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2012年10月10日 (水)

小籔との本音のトークライブ『悪口百恵』を、土肥ポン太が語る!!

10月13日(土)22時より、東京・ルミネtheよしもとにて、土肥ポン太と小籔千豊によるトークライブ『悪口百恵』が行なわれます。

小籔が新喜劇の座長に就任する以前より、大阪では隔月で行なっていたというこちらのライブ。東京では久しぶりの開催……ということで、土肥ポン太を直撃! トークライブの内容や小籔についてなど、いろんな話を伺いました。
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――『悪口百恵』はどういうきっかけで始まったライブなんですか?
「元々、小籔くんとは同期で、それぞれ組んでたコンビが“フルーツ大統領”っていうユニットに参加してたんです。で、大阪にbaseよしもとっていう劇場ができてからもコンビとして活動してたんですけど、それぞれ解散して、小籔くんは新喜劇に入り、僕はbaseに残ったんです。数年経って、僕がbaseを卒業することになった時に“なんか一緒にライブやらへん?”っていうのがきっかけで、『悪口百恵』は始まりました。仲ええから、それ以前にも普通にご飯食べに行ったりとか楽屋で会うても喋ったりもしてたんですけど、そういう(普段の)感じのトークライブやろうってなった気がします」

――ライブタイトルがすごく印象的ですよね。
「僕らね、先輩から“よう悪口言う二人や”って思われてたんですよ(笑)。二人が集まったら、ずっと悪口言うてるみたいなイメージを持たれてたんで、まず“悪口”を入れようと。でも、それだけやとキツいんで、山口百恵さんを絡めてマイルドにした感じです」

――実際、悪口を話すライブなんですか?
「こういうタイトルなんで、誰かの悪口をピンポイントで言うライブやろって思われて来られるお客さんも多いんですよ。けど、そんなんは一切ない。さっきも言うたように、僕と小籔がファミレスや居酒屋でくっちゃべってるのを、隣りで聞いてるような感覚で楽しんでもらいたいっていうのがコンセプトなんですよね」

――では打ち合わせもなく、そこで浮かんだことを話していくというか。
「当日、開演の30分くらい前に会って、そのまま舞台に出て行きますからね。やから、小籔くんの『すべらない話』的なトークであったり、芸人でようあるエピソードのトークライブやと思われると、ちょっと違うと思います。まぁ、二人とも文句は多いですけどね(笑)。そういえば、小籔がたまたまこのライブで話した“めっちゃムカつく奴がおってな”っていう話を、後日『すべらない話』で話してたこともありました。その時は“あぁ、やってくれてるや~ん”って嬉しくなりましたけどね」

――今まで何度もやってきて、お互いのトークに傾向みたいなものを感じたりしますか?
「そうですねぇ。小籔くんは……途中で、僕に対して説教モードに入る時もあります。僕はなんやったら、聞き手のほうが多いですね。まぁ、あいつとおったら聞き手になりますよ、話長いですから。それに小籔の話でめっちゃ腹痛うて、喋られへんくらい笑ってしまうことはようあります。僕、たぶんお客さん以上に笑い転げてます(笑)。もちろん、時には新喜劇に対する思いを話すこともありますし……。小籔が苦労してる時からやって(いて、いろんな話を聞いて)るんで、今の活躍を見てるとほんまに良かったなぁと思いますけど」

――じゃあ、お二人の本音が聞けるライブだと。
「はい、だいぶ本音で話してますね」

――聞き手が多いというポン太さんも、熱く話されることもあるんですか?
「ふふふ……ありますね。ただ、小籔より後味の悪い悪口言うことが多いです(笑)」

――意外ですね。
「見た目で文句言わなそうとか、ほわほわしてそうと思われることが多いですけど、実は真逆です。やっぱり生きてると、ムカつくことって多いじゃないですか。1日5個はムカつくことってありますし」

