【ライブレポート】「吉本百年物語」5月公演に国生さゆりさんがゲスト出演!
連日、好評上演中の吉本百年物語5月公演「キミとボクから始まった」。六角精児さん、板尾創路、中川家・礼二らが力のこもった演技を見せるなか、さまざまなゲストも登場し、舞台に華を添えています。5月25日(金)には、国生さゆりさんが出演。会場を大いに沸かせました。
第7幕、今や大人気コンビとなったエンタツ・アチャコが林正之助らと新作漫才を考えているところに、おかもちを手にした国生さんが「まいどー!」元気に登場。「さゆりうどん」の店員として、出前の器を下げにきたという設定です。
板尾から「見いひん顔やね」と振られ、「新人の、国生さゆりです!」と元気に挨拶すると、客席からは大きな拍手が。と、礼二がすかさず「ほんまに新人でっか? なんやベテランの風格でんな」とツッコミを入れて笑わせます。「せっかく来たんやから、漫才のネタになるようなアイデアを」と求められた国生さんは、「私には、ある機能が付いているんです。どこでもいいから叩いてみてください」とニッコリ。言われるままに板尾が肩を叩くと、「オー! カタホンタス!」とバッファロー吾郎・木村のギャグをアレンジしたボケを披露して周囲を驚かせました。なんでも「叩かれたところに『ホンタス』を付けてしまう」体質らしく、続いてすねを叩かれ「オー! スネホンタス!」。客席に笑いとどよめきが広がるなか、礼二からは「勇気ありまんなあ! 勇気しかおまへんなあ!」とその舞台度胸に太鼓判を押されていました。
続いて、板尾から礼二へ、「キミの、もう使わへんネタを教えてあげたら?」と提案が。「めし屋を出て、行かない方向をちらっと見て帰る人」のモノマネを教わることになり、さっそく礼二が見本を披露。すぐさま国生さんも実践しますが、「行かない方向」を見る時間が長すぎ、「アカン! 見過ぎやわ!」と礼二からダメ出し。ここでも大爆笑をさらい、コメディエンヌとしての実力をしっかりアピールしていました。
出番を終えた国生さんは、「おもしろかったです!」と満面の笑み。現在、不定期ながら、ルミネtheよしもとで木村祐一班の新喜劇に出演しており、「誰がために金は成る?」という作品では板尾とも共演したとのこと。「そのなかに出てくる、バッファロー吾郎さんのボケをそのままやりました。台本にはモノマネって書いてあったんですけどできないので、じゃああれをやってみようと(笑)」と、自らのアイデアで演じたことを明かしました。NGKの舞台に上がったのは3度目で、「100年の区切りに、一瞬でしたがお邪魔できてすごくよかったなと思っています」。ちなみに楽屋では台本を見ながらモニターを見ていたそうですが「意外なほど台本に忠実で驚きました。それだけ、皆さんが並々ならぬ意気込みで挑んでらっしゃるんだなというのが伝わってきました」と賛辞を贈っていました。
吉本百年物語5月公演には、今後も豪華なゲストが多数出演予定です。皆さん、ぜひチェックのうえ、お出かけください!
吉本百年物語5月公演「キミとボクから始まった」
6月6日(水)まで上演 なんばグランド花月
全席指定 1階席7500円 2階席6000円
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/may/ticket.php