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2012年6月 7日 (木)

吉本百年物語5月公演「キミとボクから始まった」が千秋楽!

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吉本興業創業100周年を記念して、吉本と笑いの歴史を月替わりの芝居で魅せる「吉本百年物語」。横山エンタツ・花菱アチャコが「しゃべくり漫才」を誕生させるまでを描いた5月公演「キミとボクから始まった」が、6月6日(水)に千秋楽を迎えました。エンディング、すっかりおなじみとなったジャズバンドの生演奏に乗って出演者たちが登場すると、自然に手拍子が生まれ、歌とダンスで大盛り上がり。カーテンコールでは、約1カ月にわたる公演を乗り切った一同が、それぞれの思いを語りました。

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エンタツを演じた板尾が「連日、たくさんのお客さんに入っていただき本当に感謝しています。ここだけの話ですが、今日が一番良かったです」と挨拶すると、お客さんは大爆笑。さらに「昨日まではめちゃくちゃでしたからね」(板尾)、「エンタツ・アチャコちゃいましたからね」(礼二)、「六角精児さんなんてMr.オクレさんみたいでした」(板尾)と、舞台さながらのかけあいを披露し、会場を大いに沸かせていました。「役者人生のなかで初めての舞台でしたが、それが憧れの花月でうれしい」と語ったのは西村和彦さん。吉本新喜劇座長・内場勝則は「長いようで長かったですね」と笑わせつつ、「こんなにたくさんのお客さんに入っていただいて」と感激の面持ちです。吉本せい役の海原ともこは、「最後は楽しかったけど、初めは嫌でした。できない自分が悔しくて……」と思わず涙。板尾からは「この舞台で、一番伸びたと思う」と、演技に太鼓判を押されていました。最後はもちろん六角さん。開口一番、「大阪から、NGKから離れるのが寂しい。そんな気持ちを感じたのは久しぶり」と心境を告白。「途中から、本物の(林正之助)会長に見えてきました」と板尾が言えば、「ボクもふたりがエンタツ・アチャコに見えてたよ」と返し、稽古から約2カ月を共にした「同志」ならではの熱いやりとりに、客席からはひときわ大きな拍手が送られました。

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終演後には、六角さん、板尾、礼二が揃って賑やかな記者会見が行われました。「実在の人物ということで、役を創るのに苦労した。なので、こうして成功裏に終えられてうれしい」と、六角さん。「今夜はビールがおいしいだろうなあ。とにかく早く飲みたい!」と晴れやかな笑顔を見せていました。板尾はホッとした表情で、「厳しい稽古に耐え、途中、ケガをしたダンサーさんなどもいたが、最後はみんなが揃って無事に千秋楽を迎えられてよかった」「これで次にちゃんとバトンタッチできたのかなという気持ち」とコメント。もちろん「吉本に入ってよかったなと初めて思いました」との爆弾発言(?)で笑わせることも忘れません。礼二は「エンタツ・アチャコを演じているときは、本気で笑いを取りに行ってた」と明かし、「お客さんもいい反応をしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです」と改めてお礼の言葉を述べていました。

長丁場だけあり、「どんなに深酒しても必ずうがいをして声をからさないようにしていました」(六角さん)、「一度だけ、メガネをかけ忘れて舞台に出ていたことが……」(板尾)、「板尾さんとのかけあいはほぼアドリブで、大変ながら刺激的でもあった」(礼二)など、エピソードは尽きません。六角さんの「全員が結束していたと思う。それが舞台に表れていた」という言葉通り、チームワークもバッチリのキャストとスタッフが、また一つ観客の心に残る舞台を作り上げました。

続く6月公演「舶来上等、どうでっか?」では、中川晃教さん演じる林正之助の弟・弘高の奮闘を描きます。正之助役の間寛平やNMB48など豪華キャストにも注目。昭和2年、東京・浅草にある「東京花月」を舞台に、日本で初めてのレビューを手がけようとする弘高と、よき兄でありライバルでもある正之助を柱に、骨太のストーリーを展開します。どうぞご期待ください!

吉本百年物語6月公演「舶来上等、どうでっか?」
6月12日(火)~7月1日(日) なんばグランド花月
平日・土曜・祝日19:00開演/日曜16:00開演
全席指定 1階席7500円 2階席6000円
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル0570-036-912
(10:00〜19:00)

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