「S-1グランドチャンピオン2011」開催延期のお知らせ
2011年3月26日(土)に第3回沖縄国際映画祭にて予定しておりました「S(エス)-1(ワン)バトル」の最終決戦「S-1グランドチャンピオン2011」につきまして、東北地方太平洋沖地震および長野県北部の地震に伴う社会情勢を鑑み、開催を延期させていただくことになりました。
開催日程などについては、決まり次第改めてご案内させていただきます。
2011年3月26日(土)に第3回沖縄国際映画祭にて予定しておりました「S(エス)-1(ワン)バトル」の最終決戦「S-1グランドチャンピオン2011」につきまして、東北地方太平洋沖地震および長野県北部の地震に伴う社会情勢を鑑み、開催を延期させていただくことになりました。
開催日程などについては、決まり次第改めてご案内させていただきます。
弊社所属タレント今田耕司の主演舞台「NGワードライフ」(作・演出 鈴木おさむ)は、本年3月19日から21日まで本多劇場(東京都)にて公演予定でしたが、この度の「東北地方太平洋沖地震」における、当該地区の電力供給状況と、それにともなう公共交通機関への影響ほか、諸条件を併せみた結果、本公演を延期させていただくこととなりました。
本公演を楽しみにしていただいた皆様、また、本公演にご協力いただきました関係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けすることをお詫び申し上げます。
なお、延期後の公演日程は未定のため、本公演のチケットについては、所定の手続きにより払い戻しをさせていただきます。以下をご参照願います。
● 3月11日以降の公演で、開催中止となった公演のチケットをお持ちのお客様、
または地震の影響で来場が困難になったチケットをお持ちのお客様について、払戻しまたは公演振替を行います。詳細な日程や方法につきましては、定まり次第、追ってチケットよしもとサイトでお知らせさせていただきます。(3月末頃には詳細をご案内できる見込みです)
<中止が決定している公演はこちら>
http://ent-yoshimoto.pia.jp/info/info-110311.html
<本件に関するお問い合わせ>
チケットよしもとインフォメーション (10:00~19:00) 電話 0570-036-912
<現在予定している中止公演チケットの対応方法>
【1】チケットの払戻し
【2】公演の振り替え
【3】チケット代金の寄付
※上記の対応方法は変更となる場合がございます。
誠意準備中ですので、詳細発表まで今しばらくお待ちいただきますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
コメント
「今回残念ながら、本公演を中止させていただくことになりました。
楽しみにしていたみなさまには大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
今回の判断については、キャスト、スタッフ一同でよくよく話し合った結果です。
当日の公演を楽しみにしていたみなさまにはご理解いただければ幸いです。
みなさまには、今後必ず同じスタッフ、キャスト、内容で、今回見ていただくはずだった『NGワードライフ』をお見せする機会を作りたいと思います。
勝手な言い分で大変申し訳ございませんが、どうかそれまで待っていただけたら嬉しいです。
最後になりましたが、今回の震災にてお亡くなりになられた方に心からご冥福をお祈りいたします。そして、現在も被災地におられるみなさま、自衛隊や警察のみなさま、原発の復旧作業に入っておられるみなさまほか、現地で救助・捜索につとめているみなさま、本当に大変だと思いますが、こちらでもできる限り協力できればと思いますので、みなさまもお身体に気をつけて頑張ってください」
今田耕司
3月11日以降の公演で、開催中止となった公演のチケットをお持ちのお客様、または地震の影響で来場が困難になったチケットをお持ちのお客様について、払戻しまたは公演振替を行います。
