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2012年8月30日 (木)

「吉本百年物語」9月公演に出演のへびいちごに直撃インタビュー!

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今年4月からスタートした『吉本百年物語』も、いよいよ折り返し地点。第6弾となる9月公演「焼け跡、青春手帖」では、終戦から5年、吉本興業が寄席小屋を失い、芸人らも解散してしまった時代が舞台に。花菱アチャコ(兵動大樹)と浪花千栄子(黒谷友香)の名コンビが誕生した伝説のラジオドラマを軸に、エネルギッシュに復興していく大阪の街が描かれます。豪華キャストが勢ぞろいする中、6月公演に続いて二度目の出演となるのがへびいちご。「『百年物語』が大好き」というふたりに、その魅力や気になる舞台裏について聞いてみました。

――シリーズを通じて、2度目の登板はへびいちごが初めてですね。

島川「本当にありがたいなと思います。2回目の声がかかったということで、周りの人にも驚かれました。僕の演技がよかったのかな、と(笑)」

高橋「よく行く居酒屋のマスターには、一言『お前ら、暇なんか?』と言われましたけどね(笑)」

――コメディとはまた違う、本格的な舞台では、勝手が違う部分もあったのでは?

高橋「昔の話になりますが、僕ら『天然劇場』っていうのに出てて、そこでもガツっとした芝居があったので、その雰囲気で取り組めばいいのかなという気持ちはありました。でも、20代の頃と40代の今では全然違ったんですよね」

島川「20代のころの稽古は『早く終わらへんかな』という気持ちがどこかにあった。ところが40代の今では、稽古すら楽しくて。合間の時間をみんなで楽しく過ごせるように、ムードメーカーとしても頑張ったつもりです」

高橋「でも、芝居の稽古は真面目にやるんですけど、エンディングのダンスの稽古はふざけすぎたかなあと反省してます(笑)」

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――そんな経験を経ての9月公演は、どんな舞台になりそうですか?

島川「6月公演はミュージカル調でしたが、今度はまた違う趣向を凝らした演出をされるのかなと楽しみにしています。今回はふたりそろってじゃなく、それぞれに役がついてるし……」

高橋「兵動(大樹)は同期やし、ワイワイやれるんちゃうかな。前回も川畑(泰史)が同期で、なんかこの舞台と不思議な縁があるんかな、と思ってます」

島川「兵動が、アチャコさんをどう演じるのか、すごく興味があるんですよ。僕もそうですが、アチャコさんを実際に見たことがない世代なので、どれが正解なのか……。演じるのは本当に大変やと思いつつ、横で思いきり邪魔してるかもしれません(笑)。セリフの練習相手をやったりもしたい。それで兵動のセリフも全部覚えて、いざというときは代役としてアチャコ役に……という野望も密かにあるんですけど。かつらの発注だけ先にしときます」

高橋「黒谷さんはとにかくキレイ! せやのに、トークで普通にツッコミも入れてきはるし」

島川「僕らのツッコミにも、ちゃんと返してきはるもんな」

高橋「イメージと違いましたね。舞台ではきっと、女優の底力みたいなのを見せてくれはると思うわ」

島川「浪花千栄子さんは、ラジオドラマでお母さん役をされたということなので、力強い演技を見せてくれはるんちゃう? 普段はおしとやかやのに、ドラマのシーンでは怒鳴ったりとか……意外な顔が見られるかも」

――稽古場や楽屋はどんな雰囲気なんですか?

高橋「6月公演では、稽古から本番まで、ケータリングや差し入れが素晴らしすぎて、めっちゃ太ったんですよ!」

島川「ずっと食べてましたからね……」

高橋「前回は衣装が浴衣やったんで、ちょっとお腹出てるぐらいはええよと言ってもらえたけど、今回はズボンやからヤバイ。設定が戦後やから、あんまりふっくらしてんのもおかしいかもしれへんしなあ。よし、僕はケータリングを控える、水、お茶しか飲まないというダイエットをやります」

島川「僕は兵動に合わせて痩せたり太ったりします。同じ体型にしておいて、代役を狙わないとアカンのでね(笑)」

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――では最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

島川「お芝居を通じて伝えるべきテーマはあっても、皆さん、各キャラクターでギャグとかも出していかれると思う。それがどこで出てくるのか、というあたりも楽しみにしてほしいですね。おさむ師匠なんか、絶対に何か出していかれるんではと僕らも注目してますから。きっと稽古では見せずに舞台でドーンと出されて、僕らのほうが驚かされそう(笑)」

高橋「今回はラジオドラマが中心のストーリー。ラジオって僕らにとっては面白いもんっていうイメージがあるけど、今の若い人たちは、ちょっと離れてますよね。だから、もう一度この舞台で、ラジオって素晴らしいということも知ってもらいたいですね」

島川「あと、個人的な野望としては、12月ぐらいに林正之助役が来るかなと思ってます(笑)。僕、正之助のニセモノの偽之助というキャラクターを考えてるんですよ! 誰もとりあってくれないですけど!」

高橋「まあ採用はされへんやろな(笑)。でも、ほんま3度目、4度目があったらうれしいなあ。目標は、すべての公演に出演すること! 最後は『百年物語芸人』って言われるぐらい頑張りたいですね」

6月公演ではそろってコンビ芸人役を演じたふたりですが、今回は寄席好きの青年(高橋)、BK(NHK大阪)演出家(島川)と別々のキャラクターに扮して登場する予定。『百年物語』芸人として、どんな演技を見せてくれるのか、楽しみにお待ちください。

吉本百年物語 9月公演「焼け跡、青春手帖」
脚本:長川千佳子
演出:湊裕美子
出演:黒谷友香、兵動大樹、ぼんちおさむ、高川裕也、松澤一之、へびいちご、西川かの子ほか
公演日:9月9日(日)~9月30日(日)※9月12・13・17・19・21・23日を除く
開演時間:平日・土曜・祝日19:00(開場18:30)/日曜16:00(開場15:30)
会場:なんばグランド花月
料金:全席指定 1階席6000円 2階席5000円
※チケット好評発売中!
お問い合わせ:チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ?0570-036-912(10:00?19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/



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