【ライブレポート】吉本百年物語5月公演「キミとボクから始まった」に松村邦洋さんがゲスト出演!
横山エンタツ・花菱アチャコによる「しゃべくり漫才」の誕生を描いた吉本百年物語「キミとボクから始まった」が、6月6日(水)、ついに千秋楽を迎えました。この日ももちろん、スペシャルゲストが登場。おなじみタレントの松村邦洋さんが、得意のモノマネで会場を爆笑の渦に巻き込みました。
松村さんの出番は、舞台も終盤にさしかかったころ、板尾創路が演じるエンタツと中川家・礼二が演じるアチャコ、そして六角精児さん扮する林正之助が、新しいネタを考えている場面。「すいませーん! 松村うどんです!」と元気な声とともに松村さんが姿を現すと、客席からは大きな歓声と拍手が上がりました。器を下げにきた新人店員という設定で、本来なら「一緒にネタを考えてくれ」と引き止められるはずなのですが、なぜか「ご苦労さん」「おおきに」と帰されてしまう松村さん。負けじと「せっかくなんでねえ」と引き返すものの、またまた「いやいや、どうぞどうぞ」とドアの外へ……。たまりかねて「もうちょっと出していただければ……」と訴える松村さんに、お客さんは大笑い。板尾から「ほな面白いネタあるか?」と振られるやいなや、ものまねオンステージの始まりです!
中尾彬さん、笑福亭仁鶴、掛布雅之さん、野村克也さんなど、次々とものまねを繰り出す松村さん。しかし、昭和初期という設定もあり、板尾も礼二も「まったくわからへん」とキョトン。続いてはビートたけしさんのものまねで「漫才はいいね〜」と語り拍手を浴びますが、「わかんねえなあ」(板尾)。さらに西田敏行さん、桂小枝、礼二から「誰か関取は?」と聞かれての貴乃花親方など、とどまることを知らない波状攻撃に、さすがの板尾も「あんたちょっと怖いわ(笑)」とタジタジ。「もっと僕らにわかるようなものまねして」とリクエストされ「では織田信長を」と言ったものの、飛び出してきたのはやはりたけしさんのものまね。そのまま「そろそろ失礼させていただきます」と締めくくったかと思いきや、笑福亭鶴瓶さん、出川哲朗さんまで披露して、お客さんは大満足の様子でした。最後はモノマネに没頭(?)しすぎて、持って帰るはずの小道具のおかもちを置きっ放しに。板尾が袖まで届けると、またまた出ようとして全力で止められていました。
大盛況のうちに幕を閉じた5月公演。続く6月公演「舶来上等、どうでっか?」にもどうぞご期待ください!
吉本百年物語6月公演「舶来上等、どうでっか?」
6月12日(火)~7月1日(日)上演 なんばグランド花月
出演:中川晃教、間寛平、林明日香、隅田美保、西川忠志、川畑泰史、チャド・マレーン、NMB48・山本彩、渡辺美優紀、太田里織菜、村瀬紗英 ほか
全席指定 1階席7500円 2階席6000円
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/june/