また、ご希望のお客様には、チケット代金を「東北地方太平洋沖地震」の義援金として寄付させていただく方法も現在準備中です。
詳細な日程や方法につきましては、定まり次第追って当ページでお知らせさせていただきます。
(3月末頃には詳細をご案内できる見込みです)
<中止が決定している公演はこちら>
http://ent-yoshimoto.pia.jp/info/info-110311.html
<本件に関するお問い合わせ>
チケットよしもとインフォメーション (10:00~19:00)
0570-036-912
<現在予定している中止公演チケットの対応方法>
【1】チケットの払戻し
【2】公演の振り替え(よしもとの劇場公演のみ対象)
【3】チケット代金の寄付
※上記の対応方法は変更となる場合がございます。
誠意準備中ですので、詳細発表まで今しばらくお待ちいただきますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
3月16日(水)、弊社東京本部にて行われた宿毛市民栄誉賞授与式に間寛平、中西清二宿毛市長が出席しました。
こちらは、寛平が約2年2ヵ月をかけて完走したアースマラソンを讃え、生まれ故郷である高知県宿毛市から贈られたもの。生まれ故郷である高知県宿毛市の市表彰条例を2月7日(月)に改正し、「特別表彰」の項目を新たに加えられたことにより、寛平が表彰者第1号となりました。
中西市長は「大きな災害はあり、日本国中が悲しみにくれているところ、このような機会をいただきありがとうございます。このたび、寛平さんの偉業を讃えようと今までになかった賞を2月に設立し、この賞をお渡しすることとなりました」とコメント。
中西市長より、珊瑚で作られた表彰状や寛平が描かれた絵などを受けた寛平は「本当に恐縮です。宿毛市には小学校6年の夏休みまで住んでいまして、親父の仕事の関係で大阪に転校して学生時代を送り、吉本に入ってアースマラソンを完走しました」と喜びを語りながらも、「この度は大変なことになりました。僕も阪神・淡路大震災で大変な目に遭いました。東北の方が大変で、どうしていいかわからないと思っているのはわかります。僕も経験したので」と、東日本大震災の被災者を気遣いました。
授与式終了後の囲み取材で、宿毛市の思い出を訊かれた寛平。
「僕は宿毛市からだいぶ離れた山奥に住んでいたんですけど、近くに山田川っていうキレイな川があって遊んでいました。あとは、蘭の花を獲りに山へ行ったり……日が暮れるまで探していました」と、懐かしそうに当時を振り返ります。
アースマラソンで海外へ滞在中に高知県が坂本龍馬で盛り上がったことを話題として、「盛り上がったんでしょ? 高知。(日本に)帰ったら、“すごかったわ、龍馬。でも寛平ちゃんもすごかった”って言ってもらいました」と寛平。
“吉本新喜劇で龍馬役をやっては?”という記者の方の意見に、「あぁ、そうですね。でも、僕がやったらすぐやられたり、何言うてるかわからへん坂本龍馬になりますよ」と笑顔で応えました。
東日本大震災で全国が悲しみに暮れているなか、授与式に踏み切った理由として、中西市長は「寛平さんは夢と希望を与える職業に就かれています。こんな時だからこそ、寛平さんに受賞していただきたいと思いました」と、力強く語られました。
また、寛平は自身の阪神・淡路大震災での被災経験から、「ボランティアに行きたいっていう人もいると思うけれど、迷惑がかかることがあるんですよ。被災地を観に来る人とかいるでしょう? それで道が混んだりするから避けていただいて、物資が届くようにしてほしい」と切実に訴えます。
復興した際には、被災地で吉本新喜劇を無料で開催したいという思いも語り、「僕が被災した時は1月で寒かったけど、(東北は)もっと寒い……気持ちはようわかります。一緒になって温め合ってほしい。声を掛け合って復興に向けて頑張ってください」と声援を送りました。
●芸人顔検索 間寛平
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1523/r=703
