敬う浜谷の怒りが爆発。「下衆の極み!」の決め台詞に大きな笑いと拍手が起きていました。
続く5組は、トータルテンボス、Hi-Hi、テンダラー、南海キャンディーズ、博多華丸・大吉。
トータルテンボスは、大村が憧れているという“突然部活を辞めると言い出した同じ野球部の親友を引き留めるシーン”を再現。とはいえ、引き留めようという気がないとしか思えない大村の言動に、藤田のツッコミがさく裂していました。
芸歴制限のない本大会には、博多華丸・大吉のようなベテランも参戦。
“乾杯の音頭”について話し出す華丸に対する、大吉の「題材が渋すぎない?」のひと言に観客は大爆笑。さすがの貫録で、会場の空気をものにしていました。
次に登場したのは、流れ星、キングコング、アメリカザリガニ、磁石、パンクブーブーの5組。
磁石は、永沢が自分の子供が反抗期を迎えた時をシミュレーション。予想もできない怒涛の展開でテンポの良い漫才を披露していました。
前回一位を獲得しているパンクブーブーは、新聞勧誘をテーマにした漫才を。さすがM-1チャンピオンといった安定感抜群のネタ運びで、会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。
そしてラストの5組は、ぽ~くちょっぷ、我が家、スリムクラブ、ナイツ、ダイノジ。
今回唯一のトリオである我が家は、3人のキャラクターを生かした彼ららしい漫才を展開。
スリムクラブは、持ち味である独特の間で会場にジワジワと笑いを起こしていました。
こうして全20組の漫才が終了。
集計を待つ間には、この日若干調子の出なかった平成ノブシコブシとぽ~くちょっぷがイジられ、吉村が開き直って大暴れしたり、流れ星・ちゅうえいが突然一発ギャグを披露したりと、にぎやかなトークコーナーが繰り広げられました。
そしてついに上位3位が発表!結果は以下の通りです。
1位 パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
2位 磁石(ホリプロコム)
3位 スリムクラブ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
いよいよ全5回のサーキットの結果が出そろい、あとは決勝戦を残すのみ!
果たして、ファイナリストに選ばれるのはどのコンビなのか?漫才師たちの熱い戦いを最後までお見逃しなく!
●『THE MANZAI 2011』公式サイト
http://www.themanzai.com/