『吉本百年物語』のゲストコーナーに夏川純さん、野性爆弾・ロッシーが出演!
吉本興業創業100周年を記念して、今年4月から12カ月にわたり、その歴史を月替わり12本のお芝居として上演している『吉本百年物語』。12月公演は「日本全国、テレビで遊ぼ」と題し、1970年代、新勢力として興隆したテレビのバラエティ番組の裏側や漫才ブームが沸き起こる直前の熱気を描いています。
劇中では、桂三枝(当時)の発案がきっかけで名番組へと成長した『パンチDEデート』も登場。司会者の桂三枝と西川きよしに、なだぎ武と西川忠志がそれぞれ扮し、当時のままに番組を再現しています。なかでも見どころは、お見合いに挑戦する男女として、一般人ではなく個性あふれる日替わりゲストが出演すること。12月19日(水)は、夏川純さんと野性爆弾・ロッシーが登場しました。
なだぎと忠志に呼び込まれ、夏川さんとロッシーがそれぞれ舞台へ。ロッシーは「こちら、久々のごぼうという感じ」(忠志)、夏川さんは「こちら、久々の『平凡パンチ』表紙という感じ」(なだぎ)と、それぞれ形容されます。普段の舞台とは勝手が違うのか戸惑い気味のロッシーは、「お若く見えますね」という忠志の言葉に、「僕はいつも見てるんで、いつも通りです」と天然全開の返しを。夏川さんは「じゅんじゅんです」と元気よく名乗り、さっそくなだぎをメロメロに。とはいえ「広島の女性ってどんな感じなんですか?」との問いに「カキが大好きです」と答えるなど、しっかり笑いも織り交ぜます。「以前はグラビアのお仕事をさせていただいてました」という言葉に、ワクワクを隠せないロッシー。自身の仕事については「不思議なお仕事です」と語るなどしどろもどろになり、なだぎから「滑舌が悪い方ですね」とツッコまれる一幕も。
いよいよご対面の瞬間! カーテンが上がると、互いに「なるほどー!」と声をそろえたふたりに、客席からは笑いが起こります。ここからは互いに質問しあうのですが、なかなか言葉が出ないロッシー。助け舟を出すべく夏川さんが「好きな食べ物は?」と質問すると、「中にモノが入っているものが好き。サンドイッチとか、コロッケとか……」と、またまた謎めいた答え。ここまでのやりとりで、すでにロッシーの発言を通訳する能力を身につけた忠志が、「おにぎりとかもそうですよね!」とフォローしましたが、なかなか会話は弾みません。ラストの好感度チェックでは、ハートの電飾が光ったのはロッシーのみ……。夏川さんは「話がかみ合わなくて、ちょっと残念でした」と苦笑い。あえなく振られてしまったロッシーは、「悔しいです」と残念そうにつぶやいていました。
この後、コーナーを終えた夏川さん、ロッシーに直撃インタビューを敢行。出演の感想などを聞いてみました。
――初挑戦の『パンチDEデート』、いかがでしたか?
夏川さん「今までにないぐらい、めっちゃ緊張しました! ぶっつけ本番のアドリブだったこともそうですが、お客さんとの距離がすごく近くて、目が合っちゃうんですよ(笑)。とにかくなんて答えていいのか難しくて……めっちゃ汗をかきました、冬なのに(笑)」
――カーテンが上がって、相手がわかったときの気持ちは?
夏川さん「本当に、全然わからなくて『誰だろう、誰だろう』と思ってて。ふたりとも、リアクションが気まずい感じだったでしょう?(笑) でも、楽しかったです!」
――好感度チェックで、ボタンを押さなかったのはなぜですか?
夏川さん「あんなに話がドギマギしてるなら無理だな、と(笑)」
――今、『パンチDEデート』のような番組があれば出てみたいですか?
夏川さん「出るよりも、ふたりを見届けたいです。私、人をくっつけるのが好きなんですよ。だから、司会者とか、裏側に潜入して出場者にインタビューするとか(笑)、そういうキューピッド役になりたいですね。もし、出場者としてもう一度出るなら、今度は話が弾む感じの方がいいです(笑)」
続いて、ロッシーへインタビューを。
――出演を終えて、今の気持ちを聞かせてください。
ロッシー「びっくりしましたね。まさか夏川さんだとは……『じゅんじゅん』って言われても全然わからなくて。ずっと『芸人さんやろうな』と思ってたから……。カーテンが開いたときは、ホンマにビビりました。吉本百年物語の意気込みを感じましたね(笑)。キャスティング力がすごい!」
――夏川さんは、ロッシーさんから質問がなかったのがさびしかったとおっしゃっていましたが……。
ロッシー「本当にびっくりしすぎて、何を聞けばいいのかわからなかったんです。『本人ですか?』って聞くのもアレですし(笑)。今になって、聞きたいことがいっぱい出てきました」
――好感度チェックで、ボタンを押したときの気持ちは?
ロッシー「僕、グラビアをされている頃から夏川さんが好きだったので、押そうと決めてました。いやあ、ドキドキするコーナーでしたね。時間が短いのが、すっごい悲しかった。もっと長くやりたかったです。もう一回、やらせてもらわれへんかなあ……。今回得た教訓は、『物事は、はっきりしっかりしゃべる』です。子供の頃からよく先生に言われてたことです。改めて、先生の言ってたことは正しかったなと思いました」
『吉本百年物語』12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」は、12月29日(土)までなんばグランド花月で上演中です。引き続き、同コーナーには日替わりゲストが出演しますので、こちらもどうぞ楽しみに!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』
公演期間:12月7日(金)~29日(土)※12月10・14・17・22・24日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也(矢野・兵動)、なだぎ武、RIKIYA、高橋智(へびいちご)、島川学(へびいちご)、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ/レツゴー長作/石田靖 ほか
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/