『唄って笑って100周年』に爆笑問題が登場!初のNGKで新ネタを披露
今年、創業100周年を迎えた吉本興業では、4月から始まった「100周年特別公演」において、漫才、落語、新喜劇に加え、さまざまなジャンルから豪華ゲストを招いての『唄って笑って100周年』を上演しています。その111日目となる7月27日(金)には、ご存じ爆笑問題が出演! 1988年のコンビ結成以来、さまざまな時事ネタを盛り込み社会に斬り込む漫才で幅広い人気を獲得してきたおふたりが、ついになんばグランド花月の舞台に初登場しました。
「爆笑問題」の名が舞台上スクリーンに映し出されると、詰めかけたお客さんから大きな拍手と歓声が! センターマイクへと向かうおふたり、この反響に少し驚いた表情です。開口一番、慣れない大阪弁で「おおきに」と切り出した太田さんに、またまた大きな拍手。さっそく時の人、橋下徹大阪市長の話題からスタート。さらに民主党、小沢新党などの政治ネタはもちろん、芸能界を賑わせた事件や生レバー、スマートフォンにパンダに熊と、矢継ぎ早に繰り出される笑いの波状攻撃に、会場の皆さんは大喜び。15分にわたる渾身の漫才で、その名の通り“爆笑”の嵐を巻き起こしました。
1回目の出番を終えたおふたりは記者会見に臨み、まずは舞台の感想、手応えを語りました。大阪で漫才をするのは10年ぶりぐらいだそうで、「NGKということもあり、とても緊張しました。しかも新ネタですからね。昨日、必死で作って練習したりしてたんで……大阪でやるということと合わせて、二重の緊張がありました」と、田中さん。しかし「でも楽しかったね!」と笑顔の太田さんに、「そうですね。すごくあったかく迎えてもらえたのがうれしかった」とホッとした表情を見せていました。
とはいえ一回目の出来には満足していない様子で、「僕はのどの調子が悪くて。で、噛んじゃったもんだからボロボロになっちゃいましたね」と、太田さんは反省しきり。「なんで俺、噛むんだろう……今更、落ち込んじゃったりなんかして」「『人使いの荒い……』っていうのがいつもうまく言えないんだよね」と繰り返し後悔する相方に、田中さんが思わず「もういいよ!(笑)」とツッコむ一幕も。二回目の出番前にもう一度稽古をして、「もうちょっと頑張りたいと思います」と気合を入れ直していました。
ライブで漫才をやるときは、基本的に新ネタを用意するというおふたり。「今回は一昨日、昨日で作った。時間で言うと、7〜8時間ぐらいかな」(田中)、「普段から、前日に泊まり込みで作って、出番前にようやくできるという感じなんです。今日もいつもの感じで作りました」(太田)と、ネタづくりの裏話を明かしていました。
久しぶりの大阪の舞台は楽屋が楽しかった、とも。「(楽屋)ロビーに行くと、(トミーズ)雅さんとか、大木こだま・ひびき師匠がおられて、わいわい話せて楽しかったですね。新喜劇も袖で見させてもらったし」(太田さん)と、出番以外も満喫。最後は、10月26日(金)・27日(土)に東京・赤坂ACTシアターで行われる「TITAN LIVE 100th anniversary」についてもPRし、「我々の事務所が隔月でやっているライブが、とうとう100回目になるんです。2日間にわたる記念ライブで、我々はもちろんいろんなゲストの方に協力していただきます」「お祭りですから、楽しくやりたい。ぜひよろしくお願いします」と呼びかけました。
まだまだ続く、吉本興業創業100周年のスペシャル企画。次はどんなゲストが登場するのか!? 詳しくは、なんばグランド花月オフィシャルサイト(http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/)でご確認ください!