日本を笑顔にしたNo.1「住みます芸人」が決定!「日本元気大賞2012」
昨年からスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」では、全国47都道府県に住む「地元に住みます芸人」48組と各県1人ずつのエリア担当社員が、それぞれの都道府県に移住、さまざまな活動に取り組んできました。プロジェクト始動から1年が過ぎ、弊社では、これまでの活動を振り返るとともに、日本を笑いの力で元気にした「住みます芸人」たちに賞を与えようという趣旨で、3月21日、「日本元気大賞2012」を開催。6つの部門賞を決定するとともに、日本元気委員会メンバーおよび来場したマスコミ関係者の投票で、そのなかから大賞が選ばれることとなりました。
発表授賞式の司会は未知やすえと藤井隆が担当。まずは「住みます芸人」の取り組みと、「日本元気大賞」の趣旨を紹介します。続いて、日本元気委員会メンバーの一人である、溝畑宏観光庁長官による開会宣言が。ノリノリでポーズを決めながら舞台に現れた溝畑長官は、「芸人の皆さんが、日本を元気にと頑張ってくれた。吉本の皆さんが力を貸してくれた」と、開場に集まった芸人やエリア社員たちに、大きな賛辞を送りました。
今回の選考は、前出の溝畑長官、西川きよし、前神奈川県知事の松沢しげふみ、木村祐一、桜 稲垣早希、吉野伊佐男弊社代表取締役会長による「日本元気委員会」が担当。会場にはメンバー全員が揃い、受賞者たちを見守りました。各部門ごとにノミネートされた芸人たちが登壇すると、テンダラーとウーマンラッシュアワーがインタビューを敢行。こっそり仕入れた爆笑エピソードを暴露するなどして、客席も巻き込んで大いに盛り上がりました。また、友近らがアナウンサーに扮したニュース番組風の活動報告VTRも上映。各地の具体的な活動や成果をビジュアルとともに紹介しました。
観光部門「人を集めたで賞」には、栃木県の上原チョ―、愛知県のサムタイムズ、岐阜県の三ツ星ジョージ、京都府のタナからイケダ、奈良県のアルドルフ、和歌山県のわんだーらんど、島根県の桂三段、岡山県の江西あきよし、宮崎県のちきんなんばん、熊本県のもっこすファイヤー、鹿児島県のビューティーメーカー、沖縄県の空馬良樹がノミネートされた。受賞者は、愛知県のサムタイムズ。犬山城の城下町を人力車を引いて走り、国宝の魅力をアピールする活動を展開。過去10年で最も多い来場者を記録し、犬山市の活性化に大きく貢献しました。2人は「城下町の人はみんなやさしくて、お腹一杯になるまでご飯を食べさせてくれたりもした」と振り返り、地元の皆さんの支えに感謝の言葉を贈っていました。
お祭り部門「祭りを一番盛り上げたで賞」には、北海道のクマップ、青森県のキューティーブロンズ、秋田県の桂三若、山形県の三浦友加、福島県のぺんぎんナッツがノミネートされた。受賞者は、青森県のキューティーブロンズ。津軽地方の夏を彩る青森ねぶた祭りへの参加に加え、十和田湖では遊覧船での観光ガイドも務めるなど、幅広い活動を行いました。県関係者からは「今や青森でキューティーブロンドを知らない人はいない」との証言も。「知事とも仲良くさせていただいています」と笑顔を見せる2人に、大きな拍手が贈られました。
リーダーシップ部門「街の盛り上げ隊長で賞」にノミネートされたのは、青森県のキューティーブロンズ、岩手県のアンダーエイジ、秋田県の桂三若、群馬県のアンカンミンカン、長野県のこてつ、兵庫県のかりんとう、鳥取県のユウト、熊本県のもっこすファイヤー。受賞者は、秋田県の桂三若。秋田お笑い大使に就任し、なんと自費で20人ほどが入れる劇場を創りました。週に11回も高座に上り、こなしたライブは110本と「住みます芸人」のなかでも断トツの回数。三若は「秋田に行ってからは、怒られたことも怒ったこともない。やさしい人ばかり。この受賞で、少しお返しできたのでは」と感激のスピーチを披露しました。