【間寛平】
3月15日(火)、よしもとプリンスシアター近くの京急ショッピングプラザ ウィング高輪のセンターコートにて、COWCOW山田與志、くまだまさし、しずる、タカダ・コーポレーション大貫さんらが、東北地方太平洋沖地震の募金活動を行いました。
「募金を宜しくお願いします!」と芸人たちが声を挙げるたびに、多くの方が活動にご協力くださいます。その中には幼いお子さんやお年を召した方、海外の方も多く見受けられました。
本日、品川プリンスホテル内の各施設が休業していることもあり、京急ショッピングプラザ高輪様の許可をいただき、人通りの多いセンターコートにて活動いたしました。今後は、よしもとプリンスシアターでも随時行う予定です。
一人でも多くご協力いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
COWCOW山田與志のコメント
「やるしかないでしょう!ということで、参加させていただきました。今回、被害に遭われた地域は『週末よしもと』で僕らを迎え入れてくれたところです。今はいろんな状況でしょうが、また僕らが漫才やコントをしに行きます。どうか頑張ってください!」
しずる池田のコメント
「一人でも多くの方に、募金へご協力いただきたいです。宜しくお願いします」
【COWCOW】【山田與志】【くまだまさし】【しずる】【タカダ・コーポレーション】【大貫さん】
3月11日(金)14時46分ごろ、東日本を襲った東北地方太平洋沖地震は、M9.0を記録し、停電や火災、津波などの被害がいまも拡大しています。弊社においては、「困難に立ち向かう被災地の皆さんのため、何かお役に立てることをしたい」という思いのもと、東西の劇場で募金活動を行うことになりました。
活動初日となった3月15日(火)、なんばグランド花月前には、昼12時からあべこうじ、女と男ら芸人や社員が続々と集合。それぞれがボードや募金箱を手に、道行く人たちへ元気な声で精一杯、募金をお願いしました。出番の前後などを利用し、入れ替わり立ち替わり、さまざまな芸人たちが加わっていきます。12時40分ごろに笑福亭仁鶴、さらに12時50分ごろに中田カウス・ボタンも加わり、ベテラン芸人と若手、さらに社員が一つになっての呼びかけに、通りがかった皆さん、劇場を訪れた皆さんから多くの募金をいただきました。
仁鶴は、「被災されたご当地の方は懸命に頑張っておられます。そんな皆さんのために、吉本社員ならびによしもと芸人一同が、微力ながら一丸となって募金運動に協力させていただければ」とコメント。列を作って募金に協力してくださる皆さんの姿に、「一人ずつ、目を見て、握手をさせていただきながら、皆さんの災害の意識の強さを実感しました」と、胸を熱くしていました。
また、カウスは、「小さなお子さんからも、言葉では言い表せないぐらいの大きな気持ちが伝わってきた。僕たちはお客さんの前に出るのが仕事なので、小さなことからでも率先して始めることが大切」と強い決意を表明。ボタンも、「こんな人通りの中で本当にありがとう。皆さんの『何か協力できたら』という気持ちが直接伝わってきて、本当にありがたかった」と、関西の皆さんの心遣いに感激していました。
なんばグランド花月には、ほかにも吉本新喜劇メンバーや坂田利夫、大木こだま、シンクタンクら多くの芸人が集まり、活動を展開。さらに京橋花月ではランディーズ・中川、すっちーら、東京の神保町花月ではLLR、ミルククラウンら、ヨシモト∞ホールでははんにゃ・金田、パンサー、御茶ノ水男子ら、品川よしもとプリンスシアターではCOWCOW山田よし、くまだまさし、しずる、ハリセンボンらが参加して同様に募金を呼びかけました。観劇に来られた皆さんが、思い立ったらすぐご協力・ご参加いただけるよう、なんば5upよしもと、ヨシモト∞ホールOSAKAを含む全劇場館内にもそれぞれ募金箱を設置しております。
弊社では、今後も継続して、募金活動を行って行く予定です。お近くを通られる際、劇場に来ていただいた際は、ぜひとも皆さんの温かいご協力をお願いいたします!
