「2011年は総決算の年だった」渾身の単独ライブDVDをリリースするオリエンタルラジオにインタビュー!
8月15日(水)、DVD『オリエンタルラジオ LIVE 2011~絶賛、再ブレイク中。オファーお待ちしております~』が発売となります。
今回のDVDには、2011年9月10日(土)に東京・ルミネtheよしもと、 9月25日(日)に大阪・京橋花月で行われた単独ライブから、京橋公演の模様を収録。新作漫才に加え、漫才のイメージが強い彼らのファンにとっては新鮮なコントもたっぷり収められています。
2011年、藤森が“チャラ男”キャラで脚光を浴び、中田は2012年度吉本男前ランキングで第2位を獲得したオリエンタルラジオ。紆余曲折を経て再びブレイクを果たした彼らに、本作への思いやこれからの展望などを語ってもらいました!
 ̄ ̄2010年までの単独ライブのタイトルは『才』『我』『VS』といったシンプルで硬派なイメージでしたが、この度DVD化となった『絶賛、再ブレイク中。オファーお待ちしております』では、印象がガラッと変わりましたね。
中田「タイトルに関しては、今までちょっと肩肘を張っていたところがあったので、少し崩そうと思ったんです。ジャケットの写真もそうなんですけど、あえてすごく柔らかくしました」
藤森「僕は横でずっとデザインを見ながら、『あっちゃん、今年こんな感じなんだな』と思ってました(笑)」
中田「(笑)。その年その年の気分が、如実に出るんですよね」
藤森「僕ね、すごく好きなんです、このタイトルが。こういうところも出せるようになったっていうのが、すごくいいなと思ってます」
 ̄ ̄2011年は、2010年までと精神的にも違いましたか?
中田「だいぶ違いましたね。やっぱりチャラ男でのブレイクがあって、お仕事も増えて、本当にメモリアルな年になりました。(テレビ番組の企画の)『芸人交換日記』だったり、『金スマ』だったり、僕らのヒストリーもそれに付随してたくさん見て頂いたので、総決算というか“第一章”のくくりの年だったんだなって思います」
藤森「確かに。去年は、コンビ仲が全くギクシャクしてなかったもんね」
中田「あ、ギクシャクはしてましたよ」
藤森「え、してたんですか?(笑) いや、めっちゃ仲良かったし、その2011年の空気感がまさにDVDのジャケットに表れてるなと思ってたんですけど」
中田「いや、ギクシャクはしてました」
藤森「えっと、どのへんが…?(笑)」
中田「ちょっとチャラ男が調子に乗ってるなっていう」
藤森「ハハハハハ!(笑)」
中田「いや、僕は2012年の今こそ一番仲がいいと思ってるんですよ。もちろん、チャラ男のおかげでコンビのレギュラーも増えましたし、お互いにとって本当にプラスでしたから」
――DVDでは、1本目に収録されている漫才から“再ブレイク”をネタに組み込んでいましたね。
中田「我々は技術的にもまだまだ未熟ですから、僕らが持っていて、他の芸人さんにはないものってなんだろうっていうことを考えたんです。そうするとやっぱり、デビュー直後にブレイクして…っていう、ちょっと数奇な運命みたいな部分は他の先輩にはないことですから、そこは結構売りにしました」
――1本目の漫才は特に、オリラジさんにしかできない漫才ですよね。
中田「ほんとにそうですね。(藤森に)やってて楽しかったよね?」
藤森「楽しかったですねぇ」
中田「1本目は特にね、キャッキャッキャッキャしてました(笑)。バラエティでもやっているくだりとか、自分たちの中でなじみ深いくだりがたくさん入ってたので」
藤森「なんかこう、今まではちょっとした自虐だったりとかも言えなかったんですよね。本当に『いやいや、そんなことないって』って気を使われてたんですよ(笑)」
中田「そうそう。自虐って、その傷を一回乗り越えた時に初めて使えるんだなと思いました」
――漫才のイメージが強いお二人ですが、今回はコントも披露されています。コントをやろうと思った理由は?
