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2012年10月 8日 (月)

ロザン・菅、未知やすえらが『吉本百年物語』11月公演制作発表会見!法善寺でヒット祈願

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今年、創業100周年を迎えた吉本興業では、4月からの1年間、月替わりのお芝居『吉本百年物語』を上演しています。第8弾となる11月公演「深夜のキラ星~スター誕生~」に登場するのは、若き日の笑福亭仁鶴と、落語か就職かの岐路に立つ青年・河村静也(現・六代 桂文枝)。仁鶴役にロザン・菅広文、その妻・末永隆子役に未知やすえ、静也役に間慎太郎、その母親・治子役に音無美紀子さんという豪華キャストで、芸人たちを支える夫婦、親子、そして家族の愛を描き出していきます。10月8日(月・祝)には、大阪・ミナミの法善寺にてヒット祈願と制作発表会見が行われました。

まずは菅、やすえ、慎太郎、音無さん、脚本の長川千佳子が、そろって法善寺の水掛不動尊にヒット祈願を行います。その後、境内に設けられた会見場に移動。司会はロザン・宇治原が担当し、いよいよ11月公演の気になる内容が明かされることに。

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長川は、「毎回、いろんな“誕生秘話”を綴ってきたが、今回は“芸人と家族”にスポットを当てました」とテーマを説明。「仁鶴夫婦の愛情、河村青年と母の愛情を通じて、人間としての芸人の裏側を描きます」と語りました。また、もう一つの軸として登場するのが「ラジオ」で、「ラジオ番組の一つの“謎”が解かれます。この人の発明だったのか!と驚いていただけるのでは」とのこと。最後は「大切な人と一緒に見ていただきたい作品」と力を込めました。

「最初は『なぜ僕なんだ?』と思いました」と正直な気持ちを明かしたのは菅。「仁鶴師匠の役は、てっきりモンスターエンジンの大林がやるものだと……」「共通点といえば左利きということだけなんです」とボケつつも、「できるだけ師匠に近づけるように頑張っていきたい」と表情を引き締めていました。やすえは、「プレッシャーはありますが、先日、仁鶴師匠の奥様・隆子姫が吉本新喜劇のご出身と初めて知り、『私の先輩に当たるんだ!』と驚くとともに、心の支えになりました」とニッコリ。出演が決まってから、さっそく仁鶴の楽屋を訪ね挨拶したと語り、「『どういう奥様ですか?』とうかがって、いろんなお話を聞かせていただいた。また、桑原和男さんが隆子姫の新喜劇時代をご存じなので、アドバイスをもらったり……」と、役作りに余念がありません。

シンガーソングライターである慎太郎にとって、芝居は今回が初体験。「とにかく一生懸命頑張りたい。音無さんを本当のお母さんだと思ってついていって、教えてもらいたいです」と緊張の面持ちです。東京出身の音無さんは、「完全アウェー状態なんですが(笑)、まず大阪弁をしっかりマスターしたい」と意気込みを。役作りについては、「こだわりすぎると右も左もわからなくなってしまう。私なりの、あたたかくやさしい、立派なお母様を演じたい」と決意を新たにしていました。

ちなみに宇治原によると、今回の会見が法善寺で行われたのは、物語に登場する重要な場所だから。やすえ扮する隆子と、音無さん扮する治子がここで邂逅するシーンがあるそうなので、観劇の際は、そのあたりもぜひチェックしてください。

質疑応答で、「実在の人物を演じる心境は?」ときかれた菅と慎太郎。ふたりとも、まだモデルとなった本人とは話していないとのことですが、菅は「だからもしかすると、この後、断られるかもしれません。別の方が仁鶴師匠役をやっていたらすいません」と笑わせていました。実際によく知る人物を演じることについては、「文枝師匠から『君にやってもらってよかった』と思っていただけるよう勉強したい」(慎太郎)、「仁鶴師匠役というのはもちろん、落語家を演じるというのもプレッシャー。所作などがまったくわからないのでしっかり勉強したい」(菅)と、それぞれ気合十分。もちろん菅は「たぶん、3日あれば(月亭)八光は抜けると思います!」と笑いを誘うことも忘れません。

内場勝則の妻でもあるやすえは、「仁鶴師匠の楽屋を訪ねたとき、一人でくつろいで本を読まれていた。その光景を見た瞬間、わー! うちと同じや!と(笑)。内場くんも家でいつも本を読んでいるので、シルエットが重なってしまいました」と、自身と役柄の共通点(?)を発見した様子。「おそらく夫婦としてはうちと一緒で、主人が静、妻が動だと思う。ぐいぐい引っ張るパワフルな妻を演じたいです」とやる気を見せていました。なんばグランド花月初登場となる音無さんは、「まさか花月の舞台に立つチャンスがあるとは思っていなかった」そう。「今日も早い時間から楽屋口で待っているファンの方がおられて。午前中から夜まで、ずーっと楽しいことをやっている、すごい劇場なんだなあと改めて感じました」と、実際に舞台に立つ日を今から楽しみにしているようです。

昭和41年――深夜ラジオで才能を花開かせた、ふたりの若き落語家の挑戦の日々。あたたかな家族の絆をからめて描く見どころ満載の11月公演に、ぜひ足をお運びください!

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
11月公演『深夜のキラ星~スター誕生~』

公演期間:11月7日(水)~30日(金)※11月15・17・18・19・26は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:菅広文(ロザン)、未知やすえ、間慎太郎、音無美紀子 ほか

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

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