ハートウォーム部門「心温まる活動で賞」にノミネートされたのは、福島県のぺんぎんナッツ、東京都のLLR、新潟県のバックスクリーン、神奈川県の囲碁将棋、福井県のクレヨン、香川県の梶剛、福岡県のぶんぶん丸。受賞者は、ぺんぎんナッツ。風評被害対策の一環で果樹園の除染作業を手伝うなど、福島県産の食の安全性アピールに一役買いました。また、避難所での漫才で笑いを提供する活動も実施。スピーチでは、「除染は力のいる作業で、やる人も少ない。僕たちが積極的に取り組むことで何か力になれれば」と思いを語った2人。市関係者からも、「県内各所での除染やPR活動を手伝ってもらい、大変助かっている」と感謝されました。
肉体部門「体を張りましたで賞」にノミネートされたのは、茨城県のオスペンギン、富山県のゴメス河田、千葉県のゴールデンボーイズ、三重県の桂三輝、山口県のどさけん、四国活性化プロジェクト「お遍路で結ぶ絆」として愛媛県のモストデンジャラストリオ、徳島県のキャンパスボーイ、高知県の淀屋萬月。受賞者は、桂三輝。落語で街を盛り上げようと、大阪から伊勢市に向けて江戸の旅人姿で歩き、行く先々で落語会を開催。なんと170キロを踏破しました。かつて師匠である桂三枝も大阪から伊勢までを歩いたそうで、「師匠と同じ道を歩けたことは光栄」とニッコリ。「途中でいろんな人にお世話になった。賞までもらって恐縮している」と、三重の皆さんの温かいサポートに改めて感謝していました。
最後は盛り上げ部門「街を盛り上げたで賞」。宮城県のスーパーギャルズとオコチャ、群馬県のアンカンミンカン、山梨県のぴっかり高木といしいそうたろう、埼玉県のふくろとじ、新潟県のバックスクリーン、石川県のぶんぶんボウル、滋賀県のファミリーレストラン、静岡県のカズ&アイ、大阪府のGAG少年楽団、広島県のフリータイム、高知県の淀屋萬月、佐賀県のひのひかり智、大分県の野良レンジャー、長崎県の長崎亭キヨちゃんぽんがノミネートされました。受賞者は、群馬県のアンカンミンカン。桐生市の商店街に活気を取り戻そうと、空き店舗を利用してユーストリーム番組を配信。その様子を見ようと多くの人が訪れ、商店街の活性化を後押ししました。アンカンミンカンは、「ユーストリームでは、男女の出会いも提供。ついに結婚する人も出たんですよ!」とエピソードを明かし、喜びをかみしめていました。
全6部門の発表が終わり、投票の集計が行われている間に、特別部門賞・企業部門賞が発表されました。「インターネット生配信チャンネルYNN」でもっともアクセス数が多かった「YNNアクセスオブザイヤー」には、秋田県の桂三若。もっとも「減災」の知識や情報を発信することに尽力した「減災もっともひろめた賞」には、和歌山県のわんだーらんど。もっとも地域のファミリーマートを盛り上げ、お客さんと触れ合った「ファミリーマート いっしょに、笑顔。賞」には、茨城県のオスペンギン。吉本と「ラ王」のコラボとして、全国からもっとも「ラ王」に会う食材を選び出すキャンペーンで、厳しい予選を勝ち抜いた「吉本ラ王 最高食材探求賞」には、北海道のクマップ。ソフトバンクモバイルのショップで行われたサテライト配信で最も活躍した「YNNサテライト賞」には、東京都のLLRが選ばれました。
授賞式もついにフィナーレ。西川きよしによって発表された、栄えある第1回の大賞は、秋田県の桂三若! 西川からは、「今度は秋田から日本列島のスタ―として根付いてほしい」と激励の言葉が。三若はトロフィーを手に、「秋田に行く前は、落語さえできればいいと思っていた。しかし、秋田で落語以外のことの大切さを教えてもらった。これまでで一番勉強した1年だった。ありがとうございました」とコメントしました。
終了後の質疑応答では、自身が考える大賞に選ばれた理由を聞かれ、「ただ毎日、欠かすことなくコツコツやってきただけ」と謙虚に答えた三若。続けて、「とにかく一生懸命、どんなことがあっても休まないことを自分に課し、取り組んだことだけは誇れる」と胸を張りました。また、師匠である桂三枝には「すぐ電話で報告したい」と一言。「師匠は配信も見てくださっていて、こんなコーナーをやってみたら、などいろいろアドバイスをいただいた。教えてもらったとおりにやっただけです」と茶目っけたっぷりに語りました。さらに、「生で落語を聞いて、少しでも楽しく前向きに生きよう!と思ってもらえれば」と、活動に込めた思いを語りました。全国各地を「笑い」で元気にする「住みます芸人」を、今後もどうぞ応援してください!