中田「2011年は、なぜかコントをやるタイミングが結構あったんですよ。『ピカルの定理』に呼んでもらったり、コントをやる特番があったりして。『え、俺らがコント?』っていう心境だったんです。でも、やってみたらすごく楽しくて。じゃあ、このライブは2011年の総決算みたいなところもあるので、やってきて楽しかった部分は入れてもいいかなっていうことで、コントをやりました」
――久々に単独ライブでコントをやられてみて、いかがでしたか?
中田「(藤森に)どうでしたか?」
藤森「僕はやっぱり、自分がやりたかった岩谷テンホー先生をモデルにしたコント(『CONTE COMICS』)には思い入れがありますね(笑)。もちろん、それ以外も全部いいんですけど」
中田「エロ漫画家のコントね」
藤森「リラックスして肩の力を抜いてやると、こんなに楽しいんだなっていう発見がありました」
――漫才とは違った楽しさがありましたか?
藤森「そうですね。…ただ、コントはね、僕あんまり得意じゃないなと思いました(笑)」
中田「確かに、コントに関しては『コント向きなんじゃない?』って言って頂いたりもしたんですけど、結果的に今はそんなにコントやりたくないんですよ(笑)。今までのヒストリーの中で、いい思い出づくりにはなったんですけど、ここからはやっぱり新たなステージで戦っていきたいなと。次のステージに向けてっていうことで考えると、一回コントはお休みかなっていう気はしましたね」
――新たなステージという意味では、ラストに披露された、お二人の歴史が盛り込まれた『武勇伝』は圧巻でした。
藤森「ねぇ。お客さんが涙したという、伝説の武勇伝ですよ!」
中田「いやいやいや、自分で言うのは恥ずかしい(笑)」
藤森「でも結構ね、『泣きました』っていう声も頂いて」
中田「そう。笑いながら泣いたっていうね」
藤森「とにかくめちゃくちゃ盛り上がったんですよ(笑)」
中田「盛り上がった! やっぱり我々のことを応援してきたファンって、『オリエンタルラジオのファンである』っていうのことを、世間的に発表しづらかったんだと思うんですよね」
藤森「フフフ(笑)。(記者に対して)あっちゃんは、『迫害を受けてた』って言うんですよ」
中田「『オリラジのファンなんだ』『あ、センスいいね』って言われることが、まずなかった。『うわ、今更オリラジ応援してんの?』って言われるなかで、ずっとファンの人たちは『いや、でもオリエンタルラジオってこういう面白さもあるんだよ!』っていうのを、声にならない声で、フラストレーションを抱えながら応援してたと思うんです。だから、その数年を経て、その状況も込みで笑いにして、しかもその壁を一個乗り換えた感があるっていう瞬間を体験したことが、ファンにとってもストレスの解放になったんだと思うんです。だから泣けたっていう」
藤森「『もう胸を張ってもいいんですよ』ってことですか?」
中田「いや、胸を張れるかどうかはこれからですよ」
藤森「なるほどね」
――では、今年2012年の単独ライブは、お二人の新たな第一歩となるんでしょうか?