この度の「東北地方太平洋沖地震」被災者のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
被災者のみなさま、被災地の様子を伝える映像やニュースを目にするたび、かつてない大地震に見舞われたこのような緊急時においても、気丈に現状に向き合い、周りの方々と支え合いながら、心をひとつにし、困難に立ち向かっていらっしゃる被災地の方々の姿に胸をうたれ、同じ日本に住まうものとして誇りに思い、「なにかお役に立てることをしたい」という強い思いで胸が熱くなります。
私たちは、創業100周年という節目の時期を間近に控え、「笑いを通じて心のインフラを作りだしていきたい」、「人と人とのつながりで日本を変えていきたい」という思いで動き出しておりました。このような中、この度の未曾有の災害を目の当たりにして、決して傍観者ではいられない思いでいっぱいになっております。
私たちにできることは、「お笑い」や「エンターテイメント」といわれる分野の仕事だけです。しかし、私たちは、普段であれば娯楽としか捉えられることのない「お笑い」や「エンターテイメント」で、一体、何ができるのか、今回の危機に直面して、あらためて真剣に考えました。
このような時期に、「お笑い」に何ができるのか、「お笑い」のイベントを行うこと自体が不謹慎だとお考えになる方がいらっしゃることは覚悟しております。しかし、「笑い」というものは、元来、人を思いやり、支え合うという気持から生まれるものであり、一人一人が誰かと「つながっている」こと、誰かが「そこにいてくれる」という実感を分かち合うことで伝わっていくものであり、それは、「生きていく意欲の交換」でもあると、私たちは信じています。
私たちは、これまでの100年も、これからの100年も、そうあり続けたいと願い、行動することを決意いたしました。
今後も、これまで以上の思いをもって、メディア出演や公演などの活動を通して、みなさまに「笑い」と「心のつながり」を提供していきたいと考えております。
その第一歩として、3月18日より開幕予定の「第3回沖縄国際映画祭」については、被災者のみなさまへのチャリティーを大きな柱に据えた上で、予定通り実施します。同映画祭においては、被災地への募金活動をはじめとしたチャリティーを実施させていただきますが、一番の大きな目的は、被災地から遠く離れた沖縄の地から、被災者のみなさまのもとへ、地元沖縄のみなさまや国内外の出演者・関係者からの数多くの「心のつながり」と「エール」をお届けすることです。
公演やイベントの実施、特に、「沖縄国際映画祭」というような、お祭り的色彩の濃いイベントについては、開催を自粛するべきだというご批判が寄せられるかもしれません。社内でも様々な意見がありました。確かに、これまでの例に倣えば、このような事態にあたっては開催を自粛することがひとつの考えといえますし、企業である私たちにとっては、中止することが簡単な選択であるのかもしれません。
吉本興業の先人たちは、関東大震災や戦争などで傷ついた方々への救援のため、先頭を切って現地に飛び、困難に立ち向かう活力を支える様々な活動をしてまいりました。しかしながら、1995年に発生した阪神・淡路大震災の折には、私たちは、ただただ、劇場公演の中止、イベントの自粛、テレビ出演の自粛等をするのみで、あとは、所属タレントが個々にボランティア活動を行っているだけの、本当に無力な存在になってしまいました。私たちとしては、このような状況に忸怩たる思いを抱いておりました。今度こそ、「自粛する」ことではなく、「行動する」ことで、私たちなりに被災者のみなさまの力になりたいという気持ちでいっぱいです。
「笑い」のあるところには、必ず、希望が生まれます。
「こんなときにあほやな」「考えなしやな」と言われるかもしれませんが、わたしたちは、こんなときだからこそ、希望に光を当てていきたいと真剣に願っております。
私たちはみなさまの笑顔に育てられてきた「笑い」の会社です。
弊社グループ一同、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い被災地の復興をお祈りいたします。そのための一助となれることを、切に願っております。
吉本興業グループの劇場に関しては、この度の「東北地方太平洋沖地震」の影響により、3月11日~14日の間、東京の5劇場(ルミネtheよしもと、神保町花月、ヨシモト∞ホール、品川よしもとプリンスシアター、よしもと浅草花月)の公演を休演致しました。
各劇場の安全上の万全を期すため、点検を実施し、安全であることが確認されましたので、本日3月15日(火)より、まずは3劇場(神保町花月、ヨシモト∞ホール、品川よしもとプリンスシアター)の公演から再開させて頂きます。
なお、「ルミネtheよしもと」につきましては、上記点検に加え、劇場設備の復旧のため3月16日まで休演、毎週末公演の「よしもと浅草花月」につきましては、3月19日(土)から公演再開予定となります。なお、5劇場すべてにつきまして、今後は電力供給状況等を併せみて公演の有無の判断を行ってまいります。
