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2012年5月 1日 (火)

中田カウスが大御所漫才師を紹介! 新番組『漫才のDENDO』がスタート

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吉本興業創業100周年となる2012年——大きな節目となるこの年に、中田カウスがホスト役を務め、ベテランから超新星まで漫才の世界を余すところなく魅せる新番組『漫才のDENDO』(朝日放送)がスタート! 「DENDO」とは「殿堂」そして「伝道」を意味し、大阪の笑い=漫才の原点・歴史を振り返り、伝えていくことを目指します。毎回、往年の漫才師たちから1組をピックアップ。朝日放送所蔵の膨大なアーカイブ映像から、厳選されたネタを放送するとともに、カウスが彼らの素顔やエピソードを語り尽くすという、これまでにない演芸番組となっています。

5月1日(火)に行われた初回収録では、カウスが「僕らにとっての神様と言っても過言ではない」という横山エンタツ・花菱アチャコをフィーチャー。傑作中の傑作漫才「早慶戦」の貴重な音源を聞きながら、その魅力をさまざまな角度から紹介しました。知る人ぞ知る逸話もふんだんに盛り込んだカウスの語りに、アシスタントを務める加藤明子アナウンサーは驚いたり笑ったり。ほかにも時代を彩った芸人たちの過去映像や、新進気鋭の漫才師のネタも登場。その“濃い”内容は、ぜひ5月5日(土)の放送でお楽しみください。

本番終了後の囲み会見では、「エンタツ・アチャコ師匠を、僕みたいな者に紹介させていただいて、本当にうれしい」と笑顔で語ったカウス。しかし、漫才の礎とも言える大御所を紹介するという大役はプレッシャーでもあったそうで、「夜な夜な師匠方が夢枕に立つぐらい(笑)。今朝、お参りに行ったことで、ようやく楽になり、力をいただいたかなと思います」と明かしました。また、加藤アナウンサーについては、「横浜生まれで大学も東京ということで、漫才というものにどういう興味を持っているのか知りたい。非常に新鮮な答えが返ってくるんじゃないかな」とニッコリ。「逆に、漫才に詳しい方だと一緒にはしゃぎすぎて、独りよがりなものになってしまうかも。僕の個性やアクを吸収して抑えてくれると思う」と、期待を込めました。一方の加藤アナウンサーは、「最初は、アチャコさんは女性だと思っていた」と仰天の告白をし、これにはカウスも大笑い。とはいえ仕事で芸人と顔を合わせることも多く、「芸人さんが勝負をかけるのが漫才。そのルーツをたどる番組に就かせていただいて光栄です」と、笑顔で語りました。

また、番組内で流れた『早慶戦』のネタについて聞かれたカウスは、「漫才がすごいのは、何の説明もいらないところ。『早慶戦』を改めて聞いて感じた。今も道に迷うと『早慶戦』に戻るんですよ」。初めて聞いたという加藤アナウンサーも「今聞いても古くない」と驚きを感じたようです。「ネタ番組以外は苦手」と言いつつ、この日は独自の「芸論」も飛び出し、熱のこもったトークを繰り広げたカウス。今後は他事務所の漫才師たちも紹介していく予定ですが、「今日でちょっと楽になった。まず神様を語りましたから(笑)」。小さい頃から芸人が好きで、「わざと師匠方の近くに行って座ったりしていた」というカウスによると、大御所たちの素顔は、「凄みがあって怖い。人を寄せ付けないとこがあるが、あるところまで入っていくとグイッと引き寄せてくれる温かい面も」とのこと。これから果たしてどんな漫才師の、どんな話が披露されるのか、期待が高まります。

最後に、同番組のMCを担当したのは「定めというか、役目のように感じている」と語ったカウス。「これが例えば、いつ流されるかわからない番組でも、単に資料として残すものでも、漫才に関わることなら務めないといけない」そんな強い決意で臨む新番組に、どうぞご注目ください!

『漫才のDENDO』5月5日(土・祝)スタート!
毎月第1土曜日 朝4:43〜5:13放送
出演:ホスト/中田カウス アシスタント/加藤明子(ABCアナウンサー)

【中田カウス】

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