「よしもとワールドチャレンジ」に世界を目指す芸人が集結!平成ノブシコブシ・徳井が研修生としてローマへ
吉本興業では、これまで世界の超一流パフォーマーたちを集めた「THE舶来寄席」、世界30カ国以上で500万人を動員した体感型ファンタジーショー「スラバのスノーショー」、ヒントン・バトルさんが主演・演出をこなしHIDEBOHが共演した「ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!」など、海外に目を向けた公演を展開してきました。さらにこのたび、よしもと芸人の中から国際基準の才能を発掘・育成すべく、1月12日(月・祝)、なんばグランド花月にて「よしもとワールドチャレンジ」を開催。これは「世界で活躍したい」と夢見る芸人たちが、ノンバーバルのパフォーマンスを披露する見本市的なイベントで、客席には100名の外国人の皆さんも招待し、出場者たちが「世界に通用する笑い」を目指して腕を競いました。
MCのウーマンラッシュアワーが登場し、まずはイベントの趣旨を説明。
「THE舶来寄席」エグゼクティブプロデューサーの澤田隆治さん、タップダンサーのHIDEBOH、サーカスプロモーターの大島幹雄さん、アメリカ・オレゴン州出身の芸人・リー5世がコメンテーターとして参加し、出場者にアドバイスも行っていきます。澤田さんは「芸に国境はないと言うが、漫才や落語はやはり言葉の壁がある。これからは体で表現する芸も育てていきたい」と目標を。HIDEBOHは「世界では派手でわかりやすいものが通用する」とアドバイス。大島さんからは、「実は『スラバのスノーショー』作・演出の、スラヴァ・ポルニンさんのもとで、クラウンの研修を受けるビッグチャンスがあります」と重大発表が! リー5世は「言葉の壁がどれだけ厚いか感じてほしい」とちょっぴり辛口の言葉を贈りました。
さあ、いよいよ前半4組のパフォーマンスがスタート。くまだまさしは「ダンディ・サングラス」や「びっくりクラッカー」などおなじみのネタで、日本人はもちろん外国人のお客さんのハートもがっちりキャッチ。
得意のギャグを日本語と英語の両方で演じるという"バイリンガルバージョン"に挑戦したのはサバンナ・八木。
インドネシアでも人気爆発中のCOWCOWは、「あたりまえ体操」の英語版でさらなるグローバル化を目指します。
カートヤング、犬の心、おぎの信号、レイチェルからなるユニットは、殺陣に加え、ボイスパーカッションやおもしろマジックなどもからめて笑わせました。
パフォーマンス後は4組が再びステージへ。くまだは、客席の外国人女性が自身のオリジナルポスターを嫌がらずもらってくれたことに大喜び。八木はギャグの英訳の苦労話を明かしたほか、COWCOWがインドネシアでの人気ぶりを自慢して笑わせるひと幕も。カートヤングは「このプログラムを、海外でその国の言葉に訳して演じてみたい」と夢を語りました。コメンテーターの皆さんからは、「もう少し大きく体を使うといい」(大島さん)などの意見も。
続いては、東西でオーディションを行い、澤田さんがその目で選んだ「未来枠」芸人たちの出番です。「人のマネではなく、オリジナルで頑張ってやろうとしている3組」(澤田さん)との言葉通り、8.6秒バズーカーは大ブレイク中の「ラッスンゴレライ」、キンニクキンギョは三線と歌で沖縄テイストを盛り込んだネタ、ビコーンは小柄な前田の個性を前面に押し出したネタで、それぞれ新たな笑いをアピールしました。
後半のトップバッターは、平成ノブシコブシ・徳井。全身赤の衣装をまとってトマトになりきり、タマネギやビーフとたわむれる姿が、外国人のお客さんに大ウケ。
ペナルティ・ワッキーは、ギャグの生い立ちを説明してから演じるという、新たな切り口のパフォーマンスを。
水玉れっぷう隊SPの面々は、ケン、アキを中心としたドタバタ劇と、見る人の度肝を抜くブレイクダンスで、圧巻のステージを見せつけました。
パフォーマンス後のトークでは、徳井が自身のネタについて「もう中学生に相談しました」と秘話を告白。ワッキーは「一番イヤなのは、ひとつ前の人がめちゃくちゃウケること。そういう意味ではやりやすかった」と徳井いじりで笑いを誘います。水玉れっぷう隊・アキは、客席の好反応にすっかり気をよくし、「このネタは世界でできるように作りました」豪語しましたが、ケンによると「それは後付け」だとか...!?
と、ここで大島さんから、スラヴァ・ポルニンさんのもとで研修を受ける芸人が決定したとの発表が。選ばれたのは徳井! 出演者と客席からは驚きの声が上がるなか、大島さんは「研修を受ければもっともっと面白くなる。研修を終えた後に、ぜひもう一度ネタを見てみて」と太鼓判。当の徳井は戸惑いつつも、「すぐに電話で、もう中学生にありがとうと言いたい。日本を背負って行きます!」と喜びを爆発させました。
世界的クラウンであるスラヴァ・ポルニンさんのもとには、世界中からクラウン志望の若者が弟子入りを志願して押し寄せていますが、今回は特別に、昨年8月に東京と大阪の2都市でツアーをした世界的に有名な「スラバのスノーショー」のローマ公演(2月14日〜3月4日)でカンパニーに入り、研修を受けられることに。そこで、世界で活躍するクラウンへの道のりの記念すべき第一歩を踏み出す予定です。徳井の奮闘ぶりは、『ハックツベリー』(テレビ東京)にて密着取材予定ですので、こちらもどうぞお楽しみに!
イベントもいよいよ大詰め、トリを飾るのは売り出し中の若手座員が集結して送る「吉本新喜劇2025」です。吉田裕のギャグ「ドリルすんのかい、せんのかい」がバージョン違いで披露されたほか、松浦真也、酒井藍らひとりひとりのギャグや持ち味をしっかり生かした内容に、何度も大きな笑いが起こっていました。
エンディングで感想を求められたリー5世は、早口の英語でまくしたてるも、「どういう意味ですか?」と中川パラダイスにきかれると「感動しました」と簡単すぎるひと言。大島さんは「これからどんどん世界に進出してもらいたい」と熱くエールを送ります。HIDEBOHは「徳井さん(のネタ)はわかりやすかった。世界でいけると思う」とキッパリ。「新しい可能性を発見した」と手応えを語った澤田さんは、「2月の『THE舶来寄席2015 winter』もぜひ見に来てください」と締めくくりました。
● 公演概要
THE舶来寄席2015 winter
期間:2015年2月6日(金)〜28日(土)
時間:火〜金曜 18:00開場 18:30開演
土・日曜・祝日 18:30開場 19:00開演
※ 毎週月曜休演
会場:なんばグランド花月
詳しくは公式サイト http://the-hakurai.com をチェック!
お問い合わせ:チケットよしもと☎0570-550-100(10:00〜19:00)
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