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2015年1月24日 (土)

映画『摂氏100度の微熱』公開初日舞台あいさつに平 愛梨さん、遠藤 要さん、岡本浩一監督が登壇!

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1月24日(土)から公開となる映画『摂氏100℃の微熱』の舞台挨拶が、シネマート心斎橋で行われました。瀬戸内海に浮かぶ、自然に満ちた美しい島・淡路島を舞台に、阪神・淡路大震災で受けた、未だ癒されることのない心の傷を抱えながらも、明るく生きるヒロインを平愛梨さんが熱演。心に深い傷を負った人々の心を癒す、シンデレラ物語です。

本作は第6回沖縄国際映画祭″TV DIRECTOR'S MOVIE″部門に出品&プレミアム上映され、昨年10月の京都国際映画祭でも上映。そしていよいよ、一般公開の日を迎えました。公開初日舞台挨拶では、ヒロイン千波を演じた平愛梨さん、千波の元彼役の遠藤要さん、そして岡本浩一が登壇し、MCに読売テレビの三浦隆志アナウンサーが登場しました。

「初めての主演が地元の作品で嬉しく思っています。今日から公開なので、ぜひいろんな人に伝えてもらえたらと思います」(平)。「まず、青柳くんファンのみなさま、今日は僕ですみません(笑)。よろしくお願いします」(遠藤)。「初日にお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、これからの上映を楽しんでいってください」(岡本監督)とそれぞれご挨拶。そして撮影秘話や撮影現場の裏話を伺いました。

本作品の出演依頼を受けた際のお気持ちを聞いてみると、平さんはまず「『摂氏100度の微熱』って微熱ちゃうやん!って思ったのが正直なところ(笑)」と笑いを誘いました。ですが、「台本を読ませていただき、私も兵庫県が地元で、淡路島もよく行きましたし、阪神・淡路大震災を小学4年生で経験しているので、千波の気持ちとリンクして涙なしでは読めませんでした」と心情を語りました。なお、結末に関しては「"えー!? あ、そう!? えー!!!"って、ちょっとズコ!みたいな感じだった」そうで、こちらは作品をご覧になってお確かめください! 意外な展開がありそうなエンディングですが、平さんはとても心が温かくなったそうです。


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遠藤さんは、「愛梨の彼氏役ということで、すごく嬉しかったです。初めてこんな役柄ができて、挑戦しがいがありました」。新しい遠藤さんの一面を楽しめそうです。また、千葉県出身の遠藤さんは阪神・淡路大震災を経験されていませんが、平さんの演技でその体験を実感したのだとか。「千波の役に入り込んでいた愛梨を見ていたら、本当に怖い出来事があったんだろうなと伝わってきましたし、それを演じていた愛梨はすごいなと思いました」。


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岡本監督に、映画化するにあたってのお気持ちを伺いました。映画化のきっかけは、岡本監督が「E★エブリスタ」という投稿サイトのネット小説大賞の審査員をしていたことから始まります。野咲あやさん原作の同名小説は、「E★エブリスタ電子書籍対象2013」で三交賞と読売テレビ放送賞をW受賞。岡本監督は、最初に原作を読んだ際、「すごくいいお話で、なおかつ、僕は兵庫県出身なんですが、淡路島が舞台になっていて。地元に対する愛情がありましたので、ぜひ映画化したいと思いました」と即決だったようです。そしてぜひ関西で撮りたいという思いから、全編で関西で撮影をしました。


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そうして始まった撮影ですが、現場の雰囲気は平さんの"天然キャラ"が場の雰囲気を和ませていたと岡本監督も遠藤さんも絶賛。「現場がピリピリしていても、愛梨ちゃんはいつもニコニコしていました」(岡本監督)。

主演の青柳 翔さんからは映像でメッセージが届きました! 撮影での印象的な場面を語る青柳さん。「たまたま同じ部屋で平さんと二人のシーンを2つ、撮影したのですが、1つのシーンが終わって次のシーンに入った時、さっき終わったシーンのセリフを僕に投げかけてきたんです。「...」と、「そのシーン、さっき終わったんですけど...」っていう感じの空気が漂ったことが印象に残っています」と、ここでも平さんの天然エピソードが飛び出しました。青柳さんも「平さん、現場を和ませてくれてありがとうございます」と話していました。

