よしもとニュースセンター

本日9月22日（土・祝）、『キングオブコント2012』が開催され、バイきんぐが５代目キングオブコントに決定しました。

１ｓｔステージでラストの８番手に登場したバイきんぐは、自動車学校を母校のように懐かしむ男と、男のおかしな言動に絶妙な間合いでツッコみまくる教習指導員のコントで会場の爆笑を誘い、967点を獲得。ダントツの１位で迎えた２ｎｄステージでは、久々に帰ってきた子供とその子供から次々に驚愕の事実を告げられる父親のコントを披露し、974点をいう圧倒的な点数を獲得して、合計1941点で見事キングの座を手に入れました。

放送終了後、目に涙を浮かべたまま囲み取材に登場した小峠さんは、「嬉しいですねぇ、何ものにも代えがたいぐらい嬉しいです」と、噛みしめるようにコメント。西村さんも「まだ実感が湧かないです。ふわふわした感じです」と放心した様子で答えていました。

また、「優勝するかどうかというよりも、アルバイトがやめられるかどうかの大会でした」と振り返った小峠さん。今日も朝６時まで害虫駆除のアルバイトしていたと話し、「今、週５でアルバイトに入ってるいんですけど、これで週２ぐらいでいけるんじゃないかなと思います」と語り、一方の西村さんも、週４回入っているという深夜のクレーム処理のアルバイトを「僕も週２くらいに減らせるんじゃないかと思います」と、コンビそろって宣言していました。

そういった苦労を重ねながら16年間お笑いを続けてきた理由を問われると、小峠さんは「恥ずかしいんですけど…“お笑いが好き”っていうシンプルな一点です」とキッパリ。ここ４年ほどは２ヶ月に１回、６本の新ネタを披露するライブを続けていたそうで、「イヤになることもあったんですけど、この大会に向けてネタを量産してきました。この４年間はしんどかったですね。ずっとネタを書いてたんで」と、振り返っていました。

その成果もあり今回、合計1941点という大会史上最高得点を叩き出したバイきんぐ。
大会史上最高得点という事実を記者から伝えられたふたりは、「マジですか！やったー！」と再び喜びを爆発させ、ネタを選んだ理由として、「1本目は周りの人から評判がよかったネタ。２本目は僕らの代名詞みたいなネタなので選びました」（小峠）と解説していました。

優勝賞金1000万の使い道については、「単車を買いたい」（小峠）「乱痴気騒ぎをしたい」（西村）とそれぞれ語ったふたり。さらに、優勝コンビに贈られる特番でやってみたい企画を問われると、西村さんは「ネタをやりたい」、小峠さんは「スカイダイビングとか、外国旅行とか、やったことがないことをやってみたい」と希望を明かし、「まだこの先何の保証もないので、スギちゃんさんとかＨｉ－Ｈｉさんとかのように、今からテレビの露出を増やしていって、（２組に）続かなかればいけないなと思います」（小峠）と、ブレイクするまで長くかかった苦労人の先輩たちを例にあげ、これからの活動の抱負を語っていました。