――ちなみに、今日はどんなところでムカつきました?
「新幹線で大阪から(東京へ)来たんですけど、まず……こんなことを言うのはあれなんですけど……“いつグリーン車になんねん”ってむしゃくしゃして(笑)。で、3人がけの指定席に座ったんですけど、隣りに座ったんがむっちゃ鼻ほじるオッサンで。めっちゃほじってて“飛ぶやん!”と思うから、まぁアピールしますやん」

――はいはい。
「ちっさい声で『きたなっ』とか言うても、ほじるのをやめへん。で、山手線に乗ったら優先席に若い奴が座ってる。新宿の駅に降りたら降りたで、みんな真っ直ぐ歩いてない。斜めに来て、パッと立ち止まって振り返る女の人とかめっちゃ邪魔じゃないですか。……今の時点で、もう4つ出てますよね?」

――そうですね(笑)。
「神経質というか、潔癖なところがあるんですよね。海外へ行っても、ご飯をあんまり食べられないんです。色々と考えてしまって」

――それは衛生上のことだったり?
「そうですね。海外では、生水を飲まないわけじゃないですか。でも、サラダに入ってる野菜はその飲まない水で洗ってるわけでしょ。なのに、平気で食べるってどうかしてません? 日本におる時は国産にこだわるのに、海外へ行ったら普段食べない食材も美味しい美味しいって食べる。それもおかしいですやん。……こういう後味の悪い文句を、僕はよう言うんですよ」

――今の例えで、後味悪いっていう意味がわかりました。
「そうでしょ? 僕の文句って、考えたらキリがないことばかりなんです。もっとポップに生きられたらなって思うんですけどねぇ。こんな感じやから、僕、未だに独身なんや思います」

――ははは。今回、久しぶりに東京で開催することになったのは、何か理由があったんですか?
「僕、東京所属になったんで、地味~にマンションもこっちで借りてるんですよ。でも、全然仕事がなくて。それを小籔がえらい心配してくれて、『俺で客呼べるかわからんけど、東京でやろう』って言ってくれたんです。実は『悪口百恵』も――僕、関西で八百屋を経営してるんですけど――(アルバイトしていた)八百屋から独立して吉本を辞めようと思うてた時期に、あいつが自分らのライブをやる空気をつくってくれたところから始まったんですよね」

――そうなんですか。小籔さん、優しいですね。
「優しさもあり、厳しさもある人ですね」

――実際どうですか? 東京での生活は。
「いやぁ…………思うてたんと違う……。その一言に尽きますね(笑)」

――ははは! じゃあ、今回の『悪口百恵』では、ポン太さんの東京に対する文句もたくさん聞けそうですね。
「その話はめっちゃすると思います。僕のストレスは爆発寸前ですから!」

――本音もそうですけど、そういうどこでも出せない話が聞けるライブっていいですね。
「ほかのみなさんがやってるようなテンポのいいトークライブではないんで、そういうものを期待される方は“なんやねん、これ”ってなるかもしれへん。でも、普段せん話ばっかり出るとは思うんで、そういう話を聞きたい方は観に来てもらいたいですね。あと、舞台上でタバコを吸いますんで、タバコの煙がめっちゃ嫌いな人はマスクのご用意をお忘れなく(笑)」

――その辺りも、日常の延長線上にあるトークライブっていう感じがします。
「そうなんです。だから、気軽な気持ちで観に来ていただきたいですね」

小籔千豊からのコメントが届きました!

笑かす気が一切ないトークイベントは他にないと思います

僕たちと一緒にファミレスにいるような感覚になって下さい

●ライブ情報
悪口百恵
開催日:2012年10月13日(土)
開場:21時30分 開演:22時
場所:ルミネtheよしもと
公演時間:約1時間
チケット:前売 1,300円/当日 1.500円
 チケットよしもと 0570-041-489、チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード597-727)
 ローソンチケット 0570-084-003(Lコード33482)、イープラス http://eplus.jp
お問い合わせ:チケットよしもと 0570-036-912

【土肥ポン太】【小籔千豊】

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