道頓堀・えびす橋が襲名祝いに沸く! 六代 桂文枝襲名披露「船乗込み」開催!
六代 桂文枝襲名を目前に控えた桂三枝が、7月14日(土)、大阪・なんば道頓堀にて船乗込みイベントを行いました。 お天気が心配された当日ですが、さすがは〝晴れ男〟の三枝、曇り空ながらも雨は降らずにひと安心です。夕方5時、一門が乗船した船が道頓堀川を進みだすと、川岸に集まった多くの見物客から「おめでとう」の声が掛けられ、一行は大きく手を振りながら応えていました。
無事に船乗込みを終えた後は、船上であいさつが行われます。桂きん枝は「7月16日に三枝が六代文枝を襲名いたします。文枝一門にとっても上方落語界においても大きなこの名を三枝が継がなかったら、この先50年、100年となかったかもしれません。本人は三枝の名を捨てる決断をするのも悩んだと思いますが、私たちが2年間くどいて決めていただきました」と、改めて皆さんに経緯を報告します。また、月亭八方は「7月17日から23日まで、なんばグランド花月では文枝襲名披露週間として毎日、口上イベントが開催されます。私は進行役をさせていただきますが、あっと驚くゲストも登場いたしますので皆さんぜひ足を運んでください」とアピール。そして、最後は三枝からのあいさつです。「46年間、三枝を応援していただきありがとうございました。六代文枝を落語家の使命として継がせていただきます。今後は東西の落語界を盛り上げていきたいと思いますので、あさってからの六代文枝をよろしくお願いいたします」と話し、花吹雪が舞う中、大阪締めで締めくくられました。
その後、一門は、なんばグランド花月前広場に移動し記者会見を行いました。三枝は「今日は降水確率が50%となっていましたが雨も降らず、桂文枝という名は本当に強いなと。無事に船乗込みができて良かったです。いま、襲名披露での新作に気を取られながらも、日々のスケジュールをこなしている状況で追い込まれていますが、両サイドの2人(きん枝、八方)は、阪神タイガースの話ばかりしていて気楽やなと(笑)。こくこくと時間は過ぎていますが、がんばります」と笑いを交えながらも力強くあいさつ。一方、きん枝は「今日は船上で、五代目文枝の時も船乗込みをしたのを思い出していました。六代が誕生することは我が一門にとって非常にうれしいことです」と感慨深い様子。また「今日は雨がやみ、三枝は強い何かを持っている人だなとしみじみ感じました」と話していました。
なお、7月17日(火)~23日(月)なんばグランド花月では、三枝改メ六代文枝襲名披露週間として、1週間全公演に桂文枝が出演いたします。また、ご来場のお客様全員に六代文枝襲名記念品「六代桂文枝千社札」の贈呈も。口上イベントでは、連日、豪華ゲストが登場するのでぜひ足をお運びください!