よしもとニュースセンター : 大阪の夜をまたまた笑いの渦に巻き込む！「大坂の陣新喜劇」第二弾上演決定

「大坂冬の陣」から400年を記念して昨年10月に上演、大好評を博した吉本新喜劇特別公演「大坂の陣新喜劇〜『君臣豊楽』淀殿の見た夢〜」に続く第二弾が、「大坂夏の陣」から400年となる今年4月に開催されます。題して「大坂の陣新喜劇〜『戦国降幕』笑う忍〜」！　吉本新喜劇座長・すっちーが主役・猿飛佐助を演じるほか、前回アクション俳優顔負けの殺陣で観客の目を釘づけにした水玉れっぷう隊や、清水けんじ、吉田裕など勢いのある若手を中心に、内場勝則、島田一の介といったベテランも出演。いつもとはひと味違う新喜劇流「大坂の陣」を繰り広げます。1月29日（木）に行われた記者会見には、主要キャスト5人が出席し、それぞれの意気込みを語りました。

まずは、なんばグランド花月の新田支配人より、本公演についての説明が。1年を通じてさまざまな夜公演を行うなか、単発イベントではスケジュールが合わず見られなかったりチケットが売り切れてしまうことがあるため、何とか1週間から10日間の公演をやりたいと考えていた時、ちょうど「大坂の陣400年」と「すっちー新座長就任」が重なり「大坂の陣新喜劇〜『君臣豊楽』淀殿の見た夢〜」が実現したとのこと。前回はすっちー扮するすち子を前面に押し出しましたが、今回は真田十勇士を中心としたより男くさいお話に。「新喜劇でしかできない真田十勇士像を見せたい」と語りました。

続いて、すっちー、内場勝則、島田一の介、清水けんじ、吉田裕が舞台衣装をまとって登場。霧隠才蔵役の吉田は、忍びらしく顔のほとんどを隠した姿のため、自己紹介しても周囲から「ほんまに？」といじられてしまいます。本人も「ポスターでも、すっちーさんの衣装と色がかぶってしまってどこにいるかわからない」と不安げ。とはいえ前作で水玉れっぷう隊・アキがかっこよく演じた才蔵を、「僕らしくコメディ感を出して」表現したいとキッパリ。

清水が扮するのは真田幸村。前作では一の介が演じた役ですが、その際、大立ち回りに挑戦して大きな拍手を浴びたことに触れ、「味をしめたのか、途中からどや顔をするようになった」とチクリ。「僕はどや顔をしないように」と自分なりの決意を明かします。

しかし、当の一の介は「どや顔はやりたい」と今回も継続を宣言！　前作の幸村からガラリと変わって今回は徳川家康を演じることになり、戸惑いもあるようですが、「今回は立ち回りがないかな。それだと少し楽なのかも」とほのかな期待（？）も寄せていました。

内場は「大坂の陣新喜劇」シリーズ初参戦。役柄は豊臣秀頼。「このメンバーですから、僕はイケメン路線で頑張りたい」と笑いをまじえて挨拶しました。

久々に男性を演じるすっちーは、「自分でも楽しみ」とニッコリ。吉田扮する才蔵とはライバル関係になりますが、「たぶん（吉田は）本番で顔を全部隠すのでは」とまたしても衣装いじりで先制パンチ。前作では初日に子どもが産まれたため、「今回も誰かの子どもが産まれるのでは」と仰天予言も!?　ここでも吉田を引き合いに出し、「吉田くんに生まれるかも。新喜劇の女性座員と付き合っているかもしれませんよ」と爆弾発言で笑わせました。もちろん、本編の見どころもしっかりアピール。「笑いもふんだんに入った舞台。新喜劇の良さを取り入れ、それでいて泣けるシーンもあります。ぜひ見に来て」と呼びかけました。

この後の質疑応答では、先ほどの「吉田熱愛説」に質問が集中。なんでも吉田は女性座員人気No.1らしく、すっちーはその裏付けエピソードを次々と披露していきます。一方の吉田は「事実無根」と主張しましたが、果たして真相は...？　

普段の新喜劇との違いについてきかれた内場は、「衣装にお金がかかっているところ」と即答。さらに「じっくり見られる舞台。普段の新喜劇と違う面が見られる」とも。しかし最後は「言うときますがメッセージは何もないです」と断言して周囲を爆笑させました。

「どんな佐助を演じたいか」との質問には、「動ける範囲でアクションも頑張りたい」とすっちー。一の介の家康はちょっぴり女好きなキャラクターになるそうで、「相手役のくの一は高橋靖子さん。憧れの人なので、舞台だけでなく現実でも落としたい」と気合を入れていました。また、一の介はプライベートで仲良しのイチロー選手を笑わせるため、新ギャグ「ごめんな、ごめんな、ごーめんな」を考案、舞台で試したいとも。5、6年前からあたためてきたそうですが、「1周まわって面白い」（すっちー）と微妙な反応を返されていました。

すっちーと吉田による「ドリルすんのかい、せんのかい」も、もちろん披露される予定。ここでしか見られない豪華絢爛な新喜劇、歴史を知らなくても笑って楽しめるストーリーで、皆さんをお待ちしています！　お見逃しなく！