なお、公演情報や休演中のチケット払い戻しにつきましては、弊社公式ホームページ「よしもとシーオージェーピー」をはじめ、各劇場ホームページにてご案内させて頂くとともに、チケットよしもとにて対応致します。
「よしもとシーオー・ジェー・ピー」(http://www.yoshimoto.co.jp/)
「ルミネtheよしもと」(http://www.yoshimoto.co.jp/lumine/)
「神保町花月」(http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/)
「ヨシモト∞ホール」(http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/)
「品川よしもとプリンスシアター」(http://www.yoshimoto.co.jp/ypt/)
「よしもと浅草花月」(http://www.yoshimoto.co.jp/asakusa/)
被災者の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い被災地の復興を弊社グループ一同お祈りいたします。
3月11日(金)、宮川大助・花子が平成22年度芸術選奨文科大臣賞・大衆演芸部門を受賞することが決定し、記者会見を行いました。漫才師で大衆演芸部門を受賞したのは昭和57年度の内海桂子・好江さん、平成4年度の夢路いとし・喜味こいしさんに次いで3組目となり、関西の漫才師としてはいとし・こいしさんに次ぐ2組目。また漫才師の大衆演芸部門受賞も18年ぶりとなり、男女のコンビではなんと、初の受賞なります。まずは、受賞の知らせを聞いた直後の、喜びの胸のうちを語りました。
宮川大助(以下、大助)「本当にうれしいですね。ありがたいというか…」
宮川花子(以下、花子)「夫から『こんな賞をもらえるらしいで』と聞いたたときに、私は彼の横顔をずっと見ながら、わ~、この夫は…私を…」と、涙ぐむ花子。そして、「この夫は私をどこまで大きくしてくれるねん!っていう感謝の気持ちがこみ上げましたね」と言葉を続けました。
また、「大助が倒れたりして、もう漫才でけへんのかなって思ってたんですが、一昨年にコンビ結成30周年を迎えさせてもらって、漫才師としての宮川大助・花子が第一歩を歩ませていただきました。そして1年、2年経ちまして、大助が病気して過激な漫才もできへんかったときに、彼が言ってくれたんですよ。『(これからの漫才は)メッセージやな。メッセージがお客さんに届いたらいいな』って。自分は笑わせた方が…とずっと思ってたんですけど、彼は出番前にも『ゆっくりな。メッセージな。メッセージがお客さんに届くようにな』って言ってくれて。その言葉がずっとありまして。そして今回の賞をいただいたときに、『わ! 見てくれてはってんな~!』っていう気持ちと、倒れてからもまだ、大助には漫才師としての気持ちが輝いててんなっていう思いがいっぱいで、夫には感謝いたしました。そして漫才師・宮川花子としても育ててくれた夫にも感謝しました。それから、見てくださる方にも感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
4月9日(土)には、なんばグランド花月で『宮川大助・花子 結婚35周年記念「つないだ手と手」』を行うふたり。夫婦円満であるポイントは?
花子「何でもイエスですよ」
大助「奥さんの言うとおりにね」
花子「そうですよ。何でもイエスですよ、あなたね。ノー言うてどないになった?」
大助「脳卒中!」
と、新ネタ「Yesといおう」よろしく披露した。
そして記者からの質疑応答へ。
Q.大助さんはいつも『メッセージを届けよう』とおっしゃっているとのことですが、大助さんはどういったメッセージを伝えたい?
大助「師匠に正式に弟子にしてもらうときに、新しい色紙を持って行って『僕に言葉をください』って言ったんですね。師匠自身、心の中に刻む言葉があったようで、古い色紙を持ってきて、そこに『初心と素直な心をいつまでも』とあったんです
。それから、だんだんオッサンになってきて、夫婦の間にもある程度、倦怠期がありますし、漫才にも倦怠期があります。そういうこともありつつ今回、賞をいただいきまして、『Yesといおう』ということで、女房と子供に素直になれるということは家庭が一番平和な状態だなと思って、そこらへんをつついてみたんですけどね。自分たちが灯せるメッセージといったら夫婦円満、家庭円満、それが中心になるものですから」
Q.今、夫婦の仲でも倦怠期もあったとおっしゃいましたが、仲良しの秘訣を。
花子「あなたは(私の)敵か?」
大助「味方」
花子「よ~し! 夫婦といえば史上最強の味方です」
Q.これからも順風満帆にいけそうですか?
