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2012年8月17日 (金)

村上ショージがコンビ結成を熱望!? 出演作『カラスの親指』完成披露会見に出席

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8月16日(木)、東京・ヒルトン東京で行われた映画『カラスの親指』完成披露会見に、村上ショージが出席しました。

今作は、道尾秀介さんの日本推理作家協会賞を受賞した同名小説を映画化したもの。阿部寛さん演じる詐欺師のタケが、なりゆきでコンビを組むことになったショージ演じる新米詐欺師のテツ、偶然知り合ったやひろ(石原さとみさん)とまひろ(能年玲奈さん)の姉妹、やひろの恋人・貫太郎(小柳友さん)と共に、タケが暗い過去の因縁にケジメをつけるという人間味とユーモアに溢れる注目のエンターテイメント作品です。
同会見には、主演の阿部寛さん、原作者の道尾秀介さんも出席しました。
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タキシード姿でやや緊張した面持ちのショージは、「普段、本を読まない人間なんですが、お話をいただいてすぐに原作を読みまして。“こんな大役もらっていいのかな?”と心配になりました。死ぬまでに代表作と呼べる作品ができたことを嬉しく思いますし、吉本をもし辞めることになったとしても“この作品があるからいいか”と思えるほどの素晴らしい作品に参加できました」と真面目に語ります。

オファーを受けた時は、「とにかく阿部さんに会えるということだけですでに浮かれていて、自分の中ではそんなにすごいことだとは感じていなかった」と話すショージ。「でも、(現場では)素晴らしい役者さんたちが役に入る瞬間を間近で観て、とてつもないものを感じましたし、自分にこれができるのかなと不安になりました。そういうなか、スタッフさんや阿部さんにアドバイスいただきながらやり遂げられた。すごい体験をしました」と周囲の皆さんへ感謝の言葉を述べます。
自らを役に投影した部分もあったようで、「テツがいて、タケがいる訳じゃない。タケがいるから、テツがいるんです。芸人でいう(僕にとっての)タケは、(明石家)さんまさんみたいな人。この人がいてないと今の自分はなかったんやなという思いを、映画の中でも感じました」と感慨深げに語りました。
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阿部さんに絶大な信頼を寄せていたというショージですが、印象的だった出来事について訊かれ、「公園での撮影中、暑かったところ、スッとアイスクリームを差し出してくれた。その時、“阿部さん、ありがとう!”と思いました」とコメント。「阿部さんは常に気を使って動いている。僕なんて、暑かったら一人でコンビニ入ってアイスを食べるタイプですからね。こんな腐った男じゃいかんなと思いましたね」と反省していると、隣りで笑っていた阿部さんから「そうは言いますけど、ショージさんもスイカを買って来てくれたり、心温かいことをしてくれたじゃないですか」とフォローが入ります。
ですが、「いえいえ。足を引っ張ってたんで、ちょっとでも許してもらいたいなと思う気持ちでやったことです」と返すと、会場から笑い声が。司会者から「差し入れの効果はありましたか?」と尋ねられると、「ありました! 皆さん、僕が間違えても“いいよー”と言ってくれて。オブラートに包んでいただいたおかげで、最後までやり遂げることができました」と返し、さらに笑いを誘いました。

ショージの印象について、阿部さんは「今まで一緒にやってきたなかではいないタイプの人。しゃべくりを職業にしているプロの方なので、知らない間に空気を埋めてくださっているんですよ。そのことに少し経ってから気づいて、これはすごいなと思いました」とコメント。「台詞に悪戦苦闘している姿は和やかに見ていました。役柄にも人柄がピッタリで、ショージさんを頼りにやらせてもらったと思っています」と語ると、「ありがとうございます」と照れくさそうに顔をほころばせました。

「役者の仕事にはハマりましたか?」と尋ねられたショージ。「終わった瞬間は“もう出ない!”と思った。でも、試写を観たらハマったというか……タケ&テツとしてこれからも歩みたいと思った」と阿部さんへ遠回しのコンビ結成をお願いするも、「自信ないです(笑)」とそっけない返事。さらに「公園のすべり台の下で、タケが昔話をするっていうシーンがあったんです。コンクリートで阿部さんの響く声がすごくよくて。むっちゃカッコええなと。こういう人とコンビを組んだら、楽しいだろうなと思いました」とアピールするも、「お断りします(笑)」と一蹴されてしまいました。

思いもよらない衝撃のどんでん返しがあることが話題の今作にちなんで、取材陣から「芸人生活の中で騙されたことはありますか?」との質問もありました。
「大阪の隣りの県で放送するお米のCMが決まりそうやと言われたことがあったんです。ほぼ僕に決まりで、滋賀県のおばちゃんと2人が候補に挙がってると。でも、待てど暮らせど連絡が来なくて、“どうなりましたか?”って聞きに行ったら、“ごめんな。素人に負けたわ”と言われたことがあります。……すみません。僕、こんなちっちゃい話しかないんですよ」と申し訳なさそうに語ると、会場は大きな笑い声に包まれました。

フォトセッションが終わったところで、ショージにドッキリが! なんと今作の全国プロモーション行脚を、ショージ一人で行うことが突然発表されたのです。
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「聞いてないで! ○○(とマネージャーの名前を呼ぶ)、どういうこと? マジですか?」と困惑を隠せないショージに、「よろしくお願いします」と一礼する阿部さんと道尾さん。「確かに、阿部さんは11月まで忙しいと伺いました」とつぶやくショージに、「そうなんです。1日も休みがないそうで。原作者の道尾さんにプロモーションしてもらうわけにもいかないですし」と司会者が続けます。
「じゃあ、僕がやるしかないですね」と状況を把握したショージ。プロモーションはこの日から始まるということで、一足お先にのぼりを掲げて会場をあとにしました。
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今後、ショージがどんなプロモーションを行うのか。劇場公開とともにぜひとも注目してください!

●作品紹介
カラスの親指
原作:道尾秀介
監督・脚本:伊藤匡史
出演:阿部寛、村上ショージ、石原さとみ、能年玲奈、小柳友ほか
配給:20世紀フォックス ファントム・フィルム
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/crow/index.html
11月23日(金・祝)より全国ロードショー!

●芸人顔検索 村上ショージ
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=2357/r=711

【村上ショージ】

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