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2012年4月10日 (火)

【ライブレポート】吉本興業創業100周年特別公演初日「伝説の一日」3回目公演

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4月8日(日)「伝説の一日」3回目公演は、南海キャンディーズ・山里の司会進行のもと、笑福亭仁鶴、中田カウス・ボタンの口上から始まりました。

「昨日の夜、なんばグランド花月の前に一人で来ましたら、夜から立ち見のチケットを取られるためにとお客様が並んでおられました。その姿を見てうれしくて…。100年前といえばちょうど明治の時代が終わり、大正時代が始まったという年です。その年に吉本は誕生しました。世界最古の芸能プロダクションだと思います。なんばグランド花月という、毎日毎日、年中無休でお客様にお笑いを楽しんでいただいている演芸場も日本に一つ、世界に一つだと思います。こんな舞台に立たせていただくことはありがたいことです。それもひとえにお客様の応援があってのこと。劇場はお客様のものです。預かっている僕たちはこれから一生懸命、守っていかないといけないと思います。人間、泣きながら生まれてきて、泣きながら死んでいきます。その間は大いに笑っていただきたいと思います。我々も頑張ります! どうぞよろしくお願いいたします!」とカウスがご挨拶をすると場内から大きな拍手が沸き起こりました。

そして、「ご本尊が控えておりますので…(笑)」と笑福亭仁鶴にバトンを。「100周年ということで、こんなめでたいことはありません。椅子は前と違って、横にドリンクを置けるようになってますよ」と劇場リニューアルについても言及する仁鶴。会場からは「ほんまや!」と喜びの声が上がっていました。そして、「私らはみな、花月に出演しておりまして、そこでお客様に無意識のうちにお笑いの“間”なり、呼吸なりを教えてもらったんです。お客様方は本当にありがたい、神様みたいな存在です。そんなお客様にたくさん来ていただいて、本当に嬉しく思います。なんばグランド花月をよろしくお願いします」と力強く語りました

続いてオープニングでは、“二丁目劇場”に出ていた芸人、千原兄弟、桂三度、オモロー山下、たむらけんじ、ケンドーコバヤシ、陣内智則、野性爆弾、サバンナが登場。桂三度が落語家へ転身した話にサバンナ・八木の結婚話とトークが弾みます。そして八木は自らの結婚記念にと、所有している695個のギャグの中から100番目に出来たギャグを披露しました。また、陣内は4月13日(金)から始まる『吉本百年物語』の告知も。国仲涼子さんとの夫婦役について、全員からあれやこれやと突っ込まれていました。そしてあっという間に時間へ。「伝説の芸人さんがたくさん控えておられるので!」と千原ジュニア、ネタへとバトンをつなぎました。

ネタでは、銀シャリ、NON STYLE、インパルス、ロザン、ライセンス、千鳥、桂きん枝と登場し、中トリは大木こだま・ひびき。いつものギャグで会場は大笑いです。続いてキングコング、次長課長、ブラックマヨネーズ、中川家、矢野・兵動、トミーズが漫才、コントをノンストップで。そして笑福亭仁鶴が小噺を披露した後に、大トリの中田カウス・ボタンが登場、いつもの漫才で大いに沸かせて3回公演のネタを締めました。

幕間スペシャルでは、MCにピースが登場。場内からは悲鳴にも似た歓声が。そしてCOWCOW、ハイキング・ウオーキング、モンスターエンジン、2700、平成ノブシコブシ、渡辺直美が息つく暇なく人気ネタを披露し、会場も大盛り上がりでした。

そして最後は『吉本新喜劇』が。こちらもまた100周年を記念したスペシャルバージョンで。新喜劇の役者が舞台に大集合、あふれんばかりのその様は圧巻の一言です。若手から大御所まで、そしてトークにネタに新喜劇と、3回公演もバラエティ豊かな笑いで楽しませてくれました。

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