【ライブレポート】庄司智春×大葉ナナコ『ススメ!妊夫さん!』
8月26日(日)、吉本興業東京本部にて、妊夫さん(=妊娠している奥さんを持つ旦那さん)のための講座『ススメ!妊夫さん!』が開講。新米パパ、品川庄司・庄司智春とバースコーディネーター大葉ナナコさんによる授業が行われました。
この『ススメ!妊夫さん!』は、庄司と大葉さんがタッグを組んで、妊娠、出産、育児など、毎回子育てに関する様々なテーマで講義していくという企画。なのでもちろん、講義を受けるのは妊娠している奥さま…ではなく、その旦那さん。教室には、新米パパさんになろうとする旦那さんが集まりました。
開講後、まず庄司は大葉さんに「バースコーディネーターとはなんですか?」と質問。すると大葉さんは「ママ、パパ、プレママ、プレパパ、赤ちゃんなど、命の誕生を取り巻くすべての人々へのサポートしています」と回答。なんでもご自身でも5回出産を経験されているそうで、「出産マニアですね(笑)。100回でも産みたいくらい! とにかくなんでも訊いてください」。笑顔で力強く語ります。
そんな第一回目のテーマは『立会い出産でモテ夫になる裏テク』。奥さまからモテるための、立会い出産の心得や出産現場でのNGワード&行動など、 妊夫が不安に感じる様々な疑問・質問を分かりやすく解説していきます。「この人と結婚してよかった、と思ってもらえますように勉強していきましょう!」と大葉さんが言うと、「実は…」と庄司「まさに僕、結婚と出産を経て『今が一番好き!』って言われてるんです!」。「それは素晴らしいですね! きっと知らずに実践なされてることが多いんじゃないでしょうか」ということで、講義本編がスタートです。
「おしるし」→「陣痛」→「破水」が『お産のサイン』であることや、どうやって赤ちゃんが出てくるかなどの『お産の流れ』について解説。庄司が「ネゴシックスではないんですね?」と確認した、赤ちゃんの人形を使って「骨盤の穴が楕円なのに従って、自分で赤ちゃんはカラダの向きを変えるんですね」と説明されると、庄司も「えっ、すごいですね!」と驚いた様子。
なお、立ち会い出産できたのかどうか大葉さんに訊ねられた庄司は「沖縄国際映画祭の期間とカブってたんですよね。それで夜中の3時にミキティーから電話があって。翌日駆けつけて立ち会えたんですよ。自然と涙が出てきましたね! 『ありがとう』という気持ちが自然と湧きあがってきたんですけど、もう今までの『ありがとう』ってなんだったんだろうというくらいの『ありがとうでした』」とのこと。そんなわけで、以降は立ち会い出産の心得編へ。
「この真ん中の姿勢で腰をさするのはよくやりましたね!」という庄司に、大葉さん「これはオススメですね。両方楽な体勢ですからね」。しかし、陣痛で顔をしかめるミキティの表情を見た庄司は「今まで見たことがない表情で驚きました。竹内力さんみたいだったので『リキティ』になってました。思わず笑いそうになってこらえたんですよ」なのだそうで、これには先生はダメ出し。「できるだけ表情や声音も合わせる方がいいですね。この共感のテクニックを『ミラーリング』といいます」と解説されると、庄司も思わず「へえ!」。
さらには、「出産現場でのNGワード」(ex.「痛い?痛い?」「(先生に)あとどれくらいですか?」「もうすぐだよ」)、反対に「出産現場のモテワード」(ex.「一緒に頑張ろうな」「ずっと一緒だから大丈夫」)などを勉強。モテワードとして、出産を見守る子供に対して奥さまに聞こえるように言うという「ほら、お母さんキレイだろ?」には、庄司は「これは上級編ですねー!」。
また「出産現場でのNG行動」(ex.「つまらない冗談言って笑わせる」「役に立とうとアピールしすぎる」)なども解説されて、1時間を超える授業は終了。庄司は「病院での両親学級ではやらないリアルなことがたくさん聴けましたね」と満足そうな表情で語り、妊夫さんもうなずいていたのが印象的。庄司は最後に「ミキティは結婚するとき『3人ほしいね』と言っていたので、僕自身、これからもし機会に恵まれたら実践したいと思います!」とコメント。幸せ感と笑いの満ちた、第一回目の授業はこうして幕を下ろしたのでした。
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