よしもとニュースセンター : トミーズ＆ハイヒールを迎えて、前田政二著「ノーブランド」刊行記念トークショー開催！

吉本興業が擁する芸人養成所「ＮＳＣ」一期生で、現在は放送作家、大阪・東京のＮＳＣ講師として活躍する前田政二が、８月８日に「ノーブランド」を刊行。これを記念して、９月１日（土）、大阪・心斎橋にてトークショーを実施いたしました。著書には、前田と共にＮＳＣ一期生として過ごしたダウンタウン、トミーズ、ハイヒールらとのエピソードをはじめ、ライバルと競い合い、傷付け合い励まし合いながら、お笑い界の頂点を目指して過ごした青春の日々、その原点が描かれています。会場にはゲストとしてトミーズとハイヒールも登場しました。
まずは前田が執筆するにあたった経緯を話します。「２年前に大﨑さん（吉本興業社長）と、ＮＳＣ一期生やった当事は、荒波に揉まれながらもスゴイことしてたなと話してたんです。その流れで、あの頃の歴史を書き残した方がいいのではとなりまして。一期生で芸人やめて作家になってるのは僕だけですし、今でもダウンタウンたちとも仲がいいので、いろんなエピソードが書けるなと思って２年かけて書きました」。

そこからは、トミーズ、ハイヒールと共に当時のことを振り返ります。雅は「あの頃のモモコは目が真横にありました（笑）。政二は痩せててカッコよかったのになぁ。今の半分くらいやな（笑）。リンゴは当時からすると今、かなりキレイになった」。するとリンゴは「整形はしてませんよ！」と客席に訴えます。また、健は「今でも覚えてるのは、モモコが毛皮のコートきて現れたこと。あの頃、モモコは俺のこと好きやったもんな？」と驚きの発言。するとモモコは間髪入れずに「ないない！」と訂正するなど、メンバーの仲の良さが垣間見られるトークにお客さんも大喜びの様子です。さらに、政二は「松本はあの頃、リンゴのことがちょっと好きやったんですよ。だから今でも松本はリンゴにちょっと弱い（笑）」と明かすなど、次々と過去の裏話が披露されました。
また、ＮＳＣでの授業の思い出も。雅は「お笑いの世界目指して入ったのに、授業にジャズダンスがあったりして、何やねんって思ってた（笑）。でも、（明石家）さんまさんが先生として来てくれたこともあって、その話を聞けたのは良かった」。また、モモコは「劇場の楽屋に入る時には『おはようございます』ってあいさつしやなアカンとか、知らないことがいっぱいあったからみんなで教えあってたなぁ」と感慨深い様子です。他にも、初舞台の時の苦い思い出や、雅がとがっていた時期のことなど、振り返ると逸話は尽きない感じでした。
なお、本書には、メンバーたちのさらに深いエピソードが詰め込まれています。笑いの歴史を変えたＮＳＣ一期生たちの青春群像劇。ぜひ皆さん手に取ってみてください。