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2012年1月27日 (金)

パペット落語でふるさとをPR! 笑福亭鶴笑が兵庫県朝来市の観光大使に

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パペット落語を携え、笑いで世界に挑戦し続ける笑福亭鶴笑が、このたび自身の出身地である「朝来市観光大使」に委嘱されることとなりました。同市は、「全国すみよさランキング」で毎年上位にランクインし、幻のネギと呼ばれる岩津ねぎなど名産品も多い土地。その魅力を全国に、そして世界にPRするべく、同市として初となる観光大使の設置が決定。鶴笑に白羽の矢が立ちました。1月27日(金)には、多次勝昭・朝来市長による委嘱状の交付と、鶴笑から意気込みを語る記者会見を開催。同市キャラクターの「ちゃすりん」も駆け付け、その様子を見守りました。

まずは多次市長から、「平成17年に4町が合併して誕生した朝来市は、家具やバネの製造、岩津ねぎや黒大豆など多くの名産品を持っています。また、生野銀山や日本のマチュピチュとも言われる竹田城跡という、人気の観光地も豊富なんですよ」と、朝来市の概要について説明が。今後、より多くの人に同市を知ってもらうため、訪れてもらうための取り組みを進めていくなか、観光大使を設置し、市でのイベントやケーブルテレビでのPR活動などを行ってもらいたいと考えたそう。「鶴笑師匠の力を借りて、PRはもちろん、外からも朝来市に注目いただき、観光都市としての地位を築いていきたい」と期待を寄せた多次市長。近いところでは、2月19日に行われる独演会『鶴笑ワールドin国立文楽劇場』で、市としてのブースを設け、観光PRを展開する予定です。

弊社代表取締役会長・吉野伊佐男は、「鶴笑さんは10数年前から海外に在住し、これまで行った国は33カ国80都市、まさに世界に笑いを届けてきた」と、その活動を賞賛。昨年は国境なき芸能団としてイラクに赴いたほか、東日本大震災の後にはロンドンに渡り、日本の安全を発信したとのことで、「そんな彼がふるさとの観光大使になるということで、本人はもちろん弊社としても大変光栄。いろんな面でお手伝いさせていただければ」と力を込めました。

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「実家に帰ると、いつも『ふるさとっていいな』と思う」という鶴笑は、自分にできることはないか、と常々考えていたところだそう。「若い頃は気恥ずかしかったが、50歳を過ぎ、自然体で地元への恩返しをしたいと思うようになった。だから、今回の観光大使の仕事も喜んでお引き受けしたんです」と、笑顔で語りました。自身のやるべきことを、「朝来市を知らない人に知ってもらう」「住んでいる人に、ここはこんなにいいところだ、と再発見してもらう」「朝来市を離れた人にふるさとっていいな、ふるさとに戻ろうと思ってもらう」の3つと位置づけ、積極的な活動を行っていきます。

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贈呈式では、多次市長から鶴笑へ、委嘱状のほか、幻想的な竹田城跡の写真、今が旬の岩津ねぎが手渡されました。さらに、鶴笑の代名詞・パペット落語の「朝来市バージョン」が披露されることに。この日のために考えたという新作は、朝来市を舞台にした勧善懲悪ストーリー。闇の女王に乗っ取られようとしている街を、鶴笑考案の新ゆるキャラ(?)・朝来レンジャーが救います。飛び出す攻撃は、すべて地元の名所・名産を取り入れたもの。両手両足を駆使して、高座狭しと繰り広げられる格闘に、場内は大爆笑。無事に平和を取り戻して喜ぶ市民に、朝来レンジャーが「闇はいつか明ける。朝は必ず来るのです!」と語るエンディングには、大きな拍手が上がりました。多次市長からは、「朝来レンジャーの着ぐるみを作らないと!」とのコメントもあり、「楽しく笑って宣伝できればいい」という鶴笑の目標は、初仕事にしてしっかりクリアできたようです。

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会見後に行われた質疑応答では、あまり有名ではないが、鶴笑がおすすめしたい名所を教えてほしい、との声が。鶴笑は、「地元にある粟鹿山や粟鹿神社ですね。非常にのどかな界隈で、ほのぼのしたマイナスイオンが出ている感じ」と回答。「土地にまつわる逸話もいっぱいあるので、そういったものを聞きながら朝来市の文化に触れてほしい」と、楽しみ方も指南しました。

「朝が来る」という名前のとおり、希望に満ちた明るい街というイメージを、地元から全国、そして世界へ……鶴笑の「ふるさとPR」に、今後ともご注目ください。

【笑福亭鶴笑】