中田「そうですね。ある意味、準備が整ったなとは思いました。言ったらもう、新人でもないじゃないですか。ベテランでも中堅でもないけど、もう新人ではないんですよ。ある程度ちゃんとした漫才をやらなきゃいけないし、その上での覚悟の表明でもあって。『FAITH』っていうタイトルにさせてもらったのは…、これがまた、ちょっと“エッジ効かせてきたな”っていう感じではあるんですけど(笑)」
藤森「若干ね(笑)」
中田「ただ、意味があるんです。今までのファンって、僕らがまた上昇気流に乗ったことで、離れる人もいると思うんですよ。判官びいきじゃないけど、鬱屈してる芸人が好きだから、安定軌道に乗ったらもういいやっていうね。あともう一個は、僕が結婚したっていうのも大きいと思うんです。若手芸人を応援する時に、アイドルを応援するような気持ちで応援する人もいると思うんですけど、そうじゃなくて、僕らは芸人として応援したいヤツだったのかっていうことが試されるところでもあると。じゃあオリエンタルラジオっていうものを、これからどう応援していくのか、ファンに問う年だなって僕は思っていて。今後に向けて、長いスパンでの信頼関係を築けるライブになればいいなという意味で、“信頼”っていう意味の『FAITH』にしたんです」
藤森「ふーん」
中田「これに関してはどう思いますか?」
藤森「いや、いいと思いますよ。最初に字面と音だけ聞いた時は、『ん?』と思いましたけど。『あれ、またやってんのか?』って」
中田「『またやってんのか』?(笑)」
藤森「『またトゲトゲしてきたのか?』と思いながらね。でもそれもちょっと面白くなってきてる節もあって。今回の単独のポスターをね、僕はぜひ見てほしいなと思います」
中田「ポスターね(笑)。いい感じでできましたね」
藤森「すごくいいんですよ、カッコよくて(笑)。あっちゃん、今までのカッコつけ方とまた違うんです」
中田「悲壮感がないね、今年は」
藤森「そう。『ちょっと面白がってやってるな』っていうのが、僕は好きですね」
中田「カッコつけたいっていうのはまだまだ全然ありますから(笑)。これからもカッコつけてはいきますよ」
●DVD情報
オリエンタルラジオ LIVE 2011
~絶賛、再ブレイク中。オファーお待ちしております~
2012.08.15 Release
商品番号:YRBN-90430 価格:3,500円
返り咲きからの狂い咲き
2011年9月10日(土)東京@ルミネtheよしもと、 9月25日(日)大阪@京橋花月で行われた単独LIVE「オリエンタルラジオ LIVE 2011~絶賛、再ブレイク中。オファーお待ちしております~」その京橋公演を収録。
新作漫才4本に加え、ファン待望!新作コントを5本収録!
2011年藤森慎吾がチャラ男キャラで脚光を浴び!中田敦彦が2012年度吉本男前ランキング第2位を獲得!お待たせしました!正真正銘のファンの皆様、そして隠れファンの皆様も今までとは一味違うオリエンタルラジオが放つ単独DVD第5弾!必見!
【収録内容】
01.MANZAI Ⅰ
02.PROLOGUE
03.CONTE MISSION
04.MANZAI Ⅱ
05.CONTE APARTMENT
06.MANZAI Ⅲ
07.CONTE COMICS
08.CONTE YUMEMIZAWA
09.EPILOGUE
10.武勇伝
【音声特典】オリエンタルラジオ(中田敦彦×藤森慎吾)オーディオコメンタリー
【仕様】片面1層
【画面サイズ】16:9
【音声】ドルビーデジタル・ステレオ
【収録予定時間】本編 約100分
©2012 吉本興業
DVD発売記念!豪華特典&イベント 続々発表!!!
☆セブンネット限定 : オリジナルポストカード&サイン会参加券
8月18日(土) 「オリエンタルラジオ ミニライブ&トークショー」
オリエンタルラジオがアリオ蘇我に遊びに来ます!!
開催日 : 8月18日(土) 時間 : 13:00~ 場所 : 1階野外イベント広場
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☆ 楽天ブックスオリジナル先着特典決定!! 「オリエンタルラジオ スペシャルイベント」
~チェキ撮影会+DVD購入者限定!岩谷シンホー・イラストサイン会 with 編集者・中田~
開催日:2012年9月2日(日) 時間:後日、お知らせいたします。 会場:東京都内某所予定
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【特典内容】 「直筆サイン入り生写真」
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タワーレコード拠点店オリジナル先着特典!!
【対象店舗】 タワーレコード渋谷店 タワーレコード名古屋パルコ店 、
タワーレコード福岡店 タワーレコード神戸店
タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 タワーレコード梅田大阪マルビル店
タワーレコード新宿店 タワーレコード横浜モアーズ店
タワーレコード難波店
特典内容など詳しくは、よしもとアール・アンド・シーのHPをご覧ください! http://www.randc.jp/oriental_radio/top.html#news3585
●ライブ情報
オリエンタルラジオ単独ライブ2012
「ORIENTAL RADIO MANZAI LIVE 2012『FAITH』」
9月8日(土)
19時30分開演
新宿 ルミネtheよしもと
前売完売!当日券若干あり!
当日3,000円