大助「順風満帆に? もう、僕の素直ささえあれば大丈夫だと思います。いかに僕が文句を言わないか。これからは大助の努力と忍耐だと思います。もうね、オッサンになると頑固になる、自分の意固地が出てくるし、だんだん暗くなるんでね。ところがおばちゃんっていうのはどんどん明るくなっていく。だから家庭では、お母さんの言うことを聞いとくのが一番ええねんね。子供も明るいし」
花子「そやね。結婚して35年経ったら、女が反撃する年になってくるんですよ。私たちも『おお、来た来た』って思ってたんですけど、夫が倒れてしまって。夫をいじることがほんまに弱いものいじめになってしまったので、労わる気持ちが浮かびましたね」
Q.大助さんにお伺いしたいんですが、これまで漫才はどういうことにこだわってやってこられましたか。そして、今後さらにどのような芸を披露していきたいと思われますか?
大助「年も取ったんでね、和やかで、子供らが見たときに『ああ、こんなおじいちゃん、おばあちゃんええやろうな』って思うようなおじいちゃんでもおりたいし、家庭のハーモニーが自然のハーモニーであって、日本の経済でも何でも、すごくいいバランスになってくれたらいいかなと。そのうち、娘も結婚したら孫もできるだろうし、花子のお母さんもまだいてはるんでね、おばあちゃんを大切にしたり、お母さんが子供を大切にしたり、下の世代が上の世代を敬う姿をもうひとつ下の世代が見ると、ちゃんとした子もできるんじゃないかなっていうのもあるんで、そういうお手伝いができればいいかなと思ってますね。僕がよく言うのは、家庭のハーモニー。父と母と子がいい和音で鳴れば一番いいかなと。嵐も吹けば、断崖もあるしね、病気とか、いろんなものを僕らも経てきて、僕らも全く順風満帆で来たわけじゃないんでね。これは夫婦の話でね、嫁はんも離婚届けも用意してましたからね」
花子「そういう言葉が載るから気をつけてね。こういうことだけすごい載るからね!」
大助「いやいや…、そういう酸味も辛味も全部わかってきた上で、今、いい感じで受け止めてもらえている芸風とか、年齢にもうなってきたんだなっていうのがあった上での話なので。和音。家庭の和音を皆さんに感じてもらえたらいいなって思いますね」
花子「今、すごいわくわくしていますね。この後、なんばグランド花月で漫才するんですけど、早く今、舞台に立ちたいです! 自分たちの舞台を皆さんに見ていただいて、このうれしさをお客さんと一体感を持って共有したいっていうのがすごくありますね。夫が病気したとき『ああ、漫才やっててよかったな~』って自分の口から出ました。それまでは、自分が病気になったときは、『漫才さえしなかったらこんなことにはならなかった』とか、ずっと思ってきた人生ですけれども。一昨年にコンビ30周年公演をやらせていただいたときに、漫才やっててよかったな~って。それに輪をかけるように今回の賞をいただいたこと、自分の頭に王冠を乗せてもらったような気持ちです。それを1分でも1秒でも早く、皆様にお披露目したい気持ちです。漫才でしょ、芸術でしょ、すごいな! うれしくて仕方がないです!」
Q.関西の漫才師では、いとし・こいしさん以来、男女では初めてです。これからまだまだ漫才師の人生が続いていくと思うが、これからをどんなふうに考えてますか?
