「おさむちゃんです」は封印!? ザ・ぼんち還暦ライブ開催決定!
1973年のデビュー以降、漫才ブームの立役者として第一線を走り、レコードデビューや武道館でのライブなど様々な活躍を見せてきた「ザ・ぼんち」。その後のコンビ解消、復活と紆余曲折を経てきた2人が、今年、揃って還暦を迎えます。そこで、コンビ揃って60歳になることを記念した「ザ・ぼんち還暦ライブ」の開催が決定。8月13日(月)記者会見を行いました。まずは里見まさとがこれまでを振り返ります。
「同じ高校を卒業して、2年間弟子として修業、1973年にデビューしてから40年経ちました。昭和61年に一度、コンビを解消したんですが、それは、おさむが他にもやりたいことがいっぱいあるという気持ちを知っていたからでした。その後、お互いが50歳の時にもう一度コンビでやると決めて今に至っています」。また、「4年前に2人で話したことを今も覚えてるんですが『腐っても鯛』という言葉がありますが、それが本当かどうか答えを出そうやと。それ以来、週に2回、漫才のネタを作っています」と明かしていました。さらに、今回のライブについては「ネタは3本の予定です。21歳の頃の漫才、そして今年の頭から作り始めた今の漫才、さらには、僕たちがもっと歳をとったらどんな漫才をしているのかをイメージした未来の漫才を披露する予定です」。
一方、ぼんちおさむは「ネタのことなどは相方が話しましたので、自分のことについてなんですが…。僕ももう孫が2人もいまして、そろそろ落ち着かなアカンなと。それで、暴れたり(自分の名前を)叫んだりするのを封印しようと思ってます」と、思いもよらない宣言が飛び出します。これに驚いた様子のまさとが「もし約束を破ったら?」と聞くと、おさむは「これは60歳の決意です。ライブが開催される9月16日までにもしも『おさむちゃんです』と叫んだら、ライブに来ていただいたお客さんに自腹で何かプレゼントをします!」と声高々に公約しました。
その後の質疑応答で、おさむの決意についての率直な感想は? と問われたまさとは「これまではオモロイ漫才を目指してきたんですが、そろそろベテランの上手い漫才に移ろうとしているんですかね」。すると、おさむは「いとしこいし師匠のようになるかもしれません(笑)」。また、40年で印象深かったことは? との質問に、まさとは「やっぱり、漫才ブームの時の1組だったことですね。昭和55年の『THE MANZAI』で8分のネタがOAされた後から人生が大きく変わったのは確かです」。おさむも「僕も漫才ブームを体験できたことが人生に大きく影響しました」と感慨深い様子で話していました。
会見では、その後、撮影に。スチール撮影では笑顔で応えていた2人でしたが、ムービーになると……なんと、おさむが堪えきれずに「おさむちゃんです!」と叫んでしまう展開に。
40分前に宣言した公約を早くも破る事態になり、おさむは「ライブに来ていただいたお客さん全員にプレゼントをお渡しします」と告知していました。
叫ばない公約は早々に撤回されてしまいましたが、還暦ライブでは現在のザ・ぼんちの漫才が存分に楽しめるものになる予定です。歌あり、トークあり、漫才ありの還暦ライブ。ぜひ会場まで足を運んで下さい!
「ザ・ぼんち還暦ライブ」
9月16日(日)開場18:40/開演19:00
なんばグランド花月
ゲスト:ハイヒール
前売り2800円/当日3000円
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション0570-036-912