よしもとニュースセンター : 【ライブレポート】下北沢R-1予備校

２月５日（日）、下北沢にあるギャラリー「HIBOU HIBOU」にて『下北沢R-1予備校』が開催されました。

このライブは、今年も「R-1ぐらんぷり」にエントリーしているCOWCOWよしが、自らオープンしたギャラリー「HIBOU HIBOU」を会場にして催すイベント。演者たちがネタを披露した上で、お客さんの反応をじかに伺い、肉付けをする参考にしていこうという意欲的な試みです。つまり“予備校”の先生は、本来は生徒に位置づけられるお客さんの方！　場所がギャラリーというスペースなので22名様限定ではありますが、よし自身が「一番やりたかったライブ」と述懐するほどスペシャルなイベントなのです。

そんな中、まず前説として登場し、続いてネタを披露したのはチョッキ。ハートフルかつスペーシーなコントを披露します。

こちらは、急きょ「よしさんにお願いして出ることになりました」というライパッチ小林。イケメンという特質を活かしての漫談を披露します。しかし、後に中説としても登場した小林いわく「実はこのネタでR-1に出たんですが、すでに一回戦で落ちておりまして」と見事（？）なオチ付き。とはいえ「またこちらには参加したいですね」と意欲をにじませていました。

そして、マニアックかつ完成度の高いモノマネで注目を集める、しあつ野郎は２ネタを披露。宮川大輔とジョンカビラに、お客さんも大喜びでした。

こちらはなんと、2009年のR-1王者である中山功太！　替え歌モノ、モノマネ、そしてコントと３本を披露し「どれが良かったかほんまに言うてください」と、お客さんに挙手で投票をお願い。そのネタを「３回戦に行けたら持っていきますわ」ということで、まさに雰囲気は『R-1予備校』。よしと繰り広げた“３分間をいかに戦うか”などディープなトークも聴け、お客さんはもはやお客さんにあらずの感。

また、会場をひときわ華やいだ雰囲気に包んだのが、COWCOWの多田。得意のギャグを矢継ぎ早に連発していくネタで、大きな喝采を浴びていました。

そしてそして。主催者でもあるCOWCOWよしは「実験としてこういうのもやってみたかったんです」というネタを含む、３ネタを披露。フリップネタでは終了後に「今回は音ナシでやりましたけど、音があるのとないのとどっちがええと思います？」と質問をなげかけるよしに、お客さんも「使うとしたらどんな音を使うなんですか？」などとディスカッション。今後どのようなブラッシュアップがなされるのか、気になるところです。

R-1に向けたネタがいち早く見られるのが、魅力の『R-1予備校』ですが、それ以上に魅力的なのが、会場のアットホームな雰囲気。写真撮影の時間があったり、終演後もトークしたり一緒に記念撮影もできるなど、とにかくあたたかい雰囲気がたまりません。よしも「このライブはひとまず、R-1に向けてどんどんやっていきます。ってほんまですよ（笑）。もうね、２月の19日と26日にはやることは決まってます！」とのことですので、チケットの発売日や席の状況につきましては、よしのブログやツイッターをこまめにチェックすることをオススメします（中山功太も続くライブへの参戦を表明しています）。ぜひぜひ、みなさんもこのライブの楽しさを一度味わってみてください。やみつきになりますよ！