最新ニュースインタビューライブレポート

« 「人志松本のすべらない話 放送&DVD発売 記念イベント開催」 | メイン | 【ライブレポート】マンボウやしろ告別ショー2012「ピザババアの唄」 »

2012年6月15日 (金)

【ライブレポート】中村トオル

003

―女心と秋の空―。
変わりやすいモノのをたとえる言葉で、男どもは女心がよくわからん…とほざきます。しかし、実は女性の方が「男はわからん!」と思っているんじゃないでしょうか? 
異性から好かれたいのは男女も一緒。しかし、男は男からも好かれたいという欲求がかなりデカい。女性だって、女性から好かれたいと反論されるだろうけれど、それはファッションリーダーとか、憧れるという意味においてではないでしょうか? 男が男から好かれたいというのはもうちと根が深い。単純っていえば単純なのだが、「こいつならついていける」という、たぶん、群れを率いるために必要な動物的本能に基づくものなんじゃないでしょうか。女性の心が変わりやすいのも「より種を残せる相手」に心が移るって考えると、やっぱり本能的なものなんじゃないだろうかと思います。

想定するに、この動物的本能が男はデカいのです。だから、「親友をとるか恋人をとるか」って心理テストで、迷わず「親友をとる!」と答えるバカがいる。しかし、裏には「そういう男がかっこいい」からこそ「女にもモテる」という大変残念な願望を秘めているのです。そして、そういうヤツのほとんどがモテない。モテなくてもそれを貫き通したい。女性からしたらバカじゃねえの?としか思われないだろうが、そのバカを貫きたいのが男なのです。そういうバカは自分のことを“硬派”と呼びます。そのバカが若月徹と中村英将なのです。

元暴走族総長で、武勇伝の数々を残す若月・徹。後輩芸人の面倒見がよく、アニキとして慕われるゆったり感・中村。お互いに“男”として認めあう2人が行うトークライブ『中村トオル』。神保町花月にて隔月で行われている2人のトークライブです。「憧れる芸人は?」「理想的芸人としての生き方?」など、実に硬派=バカなことを話すトークライブなのだが、集客が減っています。「どうしたらお客さん増えますかね?」。バカ2人が真剣に悩みます。
はっきり言おう。バカ2人のトークなんて、見たくねーよ! 女性客からしたら、バカの話だけしているトークライブなんて興味ねえに決まってんじゃん! しかし、そんな簡単なことを、このバカ2人は気づかないのです。

しかし、最近、このライブの様子がおかしい。芸人の間では“徹のゲイ疑惑”が持ち上がっているらしい。男から好かれたいという行動をとるあまり、男へのスキンシップのとり方が歪んできているという。酔っぱらうとベタついたり、かみついたり…。男から好かれたいと願う男の行く路はゲイなのだろうか?

前回、「男らしい食べ物とは?」というお題でトークした際に、その疑惑が如実のものとなる。「ラーメン!」と即答する徹に中村が反論します。
「でも、にんにくガッツリの『二郎』とかなら男ってわかりますけど、塩ラーメンとか女っぽいでしょ? だからラーメンって言いきれないですよ」
 その後、討論は続き、中村がひらめいた。
「フランスパン!」
「なるほど! 噛みづらいもんな。かたくてデカくて。」
その後、やたら「かたくてデカくて」を連呼する徹に中村が笑い出す。
「かたくてデカくて、ばっか言わないで下さいよ! なんか想像させるでしょ」
「バカヤロー! ウィンナー入りって言ってねえじゃねえか!」
 ……男から好かれたい男の行く路はゲイなのか? その真実を解き明かすカギがこの2人のトークにはある……んな、ワケはない。

この2人の会話が、中学生男子レベルなだけである。ひっぱたきあったり、噛み合ったり、やたら男同士でベタベタするのも、中学生男子の特徴なのです。この2人、硬派=バカにこだわり過ぎて、いつのまにか精神年齢が中学生レベルまで退化しているのです! 
いや、退化したのではなく、変わってないのです。硬派=バカ=純粋なのです。2人とも自分のこだわりをいつまでも捨てきれないのです。しかし、残念ながら、こういうバカが最近減ってきてないだろうか? お笑いが世の中に出るために、目的から手段にかわってしまったこの時代。売れるために、テクニックだけを身に着けていくお利口さんがなんと多い事か……。

お客さんには失礼な話なのだが、お客さんよりも、2人は自分がバカであり続けることを大切にしています。そこに、男の本質が見えてくる。客が減ろうが、増えようが、2人は今後もまったく変わらないだろう。『中村トオル』は、バカ2人の会話が聞ける貴重な時間なのです。

もしも、「彼氏のことがわからない」という女性がいたら、このバカの会話を見れば、その理由がとても単純なところにあると気づけ、「うちの彼氏の方がまし!」と思えるだろう。 また、仕事でお疲れの女性はこのバカの会話を見れば、「いたよなぁ~、こういうやつ…」と中高生時代にタイムトリップできて、気持ちをリフレッシュできるだろう。

「男心がわからない」という女性に足を運んでいただきたいライブなのです。

神保町花月にて隔月で行われているトークライブ
「中村トオル」
出演:若月徹・ゆったり感中村・ガリバートンネル佐助

次回は8月予定。6月23日神保町花月HPにて情報公開!
7月1日よりチケット一般発売です!