【ライブレポート】吉本興業創業100周年特別公演初日「伝説の一日」2回目公演
4月8日(日)「伝説の一日」2回目公演は、西川きよし、桂三枝、今いくよ・くるよ、ザ・ぼんち、西川のりお・上方よしおによる口上からスタート。お客様の大歓声を受けて、両手を大きく振って応える西川は「私は人生の半分を吉本興業でお世話になっています。私だけでなく、家族全員が吉本です。新しい100年に向かって、ひとりでも多くの方を笑顔にして、吉本ってやっぱりおもろいなと思ってもらえるようがんばります」と、力を込めて決意を新たにします。
続いては、のりお・よしおが一歩前へ。のりおが「のりおちゃんボーン!」のギャグで客席に笑いを起こした後、「正直、僕らは吉本興業でしか使ってもらえないと思っています」と感慨深い様子です。
また、ザ・ぼんちの里見まさとは「この世界に入って42年間お世話になっています。我々も1日でも多くこの舞台に立っていたいと思っています」と感謝の言葉を。すると、おさむは「おさむちゃんでーす!」のおなじみギャグで感謝を気持ちを代弁していました。
晴れの舞台にふさわしいサクラカラーの衣装で登場したいくよ・くるよは「私ら二人とも、これまで吉本に捧げるだけ捧げてきました。なのでいまだ独身です(笑)」とアピール。その後、客席に向かい「独身男性のお客さんは手を挙げてください」といきなり調査を開始。しかし、パラパラとしか挙がらない手に残念な表情を見せながらも「もしも独身で私たちに興味のある方はおハガキください」とリクエストし、笑いを誘っていました。
そして、口上のトリは桂三枝です。気を引き締めた表情で前に出た三枝ですが、まずは「いらっしゃ~い」のギャグを披露。他の出演者一同がズッコケを見せ、ふたたび舞台上の空気はゆるく和みます。その後「吉本興業100周年という場に皆さん立ち会っていただき、本当にありがとうございます」とのあいさつで締めくくりました。
口上が終わるとすぐにオープニングです。2回目には、かつて〝銀座7丁目劇場〟を拠点としていた極楽とんぼ・加藤浩次、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号、ペナルティ、品川庄司の面々が揃いました。いまや個々に全国区で活躍をみせる5組ですが、淳の呼びかけで自己紹介することに。トップバッターの品川庄司は、庄司がおなじみの掛け声「ミキティー!」と「ベビティー!」を披露。先月生まれた第一子男児の名前はまだ決まっていないと報告します。
続く、ココリコは「4年前に離婚した遠藤の相方です」と田中。すると遠藤は「離婚した嫁にまだ未練のある遠藤です」と思わぬ告白をし、客席を沸かせます。さらに加藤が「6年前からピン芸人の加藤です」と話すと、淳が「銀座7丁目メンバーはあと1人いたんです。戻ってきてほしいです」と。すると客席からも拍手が。最後はペナルティ・ワッキーがギャグでアピールしようとしますが、そうこうする間に時間になり、歓声と手拍子の中、ネタ公演スタートのカウントダウン後、本編に移りました。
ネタ公演は、ウーマンラッシュアワーから始まり、南海キャンディーズ、シャンプーハット、麒麟、海原やすよともこ、桂小枝、今いくよ・くるよ、西川きよし、笑い飯、フットボールアワー、タカアンドトシ、テンダラー、博多華丸・大吉、ザ・ぼんち、西川のりお・上方よしお、桂三枝と、息つく暇もない勢いのネタで笑いと歓声が。その後の「幕間SP」にも、藤崎マーケット、ジャルジャル、スマイル、かまいたち、しずる、はんにゃ、フルーツポンチと若手人気芸人たちが次々にショートネタを披露。最後の吉本新喜劇へと繋いでいました。
1回目に続き、大御所から若手まで、一度に目にすることが奇跡のようなラインアップだった2回目公演。まさにリアルな「伝説」のステージに、お客様も満足な笑顔で劇場を後にされていました。