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2015年1月22日 (木)

キングオブコントLIVE〜決勝で見られなかったネタSP〜(東京公演)

1月16日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて、『キングオブコントLIVE~決勝で見られなかったネタSP~』が開催されました。
昨年10月に行われた『キングオブコント2014』にて、大会を盛り上げたファイナリストが集結し、タイトル通り、決勝では見られなかったネタや、オンエアされなかった密着VTRをもとにした舞台裏トークが堪能できる本ライブ。

1月9日(金)に行われたなんばグランド花月での大阪公演も好評を博しましたが、東京公演では、7代目キングの座に輝いたシソンヌをはじめ、リンゴスター、犬の心、ラバーガール、巨匠、チョコレートプラネット、さらにはゲストとしてファイナリスト常連のしずるとジャルジャルという豪華な顔ぶれが揃いました(※以下、敬称略)。

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まずは、本日MCを務めるライセンスが登場。
井本が「なぜ『キングオブコント』に出ていない我々が抜擢されたのか」とさっそく疑問を口にし、藤原も「よくわかんないですけど」と同調しつつも、満員となった客席に感謝を述べます。

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前半のトップバッターは、リンゴスター。
映画『エクソシスト』の不気味なテーマ曲に続き、山頂のペンションで孤立した3人というシチュエーションでサスペンス感を漂わせますが、小川と高野の罵り合いに、平田が「まだ誰も死んでないんだぞ!」と割って入ったところで、最初の爆笑を誘います。
誰も死なないどころか、何も起きないサスペンスの行方は...。


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続いては、犬の心。
風邪で寝込む押見の部屋へ、池谷が栄養ドリンクを差し入れに訪れますが、暑がりの池谷は、エアコンの温度を下げ、裸になろうとし...。
終盤、池谷の素性が判明してからは、国際問題にも言及する社会的なメッセージも(?)放たれました。


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三番手のラバーガールは、CDショップが舞台。
曲名がわからず「テレビのドラマ見ている時に、家の外から聞こえてきた曲」といった大水の珍客ぶりと、飛永演じる店員の冷静なツッコミで形成される会話が、心地よく展開します。


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前半のトリは、しずる。
警察署の屋上を舞台に、警部演じる池田と後輩刑事役の村上とでシリアスな会話を続けますが、池田は両手に拳銃を持ち、やたらめったら発砲する癖が......。
途中からコントの肝である銃声が出ないという音響トラブルに見舞われ、「 (銃声の小さい)サイレンサーですか?」(村上)、「いいや、普通の銃だよ」(池田)といったアドリブでつなぐも、復旧することなく、「しずるはコント、降りたことないんですけどね」(村上)、「もういい! コント終わらせる!」(池田)と言い放ち、最後は「しずるでした。どうもありがとうございました」と頭を下げて強引に幕引き。

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騒然とするなか、ライセンスが登場し、舞台袖から顔を出そうとするしずるを押し戻して、リンゴスター、犬の心、ラバーガールによるトークコーナーを始めます。

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ここでは『密着したけど使わなかったキングオブコントNGシーン』と題し、前振りVTRなどのために密着されるも、放送されなかった未公開VTRをひと組ずつ上映します。

まずラバーガールは、飛永が"アップアップガールズ(仮)"のイベント、ハイタッチ会にプライベートで参加する様子のVTRで、アプガメンバーの森咲樹に「一発ギャグ面白かったです」と伝えたり、「意外としゃべれたなあ」とニヤニヤしながら感想を述べる姿に、芸人一同引き気味。

改めてアプガの足跡や魅力を熱弁する飛永ですが、「ごめんなんやけど、みんなが興味ある感じでしゃべるのやめて」と井本になだめられます。
そうした飛永を見て、直属の後輩・平田は「僕ら素人の頃からずっとテレビで見てた先輩で、憧れの先輩がこのザマって...」と悪態をつくと、「アイドルヲタク全員、敵に回したよ!」(飛永)、「お前んちにもうすぐ、トレンディエンジェル来るぞ!(笑)」(井本)といった掛け合いに発展し、爆笑!

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続いてのリンゴスターは、TBS内でスタッフパスを記念撮影したり、楽屋のシャワーや用意されたドリンクなどに大はしゃぎする様子が流れました。
ほぼ初めてテレビ局に入るというリンゴスターは、本番当日、17時入りでいいところを「体を慣れさせるために」と14時に入り、前記のようにはしゃいでいたと弁明。
そうしたバックステージは、平田によれば「アトラクション」の一種で、この日、初めて足を踏み入れたルミネtheよしもとでも、出演者に振る舞われるオロナミンCはアトラクションだと言いはります。
それを聞いた大水は「俺、初めてルミネ出る時、(オロナミンC)5本飲んだ」と豪語。

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犬の心のVTRは、ルミネの楽屋で意気込みを訊いてる様子ですが、隣のテーブルに芸人仲間が陣取り、押見に「2回戦で落ちてる俺がこんなこと言うのもアレですけど、コント大したことないよ」とガヤを入れるのは、平成ノブシコブシ・吉村。
その他、トレンディエンジェル、ジューシーズ、インポッシブル、GAG少年楽団の姿が確認でき、ジューシーズ・赤羽からは「(コントの)ひとくだりだけ見せてくださいよ」といった無茶ぶりも飛び出し、VTRは「なぜ押見は後輩にナメられるのか」とのナレーションで締めくくられます。

