元MBSアナウンサー・斎藤努さんが『吉本百年物語』12月公演を観劇、石田靖&是近敦之にアドバイスも!?
吉本興業100年の歴史を、月替わり12本のお芝居で綴っている『吉本百年物語』。現在、好評上演中の12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」では、1970年代、劇場からテレビの世界へと飛び出し奮闘する、横山やすし・西川きよし、桂三枝ら個性豊かな芸人たちの生き様を描いています。なかでもフィーチャーされているのが、若者たちから熱烈に支持されたテレビ番組『ヤングおー!おー!』。冒頭では、当時の番組そのままのオープニングシーンが演じられ、MBSアナウンサー・斎藤努さん役の是近敦之が、お客さんを巻き込んで「ハッピー?」「ハッピー!」とファンキーなやりとりを披露します。12月13日(木)には、なんと斎藤さんご本人が観劇に訪れ、公演後に石田靖、是近と対面! 当時の思い出話や出演者へのアドバイスも飛び出し、大いに盛り上がりました。
斎藤さんは、開口一番「僕はこんなにイケメンじゃなかったです。ちょっとイケメンすぎますね(笑)」。しかし石田は「似てると思いますよ。シュッとしてるイメージとか。あれだけ『ハッピー』を使いこなす人はいなかったですから(笑)」と当時を振り返ります。番組が始まった昭和44年、斎藤さんは27歳だったそうで、出演していた芸人らとも同世代。「きよしさんは少し上だが、三枝さんはスタートもまったく同じ。おふたりは、もう戦友のような感じですね。とにかく頑張り方が図抜けていた。三枝さんときよしさんはお互いを一生懸命立てながら、尊敬してるという印象がありましたね」と話しました。また、是近は「VTRをいただいて(斎藤さんの)しゃべり方を勉強しました。稚拙ながらもこういうテイストも入れてみたらいいんじゃないかと思いながら作ってみました」と告白。横から石田が「演出家の方に、めちゃめちゃ怒られましたから。テンポが悪い、『ヤングおー!おー!』の高さが違う、『ハッピー?』が『ハッピー?』じゃないって言われてました」と暴露すると、斎藤さんは「顔つき、体つきは負けてますが、テンポとパワーは勝ってたかもしれませんね」とニッコリ。続けて「ヤングおー!おー!」と突然叫び、石田と是近をのけぞらせます。
当時は本番前に前説があったそうで、斎藤さんは「そこで盛り上げておくと、お客さんのノリもよくなる。私は本番より前説のほうがうまいと言われてましたから(笑)。お芝居でも、前説からやって盛り上げてみたらいいんじゃないかな」とアドバイス。MBSの名物プロデューサーをモデルにしたという小林役を演じる石田からは、「実際はどんな方だったんですか?」と質問も。斎藤さんは「裏で怖い人でしたね(笑)。あの人は企画書を説明するのがうまかった。どんな企画書でも彼が説明するとスポンサーが面白がった」と答えていました。『ヤングおー!おー!』の視聴率は30%を超え、「当時は街に出るのが苦痛でした。ラーメン屋に入れなかったぐらい(笑)」という裏話も。さらに、「今日は斎藤さんが座っておられる場所を聞いていたので、英語でしゃべるシーンは本当に緊張しました」と明かした是近に、試しにしゃべらせる斎藤さん。「ちょっと違うけどよく覚えましたね(笑)」と鋭くツッコみつつ、ここぞとばかりにノリよくセリフを言ってみせると、周囲からは拍手喝采が。石田は「ぜひ劇中にも登場してもらいたいです。『パンチDEデート』のコーナーとかどうですか?」とラブコールを送っていました。
「今回の芝居は、僕のパーソナルヒストリーとからむ部分が非常に多いので、とても楽しかった。見に来てよかったです」と笑顔で感想を述べていた斎藤さん。当時を知る人も、まったく知らない若い世代も、70年代を席巻した熱い空気を体感しに、ぜひ劇場へ足をお運びください!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』
公演期間:12月7日(金)~29日(土)※12月10・14・17・22・24日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也(矢野・兵動)、なだぎ武、RIKIYA、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ/レツゴー長作/石田靖 ほか
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/