花子「2年前から大助の『メッセージ』という言葉でやってきましたので、この大きな同士というエンジンをぶら下げて、走り続けていきたいなって思いますね。こうしよう、ああしようというのはありません。自分の現実のこと、皆様方に支援いただいたことをもうちょっと広げて、世間に言っていきたいなって思います」
大助「自分が健康で若いときには全然わかりませんでしたけど、脳卒中でひっくり返ったり、嫁さんも病気したり、そういう病気をしたときの家庭の不安とか不和とかすごく出てきて。そんな中で、今回賞をいただいた理由のひとつであるネタも『素直にイエスと言おう』という前向きなものと、自分の闘病生活をミックスしたネタなんですけど、病気も食生活一つで大分防げる。それを相当勉強したんで、それをバカ笑いしながらひとつずつ勉強できていけたらいいなと思います。それと、自分たちがこうして病気して戦っているときに、若い人から見たらどう思うのかなって思うんですよね。そこで、自分たちは、もうひとつ上の世代、おじいさん、おばあさんを大切にすると。そしたら自分たちの下の子供の世代が自分たちを見てくれるんじゃないかなっていう。そうすると、上の世代に対する尊敬の念とかが出てくるのではないかと思います。また、この賞は、文部科学省からいただく賞で、こういう賞をいただいたというのは、漫才の歴史の積み重ねの中の1ページで、その中で僕らが今、選択されたということで。僕らだけじゃなしに、漫才のレベルがこれからアップしていくんじゃないかと。ましてや若い人たちの漫才ブームのど真ん中で、俺らが60歳を過ぎてからこういう賞をいただくというのは、漫才の役割の中のひとつの働きを僕らがなせたんかなって、ありがたい気持ちで受け止めるところもありますね」
Q.今、闘病ネタとありましたが、ご病気を経てネタに微妙な変化とか、ありますか?
花子「変わりました。『一球入魂』とか、『舞台で死ねたら本望や』とかありましたけど、それは絶対本望じゃないなって。今日は8割かもわからへんけど、その2割は体力温存しといてとか思うし。今までは過激すぎたね」
大助「今までの漫才といのは野球の応援団とかと一緒で、進軍だったんですね。とにかく行って行って。ほんで、嫁がガンで、僕がひっくり返ることによって、仕方なしに別の路線を選ばざるを得ないことがあって。そこに優しさとか思いやり、和とか、いっぱいあったことに気がついたと思います。そっちの方を重視しようかなみたいな」
花子「今、若手の漫才師さんに会いたいね。『見て、こんなん賞、もらえんねんで! 漫才は芸術やで!』っていうことを言って、みんなとハイタッチしたいね!」
大助「彼らのお陰で取れたんや」
花子「そうや。ほんでうちのお弟子さんからも連絡があって『おめでとうございます。宮川という名前を汚さないように引き継いでいきたい』とか、そういう言葉をいただいたりとかもして」
--大きい賞を受賞されて、お互いに声をかけあうとしたら?
大助「(花子に向き合って)愛してます。これだけでしょうね。長いこと抱き合ってもないしね(笑)」
花子「私は冒頭に申したように、自分をすごく大きくしてくれる夫であるので、もう、この人すごいなって思いましたね。いただいた瞬間、思いました。この2年間、ずっと大助がメッセージやでって言ってて。こういう芸術的な賞をもらったときに、先に彼のすごさを感じましたね。やったな~と思って」
大助「何かこう、すごく美にこだわるので、お笑いの中に美学があったらいいのになみたいな」
花子「大助くんは美しいものが好きなんです。そして、あなたが選んだものは?」
大助「あなたです」
一同笑い。
花子「そうやって振らな絶対言わへん(笑)」
大助「そら、若いときの話やで」
--今の若手芸人さんにメッセージを残すとしたら?
花子「会う人に必ず言う言葉なんですけど『辞めるな』と。『絶対いいことあるから』っていつも言うんですけど。漫才を辞めたいときとか、挫折を感じたこともあったけど、それを乗り越えていったら絶対にゴールが見えると思うので。自分たちもまだまだゴールは見えていませんが、『辞めなや』って。今の若い人の方が漫才にメッセージ性がすごいあるし、自分らの感性と違う、すごい素晴らしいものを持ってるから、ネタへのアドバイスはないよね。それぞれ個性を持ってはるから」
大助「若いときは競技の中で生きてるんですよね。アスリートですよ、漫才師は。競争、競争、オーディションがあって。誰が一番とか。僕らも、若いときはそうやってきて、この年になって競争というところから完全に外れていたんですね。完全に競争じゃないところで、ぼちぼち漫才の楽しみがわかりかけたころに突入した。その中で、自分たちの夫婦で一番必要なものを漫才の中に入れてみようかなと思って。例えば、今回の賞みたいな感じで認められたなら、その楽しみは今のアスリートの若い人たちにはわからない。これはまた、別の楽しみ。金銭抜きの楽しみ。そこまで皆さん、がんばってと。故障もあるし、コンビ解散とか、そういうのもあるんですけど、その楽しみめがけて行ってほしいと思いますね。この年になったらエベレストには上れなくても、六甲山や生駒の尾根には登れるんでね。夫婦仲良くっていう美もあるんで、そういうことも表現して、メッセージとして残せたらいいなと思いますね」
さまざまな試練を乗り越え夫唱婦随、二人三脚で歩み続けた大助・花子。コメントのひとつひとつに、受賞の喜びがあふれているようでした。その喜びをともに祝福し、そしてなお、元気ももらえる結婚35周年イベントもどうぞお越しください!