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押見によれば、「よしもとで言うと、ジャングルポケットあたりまで(の後輩)は、いじります。その辺がいじってるのをさらに後輩が見て、受け継ぐという」「1回、ジューシーズの松橋に本気で怒ったんですけど、"本気で怒ってらあ"って言われました」といじられエピソードを矢継ぎ早に披露。
隣席の飛永も、以前、大喜利イベントで押見からブーイングを受けたとし、「いやだなと思ったし、押見さんの出す答え、ホントに面白く無いと思ってた」などといじりモードに入ります。
そうした流れでリンゴスター・高野は「(押見を)いじるのもアトラクションのひとつですよね?」と発言し、即座に押見が「俺は別にミッキー的な存在じゃないから!」と反論してヘンな空気になる一幕も。

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後半のネタコーナーは、巨匠からスタート。
岡野扮する子供の前に、「♪お口ふたつに肛門ひとつ」といったわらべ唄風の歌とともに、歌詞通りの奇妙な生物が現れ......コントのタイトルは『万物の祖』です。

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続くチョコレートプラネットは、長田が園長を務める動物園が舞台。
人気集めのために、「御徒町で中国人から5万円で買った」というパンダを導入しますが、それはルックスも動きも、パンダどころか生物とも言いがたく......。

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そして『キングオブコント2014』王者であるシソンヌが登場。
商店街のお楽しみくじを設定に、自転車で現れたスレスレの奇人をじろうが演じて、絶妙な掛け合いで爆笑を奪うなど王者の風格を見せつけました。

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ネタコーナーのトリはジャルジャル。
若手お笑いコンビのネタ合わせという設定で、リズムネタを何度も稽古したがる福徳と、無理のあるネタに嫌気がさす後藤という対立構図が、徐々に爆発的な笑いへとつなげます。

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前半同様、後半もライセンスMCによるトークコーナーが設けられ、巨匠、チョコレートプラネット、シソンヌの3組が再登場。

まず、チョコプラの密着VTRは、長田が小道具のこだわりについて語るシーンが流れ、小道具箱を前に「ジョブズの発想と一緒ですよね」としたり顔。
トークでは、この日披露したパンダが1体1万5000円の製作費がかかるとし、その仕組みについて解説する長田ですが、藤原に「芸人になってなかったら、近所の気持ち悪い発明おじさんやったな」と呆れさせます。
さらに長田は、小道具作りで休日もつぶれるそうで、「一方こいつ(松尾)は、レゲエのイベント行ったり、俺もうまい飯食いたいし、いい女抱きたい。楽しみたい人生を...それなのに、ずっとネジ!」と吠えるのでした。

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続いての巨匠のVTRは、相方・本田について訊かれた岡野が、「わからないんですよ。知ろうとも思いませんし、あんまり知ると危ないような気がするんです」「あんまり関わらない方がいいですよ。あいつ一番危ないですから」と独白。

疑念の浮かぶVTRですが、芸人同士の会話の輪に入らず、ずっと見つめていたり、小道具で使うひょうたんの結び目が気に入らず3時間も直し続けるといった本田の奇行が岡野の口から明かされ、最終的には長田も「笑顔が怖い!」と怯えます。

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大トリとなったシソンヌのVTRは、王者決定の直後にチョコプラと讃え合う舞台袖のひとこま。

「まさかのキングのVTR、一番おもんない(笑)」と井本がダメ出しをすれば、藤原は「唯一面白かったのが、長田の服が今日と一緒」と指摘し、長田いじりで爆笑に変えます。

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話題は「シソンヌはブレイクしたのか?」となりますが、年末年始の特番に多数出演しており、長谷川によれば出演数は「新垣(隆)さんの一個下」。
そして、芸能界での交流関係については、長谷川が「えー、ロッチのコカドさんと飯行きました」などと期待はずれな答えを連発し、呆れ気味の井本は「じろう、好きな食べ物なんや?」と話題をガラッと変えます。
するとじろうは「ごぼうです」と即答し、これが大オチとなってエンディングへ。

各芸人が前へ出て告知をするなか、「えげつない色のジャケット着てる」と藤原の目に止まったのが池田です。
ところがそのジャケットには、サインをねだられた人から背中にいたずら書きされたそうで、振り返るとインクの跡が......。

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そうした不運キャラの定着しそうなしずるでしたが、村上は「今日のネタを完璧に、答え合わせしたい方はぜひ買ってください」と、同コントが収録されている1月28日(水)発売の2枚組DVD『しずるベストコント』をきっちり告知したところで、終演を迎えました。

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なお、密着ロケや準決勝の様子も収録されたDVD『キングオブコント2014』は、好評発売中。
詳細は、よしもとアール・アンド・シー内公式サイト(http://www.randc.jp/artist/kingofconte/ )でご確認ください。


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