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なお、登壇のお三方に青柳さんの印象を尋ねると、岡本監督は「陸という役が原作でもめちゃくちゃ美男子で、見るからにカッコイイんです。なので青柳さんにお願いしたのですが、ストレートに好青年を演じてくれて、普段も好青年でした。撮影を待っている間もずっと現場を離れないし、立ったままで座ろうともしない。高倉健さんのようでした(笑)」とまたまた絶賛。平さんも紳士的な方だったと振り返り、遠藤さん共々「待っている間、自分の方にストーブを当ててくれた」と青柳さんの細やかな気遣いに感動されたご様子でした。

三浦アナウンサーからの質問に対し登壇者が○か×かで回答するコーナー、『摂氏100度の○×』もありました。ストーリーでは"浮気"も一つのキーワードに。そこでまずは浮気は許せますか?という質問を投げかけると、遠藤さんは「○」の札を挙げ「許せる」。実際、浮気されたことがあり、その時は彼女に詰め寄ることもできず、平然と過ごしていたそうです。平さんは「×」で「許せない」。「今回、この役をやらせていただくにあたって、いろんなサイトを調べたんです。浮気された人はどんな気持ちになるのだろうと思って調べたら、本当に傷ついている女性ばかりで、それが一生記憶に残っていく。なので、好きになった最初の気持ちをなんでこんなに侮辱するんだろうとすごく考えました」と熱弁をふるいました。岡本監督も「×」で「許せない」。その真意を詮索する三浦アナウンサーですが「(本心は)結婚しているので語れません」と沈黙を守りました。

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続いて、好きな人に自分から告白できますか?という質問には、男性陣はいずれも「○」。双方とも待っていても来ないので自分から行くのだそう。平さんは「×」。自称「ザ・待つ女」とのことです。

最後の質問は、恋愛は障害があった方が燃えますか?というものでした。平さんは「×」で「平凡が一番」ときっぱり。ただ、平さん自身に障害があるそうで「すごく厳しい兄がいるんです。6人兄弟なんですが、昔から兄に監視されているので」と打ち明けました。岡本監督は「○」と「×」を挙げ、「障害があってもなくても、燃えます」。そして遠藤さんは「今は×かな...」と心境変化があったよう。「実際は障害があった方が燃えますが、でも結婚になるとそれは要らないし...」とのコメントに三浦アナウンサーが「ご結婚はされているんですか?」と質問。すると「ちょっとこれを機に...」と何やら意味深なご発言が! にわかにざわつく会場に向かって「先月の12月25日に入籍いたしました!」と、急きょ、ご結婚のご報告が行われました! 会場は一変、遠藤さんへのお祝いムードに包まれ、温かい拍手が贈られました。


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おめでたい話題でも盛り上がった舞台挨拶。最後は上映に向けてのメッセージをお届けしました。

「震災をテーマにしていますが、最後はほんわかとした気持ちになれる映画だと思います。ぜひ楽しんでください」(遠藤)。「淡路島が舞台の純粋なラブストーリーです。平愛梨ちゃんはテレビと同じように明るく、楽しい方ですが、映画では熱演をされていて、苦しんだり悩んだりしています。普段見られない愛梨ちゃんが見られると思うので、そこをぜひ楽しんでもらえたら」(岡本監督)。「この映画は阪神・淡路大震災という絶対に忘れてはいけないことを、経験されていない方も普段から気を付けて過ごしていかなきゃいけないなと思わせてくれる作品だと思います。この映画を見てくださったお客様にとって活力になれたらと思います。今日から公開なので、これからもよろしくお願いします」(平)

映画『摂氏100度の微熱』は1月24日(土)より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋他、全国順次ロードショー。純度100%のラブストーリーをぜひご堪能くださいね!