『吉本百年物語』10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」が千秋楽!
吉本興業創業100周年を記念し、その歴史を月替わり12本のお芝居で綴っている『吉本百年物語』。第7弾となる10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」が、10月31日(水)、大盛況のうちに千秋楽を迎えました。吉本新喜劇を代表するふたりの看板役者、花紀京と岡八郎の青春を描くストーリーに加え、時代を彩った音楽もふんだんに盛り込まれ、この日も会場は終始笑いと拍手、手拍子に包まれました。
エンディングでは、「今日は千秋楽ということで、こんなにたくさん入っていただきありがとうございます!」と、まずは内場勝則が挨拶。続いて千原せいじが「今日はゲストが来ておられます」と切り出すと、11月公演に出演するロザン・菅広文と未知やすえが舞台へ! 内場、せいじ、そして小西美帆さん、金山一彦さんに、大きな花束を手渡しました。「僕が仁鶴師匠をやらせていただきます」と菅が話し始めると、すかさずせいじが「よう引き受けたな!」と一言。これを受けて、菅が「今のところ、すごく後悔しています」と返すと、客席は大爆笑。未知は「奥様の隆子姫を演じます。仁鶴師匠がラジオからスターになられたお話です」と内容について紹介しました。「どう? だいぶ固まってきた?」と内場からきかれた菅は、「はい! 今は兄さんよりも(未知と)仲いいと思います」と胸を張り、またまた笑わせます。やがて話は、なぜかせいじの演技におよび、「最後の歌とか、似てたで!」と内場が言えば、未知も「歩き方や朴訥とした感じがそっくり!」と絶賛。気をよくしたせいじは「もし似てきたんやったら、俺、役者として天才やな!」と自画自賛し、周囲からすぐさま「自分で言うたらアカンわ」とツッコまれていました。
この後、せいじは「楽しかったです! でも千秋楽にも魔物がいますね。今まで噛まへんかったところで噛んでしまった。不思議なもんですわ」と苦笑い。一方の内場は「楽しくやらせていただいた。私なんかでいいのかなと思っていたが、何とかやりきらせていただいた。100年の中にちょっと足跡が残せたかなという気がする」と感無量の表情です。さらに「みなさん、これからも吉本新喜劇をよろしくお願いします!」と続け、座長として改めて新喜劇をPRしていました。
終演後の記者会見には、内場、せいじ、小西さん、金山さん、菅、未知が出席。「早いうちからみんながまとまって、一致団結できた。(稽古中から)これならいいものができるのでは、と手ごたえを感じていました。ふたを開けてみると、みなさんにも喜んでいただけてよかった」と語ったのは内場。せいじは「やってみると『千原せいじ好感度アップキャンペーン』やったんちゃうかなという1カ月でしたね。いやー、好感度が上がる上がる!」とコメントして笑いを誘います。「大阪に来てからみなさんといろんなところにご飯を食べに行って、3キロ肥えました(笑)」と明かした小西さんは、「子供の頃から見ていた吉本新喜劇の舞台に立ててうれしい。お客さんにも喜んでいただいてるのが感じられました」と充実の笑顔。金山さんも、「大阪にこれだけ長いこといるのが久しぶりで、本当に楽しかった。稽古のときから内場さんやせいじくんがチームをまとめてくださって、ほかの出演者もみんなこのふたりが好きで……。いつもみんなで固まって、愛のあるチームだったなと思います」としみじみ話しました。
11月公演を間近に控えた菅は、「最後、内場さんにやすえ姉さんが花束を渡す場面で泣きそうになった」と感動の面持ち。かと思えば、「今はダンスの稽古の最中なんですが、まだしっかり定まっていないので、もうちょっと10月公演を続けてくれたらなあ」としっかり笑わせることも忘れません。未知は、「10月公演を新喜劇の座員として見て、改めてその奥深さを勉強させていただきました。それと、正直、内場くんのことをまたちょっと好きになりました」と告白。ところが続けて「でも、それは今日で終わったから、来月は菅ちゃんを全面的に愛する女房役をします!」と力強く宣言し、内場をずっこけさせていました。
上演期間中、印象に残ったことをきかれると、「世の中にこんなにおいしいお菓子がたくさんあるのかというぐらいケータリングが充実してた」(せいじ)、「物産展みたいやった」(内場)と、揃って食の充実(?)エピソードを挙げた主演のふたり。小西さんは、「誰が欠けてもこのチームはうまくいかなかったんじゃないかというぐらい、ひとりひとりがいいキャラクターで、いいチームだった。ドイツから帰ってきてよかったなと思います」。金山さんは、「お芝居が終わった後、内場さんに何回も誘っていただき、それが一番うれしかった。ずーっとみんな一緒に飲みに行っていた」とチームワークのよさを改めて語り、全員が大きくうなずいていました。
第8弾となる11月公演では、スターを目指し奮闘する笑福亭仁鶴と、就職か落語かで揺れる大学生・河村静也(現・六代 桂文枝)を中心に、夫婦の、親子の、家族の愛を描き出します。10月公演に引き続き、豪華出演者で贈る「深夜のきら星~スター誕生~」にも、ぜひ足を運んでください!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
11月公演『深夜のキラ星~スター誕生~』
公演期間:11月7日(水)~30日(金)※11月15・17・18・19・26日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:菅広文(ロザン)、未知やすえ、間慎太郎、九十九一、福田転球、田中弘史、浅香あき恵、とめ貴志、立川貴博、山中達矢、高山トモヒロ、竹若元博、光永、西浦八恵子、森田展義、大野正登/音無美紀子 ほか
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/