宮川大助・花子 結婚35周年記念「つないだ手と手」
日時:4月9日(土)開場19:00 開演19:30
会場:なんばグランド花月
出演:宮川大助・花子、桂三枝、今いくよ・くるよ、彩風蘭・水穂野清香(元宝塚花組)、Wヤング、オイカワタカアキダンススクールほか
料金:前売3500円 当日4000円
お問い合わせ:チケットよしもと 0570-036-912(10:00〜19:00)
【宮川大助・花子】
「宮川大助・花子結婚35周年記念イベント第1弾「つないだ手と手」開催決定!」
http://news.yoshimoto.co.jp/2011/02/351-0041.html
4月2日(土)よしもとクリエィティブエージェンシー所属の新ユニット
「L.A.F.U.」のデビュー公演がスタートします!!!
公演場所はヨシモト∞ホールです。
4月2日(土)を皮切りに毎週土曜日公演を行ってまいります。
初公演のタイトルは『初めまして、L.A.F.U.です』となりました。
2000人以上のオーディションから勝ち上がってきたメンバーが、歌あり、ダンスあり、笑いありの新感覚のステージを繰り広げて参ります。
メンバーそれぞれ独自の特技・持ち味をお見せしながらも、個性豊かな16人が全員で奏でる歌・ダンス・コントなど新要素たっぷりのステージをぜひお楽しみにっっっ!!!
■メンバーから一言『初めまして、L.A.F.U.です』見所は?
【ヒロ(リーダー)】
歌にダンスに笑いと今までに味わった事のない新感覚のステージをお見せします!
ステージ以外の部分でもL.A.F.U.はいい奴ばかりのグループです。
是非お気に入りのメンバーを見つけて下さい!
まだ出発したばかりのグループですがお客様と一緒に成長していければと思っています。
L.A.F.U.を宜しくお願いします!
【Sori】
ずばり、人数の多さと新しいステージに挑戦しているという事です。
人数が多いからこそ、考え方や、特技にだって、個性が沢山あります!
そして、その多人数が団結し、歌、ダンスだけでなく、コントにも挑戦し、新しいステージを作っているところです!
みなさん、気軽に観に来てください!
【ユーキ】
歌って踊れて笑いも出来るのはもちろん、メンバーそれぞれに特徴(ブレイクダンス・ボイスパーカッション・ものまね...他個々特技)があり、さらにクールさとキュートさを兼ね揃えている、
今までのエンターテインメントには無い史上最強のユニット
皆様!「L.A.F.U.」宜しくお願いします!!!!!
◆4月公演チケット発売中!!!
◆5月公演チケット4/2(土)発売開始
日程:5/7(土)、14(土)、21(土)、28(土)
<公演詳細>
●「初めまして、L.A.F.U.です」
日程:4/2(土)、9(土)、16(土)、23(土)、30(土)
※4/2(土)チケットは残り僅かです!!
時間:開演 19:30 / 開場 19:00
会場:ヨシモト∞ホール
(東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷ビーム内)
料金:前売1800円(当日2300円)
▼チケットのお求めは・・・
◆チケットよしもと
http://ticket.yoshimoto.co.jp
tel.0570-041-489(Pコード:597-717 )
オペレーター0570-041-356(10:00~18:00)
◆チケットぴあ http://t.pia.jp/
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